ゴーヤを甘辛くすき焼き風に仕上げ、一品で栄養バランス満点に。 下処理とお肉の旨みで、苦味はかなり抑えられます。 時短かつ、お肉を柔らかく仕上げる作り方です。
ゴーヤの下ごしらえは、塩だけでなく砂糖も一緒にもみ込むことで、より苦味がやわらぎます。 牛肉は初めに煮汁で茹でて取りだし、煮汁をにつめて最後に戻し入れる方法で、柔らかく仕上がり味もぼやけません。
ゴーヤはワタをスプーンなどで取り除き、薄切りにし、Aをまぶしてしばらくおく。 水分が出てしんなりしたら、たっぷりの水にさらして、水気を切っておく。 ※さらに苦味を取りたい場合、このあとさっと茹でて水気を切る。 ※薄く切るほど、苦味は感じにくくなります。
牛細切れ肉は、大きければ食べやすい大きさに切る。 にんじんは、斜め薄切りにしてから約1cm幅に切る。 しめじは、石づきを取り小房に分ける。
フライパンにB 水50cc、みりん大さじ2、しょうゆ大さじ1を入れて中火にかけ、牛肉を茹でる。 (激しく沸騰させるとお肉が固くなるので、ゆっくり加熱する。) 火が通ったらすぐに、お皿などに取り出す。
2のフライパンに、にんじん、ゴーヤー、しめじを加える。 蓋をして沸騰後、弱めの中火で7分煮る。
にんじんに火が通ったら、蓋を取って火を強め、水分がほとんどなくなるまで煮詰める。
取り出しておいた牛肉を戻し入れ、さっと混ぜる。
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2023/10/04 18:51
河埜 玲子
医師・料理家・キッズ食育マスタートレーナー
医師・料理家・日本キッズ食育協会医学アドバイザー・キッズ食育マスタートレーナー。11歳の娘を持つ医師。 「家庭のキッチンで出来る病気予防」をテーマに、忙しくても実現可能な簡単・美味しい健康レシピを提案。食の観点から予防医学を家庭に広げていきたいと思っている。 また、子どものうちに正しい食の知識を身につけることが、将来の健康に非常に重要だということから、子どもの食育を広げる活動も行っている。 子育てをしながら仕事を続ける自らの経験をもとに、 忙しくても、子どもに栄養満点で手作りのお料理を食べさせてあげたいという願いを叶える、栄養バランスが取れる時短・作り置きレシピを発信。 著書 「医師が教える 一品で栄養バランスが取れるレシピ」(SBクリエイティブ)。