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    • 公開日2021/05/15
    • 更新日2021/05/15

    本当に美味しい牛乳プリン|何度も作りたい定番レシピVol.200

    口いっぱいに広がるミルクの優しい味わいが懐かしさを感じさせる「牛乳プリン」。材料が少なく簡単に作れるので、暑い日のスイーツとしてもおすすめです。今回は、基本の牛乳プリンの作り方を詳しくご紹介します。ゼラチンの種類別の作り方もありますので、参考にしてくださいね。Nadiaで人気の料理研究家が自信を持っておすすめする定番レシピシリーズです。

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    本当に美味しい牛乳プリン|何度も作りたい定番レシピVol.200

     

    暑い日にうれしい「牛乳プリン」

    暑い日に冷蔵庫にあるとうれしいひんやりデザート。口いっぱいに広がるミルクの優しい味わいが懐かしさを感じさせる牛乳プリンはいかがでしょうか。

    プリンといえば卵と牛乳で作られる蒸したカスタードプリンをイメージされる方も多いかもしれませんが、キッチンの暑さと闘わずにできる上に失敗も少なくくちどけが良いゼラチンで作る牛乳プリンは夏場のデザートにおすすめです。

    なめらかでくちどけの良い食感のプリンを作るにはゼラチンの量にポイントがあります。材料3つで簡単に作れ、とろけるようなふるふる食感の牛乳プリンをご紹介します。

     

    ゼラチンについて

    ゼラチンにはふやかして使う粉ゼラチン、板ゼラチン、ふやかさずに熱い液体に振り入れて使うタイプのゼラチンがあります。
    レシピに使用しているのはふやかさずに熱い液体に直接加えることができ、ゼラチン5gで250~300mlの液体を固められる商品です。商品によって使用方法や固められる液体の量に違いがありますのでご注意ください。ゼラチンについてはレシピのあとに詳しくご紹介しています。

     

    基本の牛乳プリンの作り方

     

    【材料(100ml容器に3個分)】

    牛乳 300ml
    砂糖 30g
    ゼラチン 3g

     

    【作り方】

    1.牛乳と砂糖を鍋に入れ、沸騰直前の80℃程度まで温める。

    【ポイント】
    ゼラチンを溶かすときの液体の温度は商品によって違います。ゼラチンのパッケージなどに書いてありますので、その温度を参考にしてください。

    2.火を止めてからゼラチンを振り入れてよく混ぜ、ゼラチンを溶かす。

    【ポイント】
    温めた液体に直接振り入れて溶かすことのできるゼラチンを使用する場合の作り方です。あらかじめふやかしておく必要のあるゼラチンもありますので、商品パッケージの説明をご参照ください。
    ゼラチンを加えた液体を沸騰させると固まりにくくなることがありますので、必ず火を止めてからゼラチンを加えてください。

    3.茶こしで濾す。

    【ポイント】
    溶け残ってしまったゼラチンのダマや牛乳の膜を取り除き、なめらかな食感にするために濾します。

    4.粗熱を取って容器に注ぎ入れ、冷蔵庫で4~5時間冷やす。

    ゼラチンの使用量が少ないレシピですので、冷やし固めるのに通常より長く時間がかかります。

    https://oceans-nadia.com/user/199129/recipe/412052

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    材料3つで簡単!フルッフル♪牛乳プリン

     

    ふやかしてから使う粉ゼラチンの場合

    粉ゼラチン3gを水大さじ1に振り入れて15分ふやかす。牛乳は270mlに減らす。

    【ポイント】
    必ず水の入った容器に粉ゼラチンを振り入れてください。粉ゼラチンに水を注ぐとダマになってうまくふやかせないことがあります。ふやかし方が十分でないとゼラチンが溶け残って食感が悪くなったり、プリンが固まりにくくなることがあります。

     

    板ゼラチンを使用する場合

    たっぷりの氷水に5分ほど浸けて、十分やわらかくなるまでふやかす。水気はぎゅっと絞ってから温めた液体に加えて溶かす。

    【ポイント】
    水の温度が高いとふやかしている間にゼラチンが溶けてしまうため氷水を使用します。

     

    ゼラチンの量について

    このレシピではくちどけよくなめらかな食感を重視しているため、メーカーが推奨するゼラチン使用量よりも少ない量にしています。よりとろけるような食感を目指すならゼラチンの量は2.5gまで減らしても大丈夫です。非常にやわらかい仕上がりのため、型から出して食べるのには向いていません。

    型から出して食べたいときや持ち運ぶ場合には、ゼラチンの量を5gに増やしてください。

    ブルンとしっかりした食感になり保形性もよく、室温でも溶けづらくなります。ゼラチンを増やすと甘さが控えめに感じられるので砂糖の量を増やすか、フルーツやジャム、ホイップクリームを添えたり練乳をかけて食べるのがおすすめです。

     

    ゼラチンの違いによる固まり具合の違い

    こちらは同じレシピ(牛乳300ml、砂糖30g、ゼラチン5g)でそれぞれ別のゼラチンで作った物です。同じゼラチン量でも、固まり方に違いがあるのがお分かりいただけると思います。

    写真左端はレシピに使用したゼラチン、中央は板ゼラチン、右端は5gで170mlの液体が固められるという商品を使ったため、やわらかい仕上がりになり横に広がっています。このように、商品によって固められる液体の量には違いがありますので、商品パッケージに書いてある使用量を確認し、ゼラチンの量を調節しないと仕上がりの食感が大きく異なることがあります。

     

    牛乳プリンアレンジ

    牛乳をコーヒー味にするとコーヒー牛乳プリンにアレンジできます。

    ●詳しいレシピはこちら
    簡単!フルフルとろける♪コーヒー牛乳プリン


    牛乳プリンはたった3つの材料で手軽に作れる夏にうれしいひんやりデザートです。フルーツやジャムを添えたり、牛乳にコーヒーなどで味付けするなどアレンジも簡単で、ゼラチンの量によって食感を変えることもできますのでお好みに合わせて楽しんでみてくださいね。


    これまでにご紹介した【何度も作りたい定番レシピ】はこちら



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    六車樹里(むぐるまじゅり) ひらかた独歩ふぁーむ、広報(SNS周りや旬のレシピ担当) 大阪府出身、在住 2歳年上の主人と、男子3人の5人家族 看護師を経て、お菓子、パンのレシピやコラム作成を数年したころ自己免疫の肝臓疾患を発症するとともに精神的にも底の状態が1年以上続き家からほとんど出られない状態に。 大好きだったお菓子やパンを作ることも苦痛になりレシピサイトはおろかパソコンを開くことすらつらく、人と会うことも外出も避ける日々・・・ そんな中、市の広報に掲載された地域活性化を目指して奮闘する農家の記事を読み、農業を通じた地域活性化の取り組みに興味が沸き、農業への関心が高まりつつあった矢先、偶然先の農家さんの食育に関する講演のチラシを手にすることに。 気にはなったものの当時は精神的に外出が難しい状態で、何とか配信期限ぎりぎりに、講演を記録した動画を見ることができる。 その中で話されていた「自分が農業を続けることで、その風景を守っていきたい」という想いに感銘を受ける。 さらにその方の作る野菜の持つ力強さや味わいの濃さ、甘み、食感すべて、人生で一番と言い切れるほどの美味しさにただただ感動。 すぐにこの農家さんに連絡を取り、翌月からその農家さんの元で働くことに。 畑で働くようになって、みるみるメンタルが改善。自分でも驚くほどに毎日が楽しく生き生きと過ごせるように。 あれほど苦痛だったお菓子を作ること、レシピを作ることも仕事として再開、野菜そのものの持つ旨味や食感を生かしたレシピを考案し消費者の方に向けて発信中。 遠くから運ばれてくる有名どころの野菜より、鮮度が大切な野菜の地産地消のメリットは大きいことを日々実感するとともに、地域で採れたばかりの野菜の魅力を知ってもらいたいと奮闘中です。

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