レシピサイトNadia
    • 公開日2021/09/11
    • 更新日2021/09/11

    本当に美味しいチキンのトマト煮込み|何度も作りたい定番レシピVol.222

    ジューシーな鶏肉にうま味たっぷりなトマトソースがよく合うチキンのトマト煮込みは、家庭でも定番の洋食メニューのひとつ。材料や作り方もシンプルで、フライパンひとつで作れるので普段のご飯にも大活躍です。シンプルな料理だからこそ、食材の下ごしらえを丁寧に行うことでグッと美味しくなりますよ。チキンのトマト煮込みを美味しく作るポイントについてご紹介していきます。Nadiaで人気の料理研究家が自信を持っておすすめする定番レシピシリーズです。

    このコラムをお気に入りに追加

    823

    気になるコラムを保存して、後で読み返そう!

    本当に美味しいチキンのトマト煮込み|何度も作りたい定番レシピVol.222

     

    鶏肉と野菜のうま味たっぷり!チキンのトマト煮込み

    鶏肉と野菜をトマトで煮込んで作るチキンのトマト煮込みは、うま味たっぷりで、パンにもご飯にも合う洋食の定番メニューのひとつです。フライパンひとつで手軽に作れるので、普段のおかずはもちろん、カラフルな野菜を加えて具だくさんにすれば、おもてなし料理にも大活躍な一品です。

     

    チキンのトマト煮込みに使う肉や野菜は?

    基本的な材料は、鶏肉と好みの野菜、トマトの水煮。鶏肉や野菜の種類を変えることでさまざまなアレンジをすることも可能です。鶏肉はもも肉でもむね肉でもお好みでOK! もも肉ならコクのある仕上がりになりますし、むね肉ならあっさりめに仕上がります。

    野菜は、玉ねぎやにんじん、なす、パプリカ、ピーマン、キャベツ、きのこ、じゃがいも、かぼちゃなど、幅広く使えます。大豆の水煮やミックスビーンズなどもよく合いますよ。

    その時期の旬の野菜を加えてみたり、冷蔵庫に残っている野菜をたっぷりと加えてみたりするのもいいですね。玉ねぎやセロリ、にんじんなどの香味野菜を加えると味に深みが出るので、何を入れようかなと迷ったときは、これらの野菜を加えるのもおすすめです。

     

    トマト缶の使い分け

    トマトの水煮には、ホールトマトとカットトマトがありますが、いつもどのように使い分けていますか? メーカーにもよりますが、ホールトマトとカットトマトは使用されているトマトの種類が違うことが多いので、料理によって使い分けをしてみるのもおすすめです。

    ホールトマトは、トマトが丸ごと入っているので種が多く適度な酸味があります。また、果肉が煮崩れしやすいため、煮込み料理やトマトソースなどを作るのに向いています。

    カットトマトは、トマトの果肉がしっかりとしているので加熱調理をしても形が残りやすいという特徴があります。また、種が取り除かれているので酸味が少なめであっさりとしています。スープなどトマトの食感を残したい料理にはカットトマトがおすすめです。

    ぜひ、料理やお好みによって使い分けてみてくださいね。

     

    基本の「チキンのトマト煮込み」の作り方

    今回は、鶏肉はもも肉を使用し、トマトの水煮は煮込み料理に向いているホールトマトを使用します。野菜は玉ねぎとしめじの2種類でシンプルに作ります。お好みによってアレンジしてみてくださいね。鶏肉の下処理を丁寧に行うことが美味しく作るポイントです。

     

    【材料(2人分)】

    鶏もも肉 1枚
    玉ねぎ 1/2個
    しめじ 1個(100g)
    にんにく 1/2片
    Aトマトの水煮(ホールトマト) 200g
    A水 100ml
    A顆粒コンソメ 小さじ1
    A砂糖 小さじ1/2
    Aローリエ 1枚
    塩・こしょう 各少々
    オリーブオイル 小さじ2
    粉チーズ 少々

     

    【作り方】

    1.玉ねぎは薄切りにして、しめじは根元の部分を切り落として小房にわける。にんにくはみじん切りにする。トマトの水煮のトマトをつぶす。

    【ポイント】
    野菜は、火通りが同じくらいになるように切ることがポイントです。にんじんやじゃがいもなど火の通りにくい野菜を加えるときは、少し小さめに切りましょう。

    2.鶏肉は余分な脂を取り除いて、大きめのひと口大に切り、塩、こしょうをふる。

    【ポイント】
    ・鶏肉の皮と肉の間に多くついている黄色っぽい脂は臭みの原因になります。包丁を使って適度に脂を取り除きましょう。すべて取り除こうとすると皮が取れてしまうので、できる範囲で行ってください。
    ・下味に使用する塩の分量は、鶏肉の重さの1%が目安。300gの鶏肉なら塩3g(小さじ1/2)です。

    3.フライパンにオリーブオイル小さじ1を強めの中火で熱し、鶏肉を皮を下にして並べ入れる。焼き色がついたら上下を返し、裏面も焼く。焼き色がつけば一度取り出す。

    【ポイント】
    ・鶏肉を焼くことで、うま味を肉に閉じ込める効果があります。また、焼き色をつけることでコクがでます。
    ・あとで煮込むので、ここでは中まで火が通っていなくても大丈夫です。

    4.3のフライパンに残りのオリーブオイルとにんにくを加えて弱火で熱し、香りが出てきたら玉ねぎとしめじを加えて中火で炒める。

    【ポイント】
    フライパンの温度が高くなっているので、にんにくが焦げないように注意してください。

    5.具材がしんなりとしてきたら、【A】を加えて、3を戻し入れる。煮立てば、アクを取り、蓋をして中弱火で約10分煮る。

    【ポイント】
    ・アクは雑味の原因になるので、ある程度取り除きます。
    ・煮汁がふつふつとしているくらいの火加減を保ちながら煮込んでください。

    6.蓋を外して、ときどき混ぜながら5〜6分煮る。塩、こしょうで味を調えて皿に盛り、粉チーズをふる。

    【ポイント】
    ・水分を軽く飛ばしながら煮込んでください。
    ・粉チーズはお好みでご使用ください。

    ●このレシピをお気に入り保存する
    チキンのトマト煮込み


    チキンのトマト煮込みの基本の作り方をご紹介しました。鶏肉の余分な脂を取り除くことや、しっかりと下味をつけることなど、下ごしらえを丁寧にすることが美味しく作るポイントです。

    組み合わせる野菜の種類を変えればさまざまなアレンジができるので、基本の作り方を覚えておけばバリエーションが広がりますよ。ぜひ、お好みの野菜と組み合わせてチキンのトマト煮込みを作ってみてくださいね。


    これまでにご紹介した【何度も作りたい定番レシピ】はこちら


    ●こちらのコラムもチェックしてみてくださいね。
    「トマト缶」活用レシピ15選!栄養とうま味がぎゅっと詰まったお助け食材
    本当に美味しいミネストローネ|何度も作りたい定番レシピVol.103

    キーワード

    このコラムをお気に入りに追加

    823

    気になるコラムを保存して、後で読み返そう!

    SNSでシェアしよう

    Nadia編集部おすすめコラム

    ╲ 人気連載コラム ╱

    何度も作りたい定番レシピシリーズ

    関連コラム

    このコラムを書いたArtist

    松井さゆり
    • Artist

    松井さゆり

    • 野菜ソムリエ
    • フードコーディネーター

    フードコーディネーター/料理家/ いつもの食卓に+Oneのアイデアを!料理の基本を大切に。添加物はなるべく使わない身体にやさしい食事がモットー。旬の野菜をたっぷり使用した毎日のごはんやおうちで簡単に作れるスイーツレシピをご紹介しています。 ◆レシピ開発 ◆コラム執筆 ◆フードスタイリング ◆料理教室 ♦経歴♦ 大阪出身 レコールバンタンフードコーディネーターコース卒業 *イタリアンレストランにてキッチンスタッフ・ホールスタッフとして勤務 *フードコーディネーター事務所に勤務・企業様のメニュー考案、撮影などに携わる *料理教室講師 ♦資格♦ *FCAJフードコーディネーター2級(食の商品開発) *だしソムリエ *発酵食エキスパート *jr野菜ソムリエ *JSAアイシングクッキー認定講師 *食品衛生責任者 ◆受賞歴◆ *2018年 Nadia【コラム賞】受賞 *2019年 レシピブログ「フーディストアワード2019」ホットケーキミックス部門【レシピ賞】受賞 *2020年 E・レシピ【秋のキノコレシピコンテスト】優秀賞受賞

    にゃでぃあのおすすめ!
    「料理家」という働き方 Artist History