上品な「紫」をお弁当に!
お弁当にはこれさえあれば間違いなし! というのが「紫」の食材。お弁当全体を引き締めて品よく仕上げることができます。それぐらい「紫」の効果は絶大です。
しかし「紫」だけではその効果は半減します。「紫」を引き立てる色があります。それは追ってご説明します。
また、熱を加えると変色しやすい食材が多いのが特徴。そんなときは、「お酢」の力を借りましょう。想像以上に鮮やかにしてくれます。紫と一言で言っても淡いピンク系や濃いピンク系などさまざま。それでは、彩り豊かな紫のおかずをご紹介しましょう。
紫食材の甘酢漬け
紫キャベツ、紫玉ねぎ、みょうが、いずれも同じ分量の甘酢だれに漬けこむだけ。紫キャベツは濃いピンクに。紫玉ねぎは淡いピンクに変化。種類によっては濃いめのピンクにも。みょうがは季節によって状態が変わり、もっとピンク色に染まるときもあります。
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紫の食材を漬けた甘酢は、それ自体にも色がつきます。たとえばここに、白い大根やカブを漬けると、それも紫のおかずに!
切り方を工夫するともっと楽しめます。今回はワッフル状に切れる調理器具を使って大根を切って漬けてみました。
レッドキドニービーンズとアボカド和えのサラスパ
レッドキドニーの紫とアボカドの緑のコンビネーションが鮮やかな一品です。コントラストがはっきりとしていて、お弁当の中でも存在感あるおかずになります。パスタを多めにして食べ応えを出すと、お弁当以外の普段のおかずとしても十分通用します。
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アボカドの変色を防ぐために、お酢と玉ねぎの入ったドレッシングを使いました。市販のドレッシングを使うレシピなので、とてもお手軽ですよ!
さつまいもの大学芋風
今回は切り方に一工夫加え、皮を縞模様にむきます。これならお弁当に立てて入れて並べたときに、見た目に色の変化を出すことができます。弁当映えさせるためには、切り方も大切な要素になってきます。
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お弁当に紫色が加わるとこんなに見栄えよく!ポイントは紫の捕色
今回ご紹介した紫食材を詰めてみました。濃いピンクの補色は緑なのですが、レタスの緑ではなくどちらかというと大葉の緑がよく合います。
まさしくそれが先にお話した「紫」を引き立てる色です。お互いが引き立つ色の組み合わせです。このように「補色」を利用することで、より一層おいしそうなお弁当を作ることができます。色相環(カラーチャート)を意識してお弁当を詰めていくと、おのずと美しく収まっていきますよ。
ぜひ、紫のおかずをお弁当に取り入れてみてくださいね! お弁当作りが、ますますワクワクしたものになりますよ。
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編集協力:糸井朱里