使い切れない調味料の代表、ナンプラー
ナンプラーとは何でしょう?
最近のアジア料理人気で、その味を知ってる方も、使ったことがある方も増えていますよね。
ちょっと前までは、ニガテだという声をよく聞いていたのですが、だいぶ浸透してきたように感じます。
でも、買ったけれど「使い方がよく分からない」、「使い切れない」という声もよく耳にします。
なかには開封して冷蔵庫に入れっぱなしで数年経ってしまった、という経験をされている方も多いのではないでしょうか。
私にとっては、日常でいつも使う調味料のひとつ。
日本のしょうゆより強いうま味があるので「便利で美味しいな~」と、ついついナンプラーに手が伸びます。
そんなナンプラーの魅力をご紹介いたします!
ナンプラーはタイ料理以外には使えない?
タイ料理に欠かすことのできないしょうゆ状調味料。魚を塩とともに漬け込み、発酵させて出来た液体のこと。
いわゆる「魚醤」というものです。
大豆から作られるしょうゆとの違いは、見た目は薄口しょう油のように透明感があって薄い色、独特の香りと味、強いうま味、キリッとした強めの塩け、といったところでしょうか。
こう書くと、しょうゆと似ているのですが、しょうゆで作る料理をナンプラーにしたとたん、一気にアジアな味に変わってしまいます。
つまり、似ているようで全く違う味になるんです。
では、タイ料理以外にナンプラーは使えないのでしょうか?
実はそういうわけではありません。
しょうゆを使うレシピなら、ナンプラーに置き換えもできる!
先に「しょうゆで作る料理をナンプラーに」と書きましたが、それが使い方のコツのひとつ。
しょうゆを使っている料理はナンプラーに置き換えられる可能性があります。
しょうゆもナンプラーもどちらもうま味と塩味の調味料。共通点ももちろんあるわけです。
ただ独特の香りがありますから、単純に置き換えれば良い、ということではありません。
たとえば肉じゃがを作るときにナンプラーを使うなら、香菜やしょうがなどの薬味を加える、というようにすれば、クセがうま味のひとつに変身します。
いつもの肉じゃがも作り方次第で東南アジア風の創作料理が作れちゃいますよ。
ナンプラーの簡単レシピ;茹で野菜と和える
おすすめは、おひたしなどさっと茹でた野菜をナンプラーで調味する使い方。
野菜とナンプラーの相性はとてもよく、茹でただけの野菜をナンプラーで和えるとダシ浸しのような感じに。
これに少しの砂糖とレモン汁を加えれば、あっという間に本格的なタイ料理「ヤム(和え物)」になります。
ナンプラーの簡単レシピ;ダシ代わりに使う
さらに、ナンプラーに含まれる「魚のうま味」を利用してダシ代わりに使うこともできます。
スープや雑炊のダシ代わりに薄めて使ったり、卵焼きに加えればちょっと出し巻き卵風に。
私は暑い時期は、水で薄めて薬味と共にご飯にかけて「冷やし茶漬け」にすることもありますよ。
かつおダシをきちんととるよりはうま味分が少ないですが、それでもさっと調理したいときには、ナンプラーの「魚のうま味」がとても重宝します。
こうして見ると、ナンプラーは<しょうゆ+魚介の風味>と捉えておくと良いかもしれません。
それさえおさえておけば、日常の食事でナンプラーが活躍する場が一気に広がりますよ。
ナンプラーレシピを5つご紹介!
では、ここでナンプラーを使ったレシピを5品ご紹介します!
おすすめの「野菜をナンプラーで和える」はこちらを参考に。
https://oceans-nadia.com/user/14317/recipe/115241
詳しいレシピはコチラ
ついついビールが進んじゃう!にんじんのソムタム
ナンプラーで雑炊はこう作ります♪
詳しいレシピはコチラ
喉風邪に!5分で完成♪とろ~り熱々、おろしレンコン雑炊
これを参考に、焼きうどんをナンプラーで味付けしてみて!
詳しいレシピはコチラ
パパッと出来てすぐ美味しい♪タイ焼きそば、パッタイ
肉の下味にナンプラーって最高なんです。
https://oceans-nadia.com/user/14317/recipe/128268
詳しいレシピはコチラ
タイの屋台メニュー!鶏肉のあぶり焼き、のガイヤーン
https://oceans-nadia.com/user/14317/recipe/116356
詳しいレシピはコチラ
時間が美味しくしてくれるんです♪タイの豚焼き、ムー・ピン
ちょっとクセがあって使い切れない、という方は、お肉の下味や雑炊に使ってみてください。
しっかり熱を加えると、香りと風味がマイルドになりますよ。
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