キャラメルソースがとろ~っと出てくるチーズタルトを目指して試作を重ねました。 「とろ~っと」は叶いませんでしたが、とろけるようななめらかな食感とサクサクのタルト生地がとても美味しいチーズタルトに仕上がりました!
工程がたくさんあるのでクッキー生地を前日に作ったり、タルトの敷き込みまで終わらせて冷凍しておくなど、作業を数日に分けると楽に作れます。 タルト台を焼いたとき、底と側面生地の間に隙間が空いてしまった場合はキャラメルクリームが外に流れ出るのを防ぐため余ったクッキー生地で隙間を埋めておきます。(後で再度焼くので生のままになることはありません)
A グラニュー糖75g、水大さじ1、生クリーム100ml キャラメルクリームを作る。
グラニュー糖と水を鍋に入れて加熱し、鍋肌から色づいてきたら鍋をゆすって色を均一にする。 加熱している間に生クリームを沸騰直前まで温める。
色づきが濃くなり、煙が立ち始めたら火を止める。(火を止めてからも濃くなるので焦がしすぎないようにする) 温めた生クリームを少しずつ加える。沸きあがるのでやけどに注意する。
B バター(食塩不使用)120g、粉糖60g、卵黄1個分、薄力粉180g クッキー生地(タルト台)を作る。
バター(食塩不使用)は電子レンジ300wで1分ほど加熱して柔らかくする。粉糖を加えゴムベラでなじませる。
卵黄を加え、ゴムベラでムラなくなじませる。
ふるった薄力粉を加え、ゴムベラで粉気がなくなりまとまるまで混ぜる。 ラップで包んで冷蔵庫で2時間以上休ませる。
生地の1/3量ほどを麺棒で伸ばし18cm程度の円にする。
15cmの型に合わせてカットする。
さらに3~4mm切り取る。
残りの生地を棒状にし、それを半分の長さにしてめん棒で平らの帯状に伸ばす。2本作る。
4×23cmになるようにナイフで切る。
キャラメルクリームを全量入れ、使うまで冷蔵庫で冷やしておく。
クリームチーズをボールに入れ、電子レンジ300wで1分20~40秒加熱し柔らかくする。 グラニュー糖をゴムベラでなじませ、マスカルポーネも加えてムラなく混ぜる。
溶いた全卵を加えて混ぜる。
コーンスターチ、バニラビーンズまたはバニラオイルを加えて混ぜる。
生クリームを少しずつ加えなめらかに混ぜる。
カットするときはナイフを温めるときれいに切れます。
376087
2022/12/30 10:26
2022/06/18 20:26
hoppe
料理研究家
六車樹里(むぐるまじゅり) ひらかた独歩ふぁーむ、広報(SNS周りや旬のレシピ担当) 大阪府出身、在住 2歳年上の主人と、男子3人の5人家族 看護師を経て、お菓子、パンのレシピやコラム作成を数年したころ自己免疫の肝臓疾患を発症するとともに精神的にも底の状態が1年以上続き家からほとんど出られない状態に。 大好きだったお菓子やパンを作ることも苦痛になりレシピサイトはおろかパソコンを開くことすらつらく、人と会うことも外出も避ける日々・・・ そんな中、市の広報に掲載された地域活性化を目指して奮闘する農家の記事を読み、農業を通じた地域活性化の取り組みに興味が沸き、農業への関心が高まりつつあった矢先、偶然先の農家さんの食育に関する講演のチラシを手にすることに。 気にはなったものの当時は精神的に外出が難しい状態で、何とか配信期限ぎりぎりに、講演を記録した動画を見ることができる。 その中で話されていた「自分が農業を続けることで、その風景を守っていきたい」という想いに感銘を受ける。 さらにその方の作る野菜の持つ力強さや味わいの濃さ、甘み、食感すべて、人生で一番と言い切れるほどの美味しさにただただ感動。 すぐにこの農家さんに連絡を取り、翌月からその農家さんの元で働くことに。 畑で働くようになって、みるみるメンタルが改善。自分でも驚くほどに毎日が楽しく生き生きと過ごせるように。 あれほど苦痛だったお菓子を作ること、レシピを作ることも仕事として再開、野菜そのものの持つ旨味や食感を生かしたレシピを考案し消費者の方に向けて発信中。 遠くから運ばれてくる有名どころの野菜より、鮮度が大切な野菜の地産地消のメリットは大きいことを日々実感するとともに、地域で採れたばかりの野菜の魅力を知ってもらいたいと奮闘中です。