お腹にやさしくてうま味たっぷり。今年のイチオシは「菌活鍋」!
秋も深まってきて、朝晩はずいぶんと冷え込むようになりました。寒くなってくると恋しくなるのが鍋料理。
鍋料理には具材も味付けもさまざまなものがありますが、今年は「菌活」を意識したきのこたっぷり「菌活鍋」はいかがでしょうか。
「菌活」とは、身体に良い働きをする菌を積極的に食事から取り入れること。秋の味覚の代表格でもあるきのこも、実は身体に良い働きをする菌類なのです。さらに、きのこは食物繊維も豊富なことから、便秘の解消や腸内環境の改善にも役立ちます。腸内環境が整うと代謝や免疫力が高まるので、健康で元気な身体作りにつながるというわけです。
また、きのこのほかにも菌活として積極的に摂りたい食品に、塩麹や味噌、納豆、ヨーグルトなどの発酵食品も挙げられます。発酵食品は、麹菌や納豆菌などの身体に良い菌を食品に加え、食品に含まれている成分を菌が分解することで新たな成分へと生まれ変わらせたもの。栄養価やうま味がアップしているのが特徴です。
そこで今回は、具材にきのこ、味付けには塩麹などの発酵食品を使い、身体に良い菌を効率的に摂取できるおすすめの鍋料理をご紹介します!
子どもから大人まで楽しめる!味付けいろいろ菌活鍋4選
みんな大好き甘辛味♪きのこと牛肉のすき焼き風鍋
家族みんなが大好きな甘辛いつゆで煮込んだすき焼き風の鍋です。きのこはしめじ・えのきたけ・エリンギを使いました。エリンギは大きめに切り、エリンギ特有のコリコリとした食感を楽しめるようにしています。つゆに使った醤油は、大豆と小麦で作った麹に塩水を加えて発酵・熟成させた発酵食品の1つ。一番身近な調味料で菌活できるのがうれしいですね。
【主な材料】
・牛こま切れ肉
・エリンギ
・しめじ
・えのきたけ
・みりん
・酒
・醤油
・砂糖
●詳しいレシピはこちら
『たっぷりきのこと牛肉のすきやき鍋』
うま辛風味で身体ポカポカ。きのこと鶏団子のキムチ豆乳鍋
豆腐入りのふんわりと柔らかな鶏団子と、きのこたっぷりの豆乳鍋です。豆乳のマイルドな味わいがきのこのうま味を引き立てます。きのこはお好みのものを入れてください。小さな子どもでも食べやすいやさしい味なので、大人向けにはキムチを加えて味に変化を付けるのも◎。
キムチも発酵食品なので乳酸菌などの効果により免疫力アップが期待できます。キムチに使われている唐辛子や生姜には新陳代謝を活発にし体を温めてくれる効果がありますよ。辛いのが苦手な方は、キムチではなく味噌を溶き入れるのもおすすめです。
【主な材料】
・キムチ(市販)
・鶏ももひき肉
・しめじ
・えのきたけ
・豆乳
・醤油
●詳しいレシピはこちら
『きのこと鶏団子のキムチ豆乳鍋』
柔らかい鶏肉のうま味たっぷり!きのこと手羽先の塩麹鍋
鶏手羽ときのこのうま味が溶け込んだスープに、塩麹で味にアクセントを付けた鍋です。きのこは何を使ってもOKですが、まいたけは歯ごたえと独特の香りが楽しめるのでおすすめ。栄養価にも優れていて、ビタミンやミネラルも含まれています。
塩麹は最近では万能調味料としておなじみかと思います。塩・麹・水を発酵させてできる塩麹は、たんぱく質を分解してお肉を柔らかくする効果もあるので、鍋料理にもぴったりですね。レシピではストウブ鍋を使用していますが、土鍋やホットプレート鍋でも工程は変わりません。
【主な材料】
・鶏手羽先
・しめじ
・まいたけ
・ブロッコリー
・液体塩麹
●詳しいレシピはこちら
『きのこと手羽先の塩麹鍋』
秋の味覚たっぷり!きのこと牛肉の芋煮風鍋
東北地方の郷土料理「芋煮」をイメージしたお鍋です。牛肉ときのこがたっぷり入っていて、柔らかく煮えた里芋のねっとりとした食感もたまらない美味しさ。今回は醤油ベースの味付けにしましたが、芋煮は地域によって味噌で味付けする場合もあります。どちらも美味しいのでお好みの方で味付けしてみてくださいね。こちらも土鍋やホットプレート鍋でも工程は変わりません。
【主な材料】
・牛こま切れ肉
・まいたけ
・しめじ
・里芋
・出汁
・醤油
・砂糖
・酒
●詳しいレシピはこちら
『きのこたっぷり!里芋と牛肉の芋煮風汁』
手頃な価格で買うことができてヘルシーなきのこは、主婦にとって強い味方ですよね。鍋料理に使うとカサが減って一度にたくさん食べられるのもうれしいところ。味付けに発酵食品を使うなど、身体に良い菌を含む食材を上手に組み合わせて効率よく美味しく「菌活」を楽しみましょう!
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