冷たいお弁当、なんとかしたい!
お弁当作りで多い悩みが、「おかずが冷めてしまって美味しくない」というもの。特にこれから冬にかけてはお弁当は冷たく感じ、せっかく作ったおかずも冷え冷えで食べても食欲が満たされない……なんてことも増えるかもしれません。
レンジなどがあるなら温め直すこともできますが、そうもできない場合は「冷めても美味しいおかず」で乗り切るしかありません!
ポイントは使う油
冷めてしまって美味しくないと感じる原因のひとつに、お肉が固くなってしまうというものが挙げられます。牛肉や豚肉に含まれる動物性油脂は冷めると白くなり固まりやすく、そのため味も落ちます。
食べ応えを出すためにお肉を使ったのに、これでは食が進まずお腹が満たされません。かといって、動物性油脂を取り除いたおかずでは、味気なく満足できなくなるのも事実。そこで役立つのが、オリーブ油、えごま油、ごま油などの植物由来の油です。
今回は植物由来の油を使った加工品である「天かす(揚げ玉)」、「油揚げ」、「厚揚げ」に注目! お肉(動物性油脂)を使わずに食べ応えとボリュームを出したお弁当にぴったりなおかずをご紹介します。
冷めても美味しいお弁当のおかず3つ
1.天かす(揚げ玉)を混ぜて風味アップ!「天かす(揚げ玉)入りの卵焼き」
天かす(揚げ玉)を普段の卵焼きの材料に混ぜるだけで、いつもの卵焼きがグンと美味しく大変身! 適度な油分が加わり、冷めてもしっかり風味が感じられる卵焼きになります。
【材料】
卵 2個
天かす(揚げ玉) 大さじ2
小口ネギ 大さじ1
水 大さじ1
砂糖 小さじ1/2
顆粒だし 小さじ1/4
塩 少々
くわしいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/34915/recipe/213300
2.油揚げが美味しさを吸い取り旨味もプラス!「小松菜と油揚げのみそ炒め」
汁気の多いおかずをお弁当に入れる場合、水分を吸い取る食材が必要になってきます。そんな時に役立つのが油揚げ。美味しい部分を吸い取り、さらに油の効果で風味が増します。野菜と一緒にコクのある調味料で炒め煮にすれば、長時間調理しなくても油揚げが汁を吸ってくれるので、サッと作り上げることができます。
例えば小松菜との炒めものでは、小松菜に味が染みにくい分、油揚げが調味料の味を吸ってくれるので、お弁当にも詰めやすく仕上げることができ、一緒に食べることによりお口の中で丁度いい塩梅にもなります。
【材料】
小松菜 2束
油揚げ 2枚
味噌 大さじ1
酒 大さじ1
砂糖 小さじ1
オイスターソース 小さじ1
くわしいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/34915/recipe/213303
3.厚揚げは潰して混ぜて旨味の素&ボリュームアップ「さば缶と厚揚げのハンバーグ風」
ボリュームを出すにはとても役立つ食材の厚揚げ。今回は潰して混ぜ合わせます。豆腐を使うと水切りに時間と手間がかかりますが、厚揚げの場合、揚げる時点である程度水切りがされてるのでこのまま使って大丈夫! 手でギュッと潰せる手軽さも魅力です。
そして調味料はさば缶任せ! なめ茸もいい仕事をしてくれますよ。
【材料(1個50gが8個程度)】
厚揚げ(250g) 1パック
さば缶(味噌) 1缶
なめ茸 30g
小麦粉 大さじ3~4
パン粉 大さじ2
くわしいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/34915/recipe/213304
こちらのレシピですが、例えば、さば缶はさんまのかば焼き缶やツナ缶に変えてもOKですよ。ツナ缶の場合は少し味が弱いかもしれないので、適宜味付けをしてください
冷めても美味しいお弁当で楽しいランチタイム♪
冷めても味がよくて柔らかく、美味しいおかずがあれば、冬のお弁当も作り甲斐がありますよね。
冷めると味が薄く感じるので、濃いめの味付けを意識することも大切。ちょっとした工夫を加えて、ランチタイムを楽しく過ごせるお弁当を作ってみてくださいね。
冬のお弁当に役立つ記事はほかにも!
・【朝10分で完成】冬のお弁当は簡単ポカポカ スープジャーにおまかせ!
・「冷たい」「固い」を解消!冬のお弁当悩み解決法
編集協力:糸井朱里