【栁川さん家のパンのある生活~第23回~】優しい甘さのミルクフランス

「シンプルな料理をより美味しく!」をモットーに、毎日食べても飽きない「おうちごはん」が得意な栁川かおりさん。インスタグラムやブログではパンレシピを度々アップし、定評を集めています。そんな栁川さんに「栁川さん家のパンのある生活」と題し、パンのこね方から、アレンジ方法まで幅広くご紹介していただきます。 今回は、少しやわらかめのソフトフランスに濃厚なミルククリームをたっぷり挟んだ「ミルクフランス」です。ぜひ作ってみてくださいね。

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ミルククリームたっぷりのソフトフランス

パン作りに少し慣れてくると、パリッと焼けたハード系のパンに憧れてしまいます。材料はシンプルなのに、こね方や成形、焼き方のほんの少しの違いでいろいろなパンになるから、ハード系のパンを作るのは面白くて難しいんですよね。今回は、本格的なフランスパンを作る前に、材料だけハード系に近づけた少しやわらかめのソフトフランスを作ってみましょう。甘いミルククリームをサンドするのは、むしろこちらのソフトフランスの方が合いますよ。

ハード系のパンとの一番の違いは、油分が入らないこと。粉と水と塩が基本で、発酵を促すために少しだけ砂糖も入れます。本来はハード系パンの専用の粉があるのですが、強力粉に少し薄力粉を加えることで代用できます。

 

ミルクフランスの作り方

【材料(6個分)】
強力粉 120g
薄力粉 40g
A砂糖 5g
Aドライイースト 2g
塩 3g
水 110~120g
<ミルククリーム>
バター(無塩) 50g
砂糖 25g
コンデンスミルク 25g

【作り方】
生地をこねる~一次発酵までは基本の丸パンの生地とほとんど同じです。

●基本の丸パンのレシピはこちら
『基本の丸パン。』

1.材料を準備する。

・粉類を混ぜ合わせる。
・大きいボウル(ボウルA)に粉類の半量とAを入れます。
・小さいボウル(ボウルB)に残りの粉類と塩を入れます。
・水は人肌程度に温めて使います。

2.生地を混ぜる。

ボウルAのイーストめがけて水を加え、粘りが出てなめらかになるまでヘラで手早く混ぜます。ボウルBを加えてさらに混ぜ、ひとかたまりになったら台に出してこねていきます。

3.生地をこねる。
生地を伸ばしたり叩いたりを繰り返しながら、表面がなめらかになるまで5~10分ほどこねます。

4.一次発酵をする。
生地の表面をぴんと張るようにして丸め、とじ目を下にしてボウルに入れてぴったりとラップをし、2倍の大きさに膨らむまで暖かいところに置きます。発酵時間はオーブンなどの発酵機能を使うと40℃設定で20~30分。粉を付けた指で押して、戻ってこなければ発酵完了のサインです。

5.分割する。

一次発酵が終わったら生地を台に出して6等分にして丸めます。基本の丸パンの生地よりもべたつきやすいので、軽く手に強力粉を付けると作業しやすいです。粉を付けすぎると生地同士がくっつきにくくなるので、ほんの少しだけ使うようにしてください。とじ目を下にして置き、かたく絞った濡れ布巾をかけて10分置きます(ベンチタイム)。

6.成形する。

生地をひとつ取り出してとじ目を上にして台におき、麺棒で楕円形に伸ばします。横長になるように手前から巻き、とじ目をしっかりと閉じます。両脇は閉じなくてもOKです。

7.生地を伸ばす。

両手で生地を転がしながら、18~20cmくらいの長さになるまで伸ばします。手を中央から外側に向かうように転がし、力を均一にかけるようにして太さが均一になるようにします。

8.二次発酵をする。

二次発酵するときには、パンマット(製菓用のキャンパス生地)を使います。ハード系のパンは水分が多いので、生地が横に広がるのを防ぐのと、適度に表面の水分を逃してくれます。使い方は布をつまんで波打つように立てて、その溝にパン生地を並べるようにします。これを「布どり」と言います。上にパンマットをかぶせてさらに濡れ布巾をのせて乾燥を防ぎ、この状態で暖かいところで30~40分おいて二次発酵します。

9.天板に並べる。

生地がひとまわり大きくなったら、生地をつぶさないように優しく持ち上げてオーブンシートを敷いた天板に並べなおします。

10.切り込みを入れる。

表面に茶こしなどで強力粉(分量外)を振って、よく切れるナイフで縦に1本長く切り込みを入れます。このときナイフの刃は斜めに。しっかりと切り込みを入れるときれいに開きます。

11.焼成する。

250℃に予熱したオーブンで8~10分焼きます。しっかりと焼き色を付けるように焼き込みます。オーブンにスチーム機能がついている場合は、はじめの3分ほどスチームを入れます。スチーム機能がない場合は、オーブンに入れる前に霧吹きで水をかけてから入れると、表面がパリッと焼きあがります。

12.ミルククリームを作る。

ミルククリームを作ります。室温に戻したバターを泡だて器でなめらかになるまで混ぜて、砂糖とコンデンスミルクを加えて混ぜるだけでOKです。目安はバターと甘み(砂糖+コンデンスミルク)が同量ですが、砂糖のじゃりじゃり感やコンデンスミルクの甘さはお好みによって割合を変えても大丈夫です。

13.ミルククリームを挟む。

パンの粗熱が取れたら横に切り込みを入れて、たっぷりとミルククリームを挟んで完成です。

●このレシピをお気に入り保存する
『ミルクフランス。』



今回はミルクフランス用に細長い成形にしましたが、基本の丸パンのように丸く作ってもいいですよ。そのときは、布どりは必要ありません。シンプルなパンなので、ミルククリームを入れずにそのまま食事パンとしても美味しいですよ。ぜひお試しください。

 

これまでのパン連載はこちら
・栁川さん家のパンのある生活

 

このコラムを書いたNadia Artist

栁川かおり
https://oceans-nadia.com/user/11285

 

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