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【基本の和食。覚えておきたい、くり返し作りたい大切な味】 煮物の定番「筑前煮(炒り鶏)」です。鶏肉はさっと湯通しすると脂浮きせず、冷めてもほろりとほぐれて美味しいです。本みりんを仕上げにひとまわし。これで照りとコクがアップ。たまに丁寧に作る料理は、しみじみ美味しくてほっとします。お正月(おせち)、お弁当(作り置き)に。特に、根菜が美味しい冬におすすめです。
■工程1…油ならしをすると、肉が鍋底に焦げつかなくなります。 ※あおじはいかが_2024年1月号掲載レシピ
[乾しいたけ]…水2カップで戻し、石突きを切り落として半分に切る。もどし汁は濾す。 [鶏もも肉]…皮と脂を取り除いてひと口大に切る。熱湯にくぐらせ、表面が白くなったらザルに上げる。 [こんにゃく]…熱湯で2分ゆで、1㎝厚さのひと口大に切る。 [ごぼう]…泥汚れを洗い流し、ひと口大の乱切りにする。水に2~3分さらしたら水けをきる。 [れんこん]…皮をむいてひと口大の乱切りにし、水に2~3分さらしたら水けをきる。 [にんじん・絹さや]…にんじん(1㎝厚さの輪切り)は梅型で抜いて飾り切り(ねじり梅)にする。耐熱容器に入れ、浸る程度の水を加えて塩をふる。ラップをして電子レンジ(600w)で2分30秒加熱したら、絹さやを加えて更に1分加熱する。粗熱が取れたら湯を捨て、絹さやは筋を除く。
鍋にサラダ油を中火で熱してなじませ、一度火を止める(油ならし)。粗熱が取れたら鶏肉を入れ、全体に油をからめたら中火で点火して炒める。
こんにゃく、ごぼうを加えて炒め合わせる。
乾しいたけ、もどし汁、れんこん、A 酒大さじ3、本みりん、砂糖各大さじ2、しょうゆ大さじ5、顆粒だしの素小さじ1/2を加えてさっと混ぜ、落し蓋をして弱火にし、15分煮る。
にんじんを加え、本みりんをまわしかける。1~2分煮立てたら火を止め、フタをして粗熱がとれるまでおく。 器に盛り、絹さやを飾る。
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おねこ
呑兵衛料理家
呑兵衛料理家。豊富な食材に魅了され、北海道永住を決めた生粋の食道楽。 北海道在住20年。 春は山菜採り、夏はキャンプ、秋はきのこ狩り、冬はスキー。北海道各地の旬の食材と美食を追いかけ、弾丸長距離移動もするアクティブ派。 「夜が楽しければきっと明日はもっと楽しい!」をモットーに、夜を盛り上げるおつまみレシピとごはんがすすむおかずをメインにレシピ開発。 ●著書:ごはんもお酒もすすむ!絶品おねこ食堂(宝島社) ●コラム連載:「おねこさんと一緒にフードロス対策」