夏に作るなら、とうもろこしのフォカッチャ。
フォカッチャは、いろいろなアレンジができる生地のひとつ。ふんわり厚めに焼いてもいいし、ピザのように広げて好きなトッピングをのせてもいいし、生地に具を混ぜ込むこともできます。夏に作るなら断然とうもろこし入りのフォカッチャ。とうもろこしの甘さに塩味が美味しいアクセントになりますよ。
【材料(15cm角型1台分)】
とうもろこし 正味100g
準強力粉 200g(薄力粉40g+強力粉160gでも代用可能です)
砂糖 8g
ドライイースト 3g
塩 4g
オリーブオイル 10g
水 110~120g
【作り方】
ベースの生地は「厚焼きフォカッチャ」と同じものを使いますが、とうもろこしが入る分、少し水分を控えめにした方が作りやすいので、ほんの少し水の分量が少なくなっています。
●厚焼きフォカッチャのレシピはこちら
『厚焼きフォカッチャ。』
1.とうもろこしを準備する。
とうもろこしは生のものでも、ゆでたものでもOK。包丁で実を削ぐように切り落とします。キッチンペーパーなどに広げてのせて、余分な水分をのぞいておきます。とうもろこしの準備はこれで完了。
2.生地の材料を準備する。
・大きいボウル(ボウルA)に半量の準強力粉、砂糖、ドライイーストを入れます。
・小さいボウル(ボウルB)に残りの準強力粉と塩を入れます
・オリーブオイルは計量しておき、水は人肌に温めたものを使います。
3.生地を混ぜる。
ボウルAのイーストめがけて水を加え、粘りが出てなめらかになるまでヘラで手早く混ぜます。
ボウルBとオリーブオイルを加えてさらに混ぜ、ひとかたまりになったら台に出してこねていきます。
4.生地をこねる。
生地を伸ばしたり叩いたりを繰り返し、5〜10分ほどこねます。
5.とうもろこしを練り込む。
生地が滑らかになったら手で広げて、上にとうもろこしをのせます。手前からくるくると巻いて、縦においてまた巻いて丸くまとめます。
もう一度軽く広げて巻くことを繰り返します。こぼれたとうもろこしはその都度生地にのせるように。多少、台に残っていても気にせずに2~3回繰り返して丸くまとめます。あまりたくさん混ぜ込むと、どんどん水分が出てきてまとまりにくくなるので注意してくださいね。
6.一次発酵をする。
生地の表面をピンと張るようにして丸め、とじ目を下にしてぴったりとラップをし、2倍の大きさに膨らむまで暖かいところにおきます。生地に入りきらなかったとうもろこしはボウルの底に入れておけばOKです。発酵時間はオーブンなどの発酵機能を使うと40℃設定で30~60分。粉をつけた指で押して、戻ってこなければ発酵完了のサインです。(一次発酵30〜40℃)
7.ベンチタイム。
一次発酵が終了して生地が2倍に膨らんだら、生地の中に入った空気を手のひらでポンポンと押さえて抜きましょう(ガス抜き)。台に出し、丸めます。表面がピンと張るように丸めて、とじ目を下にしておき、かたく絞った濡れ布巾をかけて15分おきます(ベンチタイム)。
8.成形する。
生地を取り出してとじ目を下にしておき、麺棒または手で15cm×15cm程度の四角形に伸ばします。はじめに十字に麺棒を押し付けてから、中心から外に向かって麺棒を動かすようにして伸ばして、四隅を引き延ばすようにすると四角くなりますよ。
9.形を整える。
オリーブオイル(分量外)を塗った型に生地を入れて、手で軽く押しながら形を整えます。隅まで生地がいくように。表面に薄くオリーブオイル(分量外)を塗り、指で数か所穴を開けます。型の底に指が届くくらいしっかりと押し付けてOK。上に塩をふっていきます。あれば岩塩がおすすめです。
10.焼成する。
210℃に予熱したオーブンで18分~20分焼き、網にのせて冷まします。
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『とうもろこしのフォカッチャ。』
塩味がしっかりめについていた方が美味しいです。食べるときは、オリーブオイルと塩を少しつけながら食べるのがおすすめ。子どもたちは「10倍美味しくなる!」と言っていました! ぜひ作ってみてくださいね。
これまでのパン連載はこちら
・栁川さん家のパンのある生活