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    • 公開日2017/08/21
    • 更新日2017/08/21

    美味しいトマトレシピ&トマトの皮どうしてる?あり・なしで何が変わるか実験

    夏野菜の代表トマト。赤く色づいた完熟トマトはそのまま食べてもおいしいですよね。スープや炒め物にも使用できる万能野菜です。そんなトマト、いつも皮ごと調理していませんか? 今回はトマトの皮をむく・むかないで料理にどんな差が出るのか検証します。トマトときゅうりの柚子胡椒あえなどの美味しいトマトレシピも。

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    美味しいトマトレシピ&トマトの皮どうしてる?あり・なしで何が変わるか実験

     

    トマトの栄養

    トマトには、さまざま栄養素が含まれています。中でも、リコピン、βカロテン、ビタミンCなどの抗酸化作用のある栄養素が豊富。

    紫外線を浴びると体内で活性酸素が増加しますが、そんな時、抗酸化作用のある食品を食べていることで、活性酸素を除去してくれます。

    多くの野菜で言えることですが、野菜の皮には栄養が豊富に含まれています。トマトの皮ももちろんそうです。トマトは皮や種を丸ごと食べることで、無駄なく栄養が摂取できます。

     

    トマトの皮は湯剥きで簡単にむける

    トマトの皮は包丁でむこうとしても、潰れてしまったり汁が出てきてしまったりしてなかなかきれいにむけませんが、湯剥きすることできれいに皮がむけます。

    トマトのお尻の部分に十文字の切り込みを入れ、たっぷりのお湯をわかした鍋に入れて30秒〜1分ほどくるくる転がします。お湯から上げたらすぐに氷水に入れれば皮をむくことができますよ。お湯で加熱しすぎると実がやわらかくなってしまうので注意しましょう。

     

    生食と加熱、皮はどうする?

    トマトは定番のサラダだけでなく、炒めものやスープなど、加熱して食べても美味しいですよね。そこで今回は、生でそのまま食べる場合と加熱して食べる場合を想定してみました。皮をむいた場合とむかない場合で、どんな違いがあるのでしょうか?

     

    生食の場合は?

    やっぱりサラダや和え物など、生で食べることが多いトマト。今回は、和えものにして検証します。

    和えものにするなら、皮なしが◎。トマトの酸味やうま味が調味料の役割もしてくれるので、皮をむくことで味のなじみが良くなります。

    きゅうりやレタスなどと一緒にシンプルなサラダにする時はもちろん皮つきでOKですよ。もしも小さなお子様がトマトを食べにくそうにしている時は、湯むきして皮をむいてあげるだけで、食べられることもあります。

    【トマトときゅうりの柚子胡椒あえ】

    湯剥きしたトマト、きゅうり、えのきを柚子胡椒と一緒に和えた一品。柚子胡椒のピリッとした味と、トマトの酸味、えのきのうま味が馴染んでおいしく召し上がれます。冷やして食べるのがおすすめです。

    ●詳しいレシピはこちら
    『トマトときゅうりの柚子胡椒あえ』

     

    加熱する場合は?

    炒めものやスープ、煮ものなど、実は加熱したメニューも多いトマトですが、今回は炒めもので検証しました。

    炒め物にするなら皮ありが◎。皮をむくとトマトの実が崩れてしまいます。トマトが崩れないようにするには、皮つきのまま炒めましょう。食感もきちんと残りますよ。

    トマトソースにする時などは、皮が残ると舌触りが悪くなるので、皮をむく方がよいでしょう。皮をむくのが手間な場合は、丸ごとミキサーにかけて煮込むという方法もあります。

    【トマトとゴーヤの塩昆布炒め】

    トマトとゴーヤを塩昆布やベーコンと炒めるだけのスピードメニュー。塩昆布とベーコンの塩気が調味料の役割も。トマトは、火を止める直前に加えれば崩れることなく炒めることができますよ。

    ●詳しいレシピはこちら
    『トマトとゴーヤの塩昆布炒め』

     

    料理に合わせて使いわけたいトマトの皮むき

    いかがでしたか? トマトの皮あり・皮なしについて、おすすめ料理とともにご紹介しました。トマトの酸味を全体に活かしたい和え物などの時は皮をむく、形くずれが嫌な炒め物などは皮ありで使うなど、作る料理によって使い分けると、いつもの料理がワンランクアップしますよ。ぜひ、試してみてくださいね。



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    このコラムを書いたArtist

    若子みな美
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    若子みな美

    管理栄養士・減塩料理家 レシピ開発、料理・美容・栄養など食に関する記事の執筆や監修、料理写真撮影、栄養計算などのお仕事をしています。 病院や学校給食に従事した経験を活かし、食に関してトータルコーディネートを行う。 『栄養バランス × 味 × 見た目』を3つが揃った減塩レシピ、時短簡単レシピの開発を得意とする。 見た目からの料理の美味しさを極めるため、祐成陽子クッキングアートセミナーへ通い、フードコーディネーターになるための知識・経験を得る。

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