ご飯がすすむおかずの定番!「牛肉のしぐれ煮」
甘辛い牛肉にしょうがの風味が美味しい、ご飯がすすむおかずの定番「牛肉のしぐれ煮」。普通の佃煮と違い、牛肉のうま味がたっぷり味わえる特別感で幅広い世代に人気のしぐれ煮ですが、肉がかたくなってしまう、冷めると脂が白く固まる、難しそう・・・など悩みも多いメニューです。
今回は、そんなお悩みを一気に解決するべく、作り方のポイントを細かくご紹介。実はシンプルで簡単に作れる「牛肉のしぐれ煮」で、いつものご飯をちょっぴり贅沢に楽しんでみませんか?
お肉やわらか!絶品「牛肉のしぐれ煮」の作り方
【材料(4人分)】
牛肉(こま切れ肉、切り落としなど) 300g
しょうが 30g
A水 大さじ4
A酒 大さじ4
A醤油 大さじ3
Aみりん 大さじ3
A砂糖 大さじ2
【作り方】
1.しょうがはスプーンで皮を剥く。
【POINT】
・しょうがは小さめのスプーンで皮をこそげ取るようにすると、でこぼこして剥きにくい部分もきれいにむだなく剥くことができます。
2.しょうがをせん切りにする。
しょうがは皮に入っている線に対して垂直に繊維が入っているため
(1)まず繊維に沿って平行に薄切りし
(2)ずらして置いて繊維に沿ってせん切りする。
【POINT】
・しょうがは、繊維の向きに合わせて切り方を変えることで見た目や食感が変わります。
繊維に沿って切ったせん切りは、見た目がまっすぐきれいで、歯ごたえが楽しめる仕上がりに。逆に、やわらかく仕上げたい場合は、見た目は少し悪くなりますが繊維に対して垂直に繊維を断つように切ってください。
・しょうがを細く切ることで、しょうがの辛味を抑え、風味だけが楽しめる仕上がりになります。
3.牛肉を食べやすい大きさに切る。鍋にお湯を沸かし、沸騰したら牛肉を入れてサッと混ぜ、ザルにあける。
【POINT】
・牛肉はこま切れや切り落とし肉などお買い得価格のもので美味しく作ることができます。
・牛肉をサッと湯通しすることで、生の牛肉を煮汁にそのまま入れて煮汁が煮詰まるまでに時間がかかって肉がかたくなるのを防ぎます。
・牛肉を湯通しすることでアクや余分な脂が落ち、冷めても脂が白く固まりませんよ。
4.鍋にAを入れて混ぜ合わせ、火にかける。沸騰したらしょうがを入れ、中火で2〜3分煮て少し煮汁を煮詰める。
【POINT】
・先に少し煮汁を煮詰めることで、牛肉を煮すぎて肉がかたく仕上がるのを防ぎます。
・しょうがが辛くなく、子どもも食べやすいようにしっかりしょうがを煮ていますが、しょうがの風味や食感を楽しみたい場合は工程5の最後に加えて混ぜ合わせてください。
5.牛肉を入れ、煮汁がなくなるまで混ぜながら煮る。
【POINT】
・牛肉に火を通し過ぎるとかたくなるので、煮込むのではなく、煮汁を牛肉に絡めるイメージで混ぜてください。
・お好みで七味唐辛子やねぎを添えても美味しいですよ。
・今回はシンプルにしょうがのみで作りましたが、ごぼうや玉ねぎ、こんにゃくなど入れても美味しく仕上がります。
●このレシピをお気に入り保存する
ご飯が止まらない!お肉柔らか♡絶品「牛肉のしぐれ煮」
冷凍保存で便利な常備菜
多めに作った牛肉のしぐれ煮は冷凍保存がおすすめ! 粗熱が取れてから1回分ずつラップで包み、ジッパー付き保存袋などに入れて冷凍すると便利に使えます。空気に触れると味の劣化が進むので、空気が入らないようきっちり包んで保存してください。
食べるときは自然解凍してレンジで温めるだけでOK。
冷蔵保存で4日、冷凍保存で1か月を目安に食べ切ってくださいね。
しょうがの保存方法
しょうがはそのまま保存すると乾燥したりぬめりが出て傷みやすいですが、水に漬けて冷蔵庫で保存すると鮮度や風味を保って1か月程度保存することができます。
・しょうがはきれいに洗い、容器にしょうがとしょうががかぶるくらいの水を入れ冷蔵庫で保存してください。3〜4日に1度水を入れ替えてくださいね。
・せん切りしたしょうがをラップに包んで冷凍保存しても便利に使えますよ。
ご飯のお供はもちろん、お弁当のおかずやおにぎり、うどんのトッピング、丼やコロッケ…など、アレンジも自在に楽しめる「牛肉のしぐれ煮」は、美味しく食べられるだけでなく、牛肉のたんぱく質と、たっぷりしょうがで夏バテ予防にもぴったり! ぜひ、作り置きや常備菜に活用して、暑くなるこれからの季節を元気に乗り切ってくださいね。
これまでにご紹介した【何度も作りたい定番レシピ】はこちら
●こちらのコラムもチェックしてみてくださいね。
・お手頃価格でも満足感たっぷり!牛薄切り肉で作る人気おかずレシピ15選
・本当に美味しい牛丼|何度も作りたい定番レシピVol.20