ふわふわツイストドーナツ
みんなが大好きなドーナツも、実はパンのひとつ。イーストで作るとふんわり軽い仕上がりになります。今回はドーナツ型がなくても作れる、ツイスト成形です。揚げ物が少し面倒だなと感じてしまうけれど、できあがったときの美味しさを味わったら、また作りたくなってしまいますよ。
ツイストドーナツの作り方
【材料(8個分)】
強力粉 100g
薄力粉 50g
A砂糖 30g
A卵 25g
Aドライイースト 3g
塩 2g
バター(無塩) 20g
牛乳 65~75g
【作り方】
生地をこねる~一次発酵までは基本の丸パンの生地とほとんど同じです。
●基本の丸パンのレシピはこちら
『基本の丸パン。』
1.材料を準備する。
・粉類を混ぜ合わせる。
・大きいボウル(ボウルA)に粉類の半量とAを入れます。卵はイーストの入ったボウルにイーストから離して入れてください。卵は水分の一部と考えて作ります。
・小さいボウル(ボウルB)に残りの粉類と塩、角切りにした無塩バターを入れます。
・牛乳は人肌程度に温めて使います。
2.生地を混ぜる。
ボウルAのイーストめがけて牛乳を加え、粘りが出てなめらかになるまでヘラで手早く混ぜます。ボウルBを加えてさらに混ぜ、ひとかたまりになったら台に出してこねていきます。
3.生地をこねる。
生地を伸ばしたり叩いたりを繰り返します。バターが生地になじんできたら、叩きも加えながらこねていきます。ベタついてデコボコしていた生地が、手にベタつかず表面がなめらかになるまで5~10分ほどこねます。
4.一次発酵させる。
生地の表面をぴんと張るようにして丸め、とじ目を下にしてボウルに入れてぴったりとラップをし、2倍の大きさに膨らむまで暖かいところに置きます。発酵時間はオーブンなどの発酵機能を使うと40℃設定で30~40分、暖かい季節の常温なら60分程度で膨らみます。粉をつけた指で押して、戻ってこなければ発酵完了のサインです。
5.ベンチタイム。
一次発酵が終了したら生地を取り出して8等分に丸め直し、とじ目を下にして置き、かたく絞った濡れ布巾をかけて10分おきます(ベンチタイム)。
6.生地を伸ばす。
生地ひとつを取り出してとじ目を上にして置き、麺棒で楕円形に伸ばしたら、手前からくるくると巻いて棒状に。それをさらに両手で転がしながら中心から外側に向かって伸ばしていきます。25~30cm程度の長さになればOK。無理に生地を伸ばそうとすると生地が切れてしまうので、優しく伸ばしていきましょう。
7.成形する。
生地を細長く伸ばしたら、片方の手を手前にもう片方の手を奥に動かして転がしながら生地をねじります。両端を持って持ち上げると生地が自然とくるりと巻いた状態になるので、手で少し形を整えます。持ち上げた両端はしっかりとつまんで閉じておきましょう。
8.二次発酵する。
オーブンシートを敷いた天板にのせて、暖かいところで乾燥させないように二次発酵します。
9.揚げる。
揚げ油は160~170℃の低めに設定して、発酵が終わった生地を優しく持って油に入れます。両面がきれいにきつね色になるまで揚げます。油から上げるときはしっかりと油をきりましょう。
10.砂糖をまぶす。
粗熱が少し取れて触れるくらいになったら、砂糖をまぶします。ビニール袋などにグラニュー糖と揚げたドーナツを入れて空気を入れて口を閉じ、振りながら砂糖をまぶします。ドーナツが冷めるとうまく砂糖がつかないので、温かいうちにまぶしましょう。
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『ツイストドーナッツ。』
ホットミルクと一緒に食べたくなるような、ふんわり軽いツイストドーナツ。冬のおうち時間にのんびりと作ってみてくださいね。
これまでのパン連載はこちら
・栁川さん家のパンのある生活