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    • 公開日2021/07/23
    • 更新日2021/07/23

    本当に美味しいジェノベーゼ|何度も作りたい定番レシピVol.213

    バジルの爽やかな香りが美味しい「ジェノベーゼソース」はパスタソースやサラダ、お肉のソースなど、さまざまな料理に活用できる万能ソースです。まとめて作っておけば冷蔵保存も可能なので、毎日の料理やおもてなし料理にも大活躍。今回はジェノベーゼソースとジェノベーゼパスタの作り方をご紹介します。Nadiaで人気の料理研究家が自信を持っておすすめする定番レシピシリーズです。

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    本当に美味しいジェノベーゼ|何度も作りたい定番レシピVol.213

     

    おうちでも手軽に作れる!ジェノベーゼ

    バジルの爽やかな風味と松の実やチーズのコクのある風味が美味しいジェノベーゼソースは、イタリアではポピュラーなソースのひとつで、イタリアのリグーリア州ジェノヴァが発祥です。

    手作りするには少しハードルが高そうと思われがちですが、バジル、松の実、粉チーズ、オリーブオイルなどをミキサーにかけるだけでできるので、おうちでも本格的なジェノベーゼソースを手軽に作ることができます。

    市販品もたくさん販売されていますが、フレッシュバジルで作るジェノベーゼソースの香りは格別。パスタのソースだけでなく、サラダやカルパッチョのドレッシング、お肉やお魚のソース、ピザソースなど、さまざまな料理にアレンジできますよ。
    冷蔵保存で1週間程度、冷凍すれば1か月程度保存可能なので、少し多めに作っておくと料理のバリエーションが広がります。

    「ジェノベーゼ」というと緑色をしたパスタを思い浮かべる方が多いかと思いますが、イタリアでは、ジェノベーゼパスタというと牛肉と野菜を煮込んだ茶色いソースのパスタのことを指します。バジルを使った緑色のパスタは「ペスト・ジェノベーゼパスタ」と呼ばれているそうです。

     

    基本のジェノベーゼソースの作り方

     

    【材料(作りやすい分量|約150g分)】

    バジル(フレッシュ) 50g
    松の実 20g
    にんにく 1片
    パルメザンチーズ (粉末) 30g
    オリーブオイル 100ml
    塩 ふたつまみ
    こしょう 少々

     

    【作り方】

    1.フライパンに松の実を入れて弱火で乾煎りする。きつね色になれば火からおろして冷ます。

    【ポイント】
    焦げないように火加減に注意してください。薄い焼き色がつく程度で大丈夫です。

    2.バジルは茎を取り除き、汚れているものがあればペーパータオルで拭きとる。にんにくは半分に切る。

    【ポイント】
    バジルは洗うと香りが落ちてしまうので、そのまま使用するのがおすすめです。汚れがあればペーパータオルで拭きとってください。

    3.ミキサーに松の実とにんにく、パルメザンチーズ、塩、こしょう、オリーブオイル半量を入れて撹拌する。

    【ポイント】
    バジルは熱に弱く、長時間ミキサーにかけると摩擦熱で変色したり香りが飛んだりしてしまいます。まず、松の実やにんにくなどかたい材料をミキサーで撹拌してからバジルを加えることで、撹拌する時間が短くなり変色を防ぐことができます。オリーブオイルは香りのいいエクストラバージンオリーブオイルを使用するのがおすすめです。

    4.なめらかになればバジルの葉、残りのオリーブオイルを入れ、なめらかになるまでさらにミキサーで撹拌する。

    【ポイント】
    バジルは一度に入り切らなければ2回に分けて加えてください。フードプロセッサーで作ることも可能です。

    ジェノベーゼソースを保存する場合は、保存瓶に入れてオリーブオイルを適量注ぎ、表面が空気に触れないようにして冷蔵庫で保存します。1週間程度を目安に食べきりましょう。

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    ジェノベーゼソース

     

    基本のジェノベーゼパスタの作り方

     

    【材料(2人分)】

    スパゲッティ 160g
    じゃがいも 1個
    いんげん 6本
    ジェノベーゼソース 大さじ4
    塩・こしょう 各少々
    バジル 2枚

     

    【作り方】

    【下準備】
    鍋に湯を2L沸かし、塩大さじ1強(分量外)を加える。

    1.じゃがいもは拍子木切りにして水にさらして水けをきる。いんげんは長さを半分に切る。

    【ポイント】
    火通りが同じくらいになるように大きさをそろえて切ります。

    2.沸かした湯にスパゲッティを入れて袋の表示時間より30秒短い時間を目安にゆではじめる。ゆで上がり5〜6分前になれば、1を入れて一緒にゆでる。

    【ポイント】
    麺がくっつかないようにときどき混ぜながらゆでることがポイントです。火加減は強すぎないように注意して軽く沸騰しているくらいを保ちましょう。

    3.フライパンにジェノベーゼソースとスパゲッティのゆで汁大さじ3を入れて中火にかける。温まれば火を止めて、2の水けを切って加えて混ぜ合わせ、塩・こしょうで味を調える。

    【ポイント】
    ジェノベーゼソースは加熱しすぎると香りが飛んでしまうので、軽く温める程度にしてください。

    4.皿に盛り、バジルを飾る。

    【ポイント】
    仕上げにお好みで粉チーズをふっても美味しいです。

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    ジェノベーゼパスタ

    スパゲッティの太さは、スパゲッティーニといわれる1.6mmを使用しました。ソースがよく絡むリングイネもおすすめです。

    具材は、えびやベーコン、鶏肉、きのこ、キャベツ、アスパラガス、なすなどもおすすめです。冷製パスタにするなら、生ハムやパプリカ、アボカド、トマトなども美味しいですよ。ぜひ、お好みの具材でアレンジも楽しんでみてくださいね。


    爽やかな香りのバジルは、鶏肉や豚肉、魚介類、野菜などさまざまな食材と相性が良くて使い勝手のいいハーブ。ジェノベーゼソースをまとめて作っておけば、副菜からメイン料理までいろいろな料理に大活躍ですよ。

    フレッシュバジルで作るジェノベーゼソースの爽やかな香りは手作りならではの美味しさです。お好みの料理に加えてバジルの爽やかな風味を楽しんでみてはいかがでしょうか。


    これまでにご紹介した【何度も作りたい定番レシピ】はこちら


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    松井さゆり
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    松井さゆり

    • 野菜ソムリエ
    • フードコーディネーター

    フードコーディネーター/料理家/ いつもの食卓に+Oneのアイデアを!料理の基本を大切に。添加物はなるべく使わない身体にやさしい食事がモットー。旬の野菜をたっぷり使用した毎日のごはんやおうちで簡単に作れるスイーツレシピをご紹介しています。 ◆レシピ開発 ◆コラム執筆 ◆フードスタイリング ◆料理教室 ♦経歴♦ 大阪出身 レコールバンタンフードコーディネーターコース卒業 *イタリアンレストランにてキッチンスタッフ・ホールスタッフとして勤務 *フードコーディネーター事務所に勤務・企業様のメニュー考案、撮影などに携わる *料理教室講師 ♦資格♦ *FCAJフードコーディネーター2級(食の商品開発) *だしソムリエ *発酵食エキスパート *jr野菜ソムリエ *JSAアイシングクッキー認定講師 *食品衛生責任者 ◆受賞歴◆ *2018年 Nadia【コラム賞】受賞 *2019年 レシピブログ「フーディストアワード2019」ホットケーキミックス部門【レシピ賞】受賞 *2020年 E・レシピ【秋のキノコレシピコンテスト】優秀賞受賞

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