バスク地方サンセバスチャンのバル街にある、世界中からチーズケーキ好きが集まる『LA VINA(ラ・ヴィーニャ)』。 表面を黒く焼き焦がし、まるでカラメルをかけたような風合い。とろりクリーミーな食感と衝撃的な美味しさに、一度食べた客は必ず戻ってくると言われている人気店です。 ゆかりのある知人やシェフから教えてもらいながら、何度も何度も作ってるチーズケーキ。正解は不明ですが、かなり近づけたんじゃないかと♪ おやつはもちろん、ワインのおつまみにもなる、とびきり美味しいチーズケーキです☆
チーズケーキは冷やすのが一般的ですが、ラヴィーニャでは常温でいただきます。粗熱がとれたら召し上がれ♪ とは言え…とても柔らかく切り分けが難しいので、一度冷蔵庫で冷やしてからカットしても。食べる時に常温にして。すぐ食べたい時は、電子レンジに10秒がけ(かけすぎると食感が台無しになってしまうので注意)という手もありです。
クリームチーズは冷たいと混ぜにくいので、常温にしておきます。 レンジにちょいがけすると簡単。 ふんわりラップをして電子レンジに1分ほどかけ、なめらかなクリーム状に練っておきます。
卵を溶き、クリームチーズに混ぜます。 一気に入れると分離しやすいので、卵は少量ずつ、4~5回に分けて加え都度よく混ぜます。 クリームチーズ同様、卵も冷蔵庫から出したてではなく、常温にしておくと混ざりやすくなります。
きび糖、薄力粉、生クリームの順に混ぜていきます。 薄力粉はダマになりやすいので、茶こしでふるい入れます。 混ぜ方は、ホイッパーはボウルの底につけたまま、グルグル回す混ぜ方でOK。空気を含ませるふんわり仕上げではなく、ぎゅっと詰まったしっとり仕上げを目指します。
ポイント!ベーキングシートを水で濡らしてギュッと絞り、型に添わせるように敷き詰めます。 敷き紙をクシュクシュっとさせることで、側面のランダムな焼き色が生まれます。
敷き紙の上に、生地をそっと流し入れます。
250℃に予熱したオーブンで30分焼きます。 焼きあがったら庫内におかず、すぐ取り出して常温になるまで休ませます。 焼き上がりはふっくら膨らんでますが・・・
薄力粉をごくごく少量しか使っていない為、ゆっくり沈んでいきます。 崩れてしまいそうな柔らかさなので、型から出すのも両手で包み込むように、慎重に。ずっしりとした重みが何とも心地よく、ひときわ愛しい気持ちにさせます。
焦がしたかも!生焼けかも! と、不安にさせる仕上がりかもしれませんが…中央トロリのクリーミーな食感がバスチーの醍醐味です💖
[保存方法] すぐに食べない時は冷蔵庫で保存し、数十秒レンジにかけ常温にしていただくのがオススメ。 冷凍庫なら3週間ほど保存できます。 臭いうつりしやすいので、ラップ&冷凍用保存袋に入れるなどのケアをしてあげてください。
本場レシピのはんぶん『とろり☆ちびバスチー』 表面の焼き色をちょっとだけ諦めたら、とろりんクリーミーな美味しさは楽しめます。 詳しくはこちら⭐ https://oceans-nadia.com/user/23165/recipe/410410
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加瀬 まなみ
埼玉県熊谷市出身。両親在住時スペインにて家庭料理を学び、スペイン料理を中心に料理研究家として活動。メディア・イベント出演、出張シェフ、撮影監修、料理教室、レシピ開発のほか、All Aboutスペイングルメガイド、ippinキュレーターなど執筆活動も行う。 全国タパス選手権 2018年 3位入賞。 著書:フライパンひとつでできる絶品パエリア(TATSUMI MOOK)、5分でできた!シリーズ 全7冊(角川SSC)、2stepレシピお米でつくるたのしいごはん(東京地図出版)、月刊いちばんやさしいスペイン料理(miilマガジン)ほか