知っていると便利!豆腐の種類と使い分け
普段スーパーに並んでいる豆腐には、大きく分けて「木綿豆腐」・「絹ごし豆腐」・「焼き豆腐」の3種類があります。
これらの違いは製造方法です。まず、木綿豆腐は豆乳に凝固剤(にがり)を加えて固めたものを形を崩して型に入れ、重石を乗せて余分な水分をきりながら固めるため密度が高くしっかりした食感に仕上がります。加熱しても形が崩れにくいため、炒め物や煮物料理に向いています。
次に絹ごし豆腐は、豆乳に凝固剤を加えてそのまま固めて仕上げたものです。木綿豆腐のように形を崩したり、重石はしません。水分も多くつるんとした滑らかな仕上がりが「絹」のようであることから絹ごし豆腐と呼ばれています。冷奴や湯豆腐などそのままいただく料理に向いています。
焼き豆腐は、主に木綿豆腐の水分をきって両面を焼いたものです。崩れにくい性質で、すき焼きをはじめ田楽、煮物、炒め物などに向いています。
今回は、晩ご飯のメイン料理になるような豆腐を使った炒めものや煮物をご紹介しますので、これらの調理に向いている木綿豆腐を使っています。
味染みが良くてどんな味付けとも相性◎!豆腐を使ったボリュームおかず5選
ふわふわ食感がたまらない♪豆腐入りあんかけ鶏だんご
鶏だんごはぼそぼそとした食感になってしまうことがありますが、豆腐を入れることでふわふわ食感に仕上がります。さらにあんかけもかけると優しい口当たりに。
こちらのレシピではフライパンに1~2cm程度の油を入れて炒め揚げをしていますが、少ない油で焼けばあっさりヘルシーな豆腐ハンバーグにもアレンジできますよ♪
【主な材料】
木綿豆腐
鶏ひき肉
卵
パン粉
和風だし(顆粒)
しょうゆ
●詳しいレシピはこちら
『豆腐でふわふわ♪あんかけ鶏だんご』
「豆腐×ひき肉」でバッチリ節約!すき焼き風味がおいしい肉豆腐
節約時のお助け食材、豆腐と鶏ひき肉を使って、1人分200円程度ですき焼き気分を満喫できるうれしい一品です♪ フライパン1つで短時間で作れます。
煮崩れしにくい焼き豆腐がおすすめですが、木綿豆腐を焼いて使うアレンジでも問題ありません。タレは濃厚ですが、豆腐の水切りをせずに加えているのでちょうどよく仕上がります。お好みでうずらの卵や卵黄をのせるとまろやかでおいしいですよ。
【主な材料】
焼き豆腐
鶏ひき肉
たまねぎ
豆苗
●詳しいレシピはこちら
『ひき肉でお手軽♪すき焼き風味の肉豆腐』
ナンプラーの濃厚なコクがおいしい!エスニック風味のにら玉豆腐
今が旬で香りの良いにらを使ったにら玉に、豆腐を加えてボリュームアップしました。使用する肉の量が少ないですが、ナンプラーの濃厚な風味で満足感が出ます。
豆腐の水分をしっかり切って片栗粉をまぶして焼くことで、崩れにくく、味が染み込みやすくなりますよ。
【主な材料】
木綿豆腐
卵
にら
豚薄切り肉
ナンプラー
●詳しいレシピはこちら
『にら玉豆腐のエスニック炒め』
作り方を覚えておくと便利!豆腐料理の定番「マーボー豆腐」
予算控えめでボリューム満点の豆腐料理といえばコレ! 市販の素を使わなくても、身近な調味料を使って10分で作れるお手軽レシピをご紹介します。
水溶き片栗粉は最初に作って10分程度置いておくと、とろみがつきやすくなります。子供向けに辛味を控えたい場合は、唐辛子と豆板醤の量を減らしてください。
【主な材料】
木綿豆腐
豚ひき肉
長ねぎ
にんにく
しょうが
唐辛子
みそ
しょうゆ
豆板醤
●詳しいレシピはこちら
『コスパ優秀◎マーボー豆腐』
冷めてもおいしい♪作り置きもできる炒り豆腐
豆腐、肉、野菜、海藻といろいろな食材を使った栄養満点で彩りも良い一品です。できたて熱々はもちろん、冷ましてじっくり味を染み込ませてもおいしいので、作り置きにもおすすめですよ。
豆腐は炒めながら水分が飛ぶので、しっかり水切りする必要はありません。しょうゆの代わりに白だしを適量加えると、よりしっかりとした味に仕上がります。
【主な材料】
木綿豆腐
鶏ささ身肉
にんじん
ほうれん草
ひじき
すりごま
●詳しいレシピはこちら
『栄養満点◎ 炒り豆腐』
いかがでしたか? 豆腐の魅力はお手頃値段のみならず、栄養価も見逃せません。普段の食卓に豆腐を上手に取り入れれば、節約しながらヘルシーな食生活になって一石二鳥ですね! ぜひ、ご活用ください。
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