作り置きにも便利な「煮卵」
煮卵とは「ゆで卵を煮汁やたれで煮込んだり、漬け込んだりした料理」で味付け卵、味玉とも呼ばれています。ゆで卵を調味液に漬けるだけのものも「煮卵」と呼ばれることもあります。
お弁当にも作り置きにも便利な卵のおかず「煮卵」ですが、「味付けが毎回違う」とか「味付けが決まらない」などのお悩みはありませんか? 半熟卵のかたさも毎回切ってみて、成功した! 失敗した! と一喜一憂したり…。今回はそんなお悩みを解決! ゆで卵の作り方から、基本の煮卵、アレンジまでご紹介します。
基本のゆで卵の作り方
【材料】
卵(Mサイズ) 3個
酢 大さじ1
【作り方】
1.卵は冷蔵庫から出したてのものを使います。室温においてあると季節や地方により温度が変わってしまいます。
2.鍋にお湯を沸かします。(水からゆでると鍋の大きさやお湯の量、火力で加熱時間が変わってしまいます)
3.お湯に酢を加え、鍋にお玉でそっと卵を入れます。※手で入れると鍋底に卵があたり、ヒビが入りやすくなります。
(お酢大さじ1を入れると、割れたときにも卵白が広がりません)
途中菜箸などで卵をそっと転がして黄身が中央にいくようにします。
4.時間を必ず測ります。
6分の黄身が流れるような半熟から30秒ずつ追加してゆでて比較しました。
5.水(夏は氷水)に取り、水の中、または流水の下で殻をむくときれいにむけます。
【POINT】
・水からゆでる方法もありますが、お鍋の大きさ、お湯の量や火力が変わると毎回同じゆで具合にはならないので、お湯からゆでる方法をご紹介しました。
・ゆで上がりは必ず水にとって冷やすことで、余熱で火が入らずに殻もむきやすくなります。
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【失敗なしのゆで卵】いつも同じお好みの固さに仕上がるゆで卵
基本の煮卵の作り方
https://oceans-nadia.com/user/44604/recipe/407764
【材料(3個分)】
卵(Mサイズ) 3個
酢 大さじ1
A水 大さじ4
A醤油 大さじ3
Aみりん 大さじ2
A砂糖 大さじ1
【作り方】
1.半熟卵はお好みのかたさで作ります。
2.鍋にAを入れて沸かし、粗熱を取ります。
3.【容器で漬ける場合】
耐熱容器に2と半熟卵を入れて、清潔なキッチンペーパーをかぶせて、調味液に均一に卵が漬かるようにします。(上下をときどき返します)
【袋で漬ける場合】
ジッパー付き保存袋などに入れて卵が完全に漬かるようにします。空気を抜いて調味液と卵が密着するようにします。
4.卵を切るときには、糸を使うときれいに切れます。切りたい場所にくるりと糸をまわして、糸の両端を左右に引きます。包丁の刃に付いたりせずにきれいに切れます。
【POINT】
・味付けは、基本の調味料の【醤油・みりん・砂糖】を【3:2:1】とした覚えやすい分量です。
・漬けて30分から食べられます。翌日くらいからは味が染み込んで美味しくなります。
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【失敗なしの煮卵】煮卵の黄金比!半熟卵の基本の煮卵〈味玉〉
煮卵のアレンジレシピ
調味料はALL大さじ1!焼肉のたれで作る煮卵
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隠し味はにんにく! 焼肉のたれでコクを出したラーメン屋さんの味玉です。調味料は覚えやすいALL大さじ1。麺類のトッピングはもちろん、お酒のおつまみにもご飯のおかずにも最適です。
【主な材料】
卵
醤油
みりん
砂糖
焼肉のたれ
おろしにんにく
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【ラーメン味玉】絶対に失敗しないALL大さじ1のとろとろ味玉
ごま油をきかせて!中華風味玉
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ごま油が良いアクセントになり、和風の煮卵に変化をつけたいときに。鶏がらスープの素も加えて、うま味アップです。ラーメンのトッピングやお弁当にも。
【主な材料】
卵
醤油
鶏がらスープの素
ごま油
砂糖
●詳しいレシピはこちら
ごま油きかせて中華風味玉#作り置き#お弁当
煮卵レシピは基本の和風味から始まり、このほかにもカレー粉を加えたり、ラー油を加えてピリ辛にしたり、トマトケチャップ味やウスターソース味、チリソースを加えてエスニック味にとさまざまなバリエーションで楽しめます。
お弁当や作り置きに保険のように作っておくと忙しい朝にも安心です。失敗せずに作れると「また作ってみよう!」と思いますよね。ぜひ、お好みの半熟卵のかたさで作ってみてくださいね。
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