外はカリッと中はモチッと食感の基本のカヌレの作り方です。 カヌレは、バニラビーンズとラム酒の香りがおいしいフランスのボルドー地方の伝統的な焼き菓子です。 カヌレを作るポイントは、生地をしっかりと休ませることと、高温で焼き上げることです。 手軽に作れるように蜜蝋はバターで代用しています。カヌレ型はテフロン加工の金属型を使用しました。
【工程3】牛乳を全て加えたら手早く混ぜます。混ぜすぎるとグルテンが出てしまい、型から生地が飛び出てしまう原因になるので注意してください。 【工程6】生地をしっかりと休ませることがポイントです。最低でも12時間以上は休ませましょう。 生地を休ませることでグルテンが落ち着き、焼成中に生地が型から飛び出してしまうのを防ぐことができます。 【工程8・10】カヌレは焼成温度が低いと「す」が入らず生地がつまった焼き上がりになります。しっかりとオーブンを予熱をしておくことが大切です。家庭用のオーブンは予熱完了のアラームが鳴っても設定温度に達していないことがよくあります。予熱完了から10分程度空運転させておくと温度が上昇します。 オーブンを開け閉めすると庫内の温度が下がるので、240度〜250度で予熱をしておくのもおすすめです。 【工程10】190度に温度を下げる際は、オーブンの扉を開けずに変更してください。 【工程11】焼き時間は目安です。焼き色が薄い場合は追加で焼成してください。
バニラビーンズのサヤを包丁で縦に切り、種をしごき出す。鍋に牛乳、バニラの種とサヤを入れて混ぜながら中火にかける。沸騰直前で火を止めてふたをして、60度程度になるまで冷ます。
ボウルに薄力粉と強力粉をふるい入れ、グラニュー糖も加えて泡立て器で混ぜ合わせる。
1を加えて泡立て器で混ぜ合わせる。
全卵と卵黄を合わせて溶きほぐし、3に加えて混ぜる。
湯煎で溶かした発酵バター(無塩)とラム酒も加えて混ぜる。
生地にピッタリとラップをして、冷蔵庫で24時間休ませる。
6を冷蔵庫から出して、ゴムベラでゆっくりと混ぜてからこしきでこす。生地が常温になるまで約1時間室内におく(20度以上が目安)。
オーブンに天板を入れた状態で230度に予熱する。 カヌレ型にやわらかくしたバター(分量外)をハケで薄くぬる。
7をカヌレ型の8分目まで注ぎ入れる。
天板をオーブンから取り出して9を並べ、230度のオーブンで15分焼く。190度に温度を下げてさらに約50分焼く。
焼きあがれば温かいうちに型から取り出し、ケーキクーラーの上に並べて冷ます。
444377
2024/02/06 22:27
松井さゆり
フードコーディネーター・料理家
フードコーディネーター/料理家/ いつもの食卓に+Oneのアイデアを!料理の基本を大切に。添加物はなるべく使わない身体にやさしい食事がモットー。旬の野菜をたっぷり使用した毎日のごはんやおうちで簡単に作れるスイーツレシピをご紹介しています。 ◆レシピ開発 ◆コラム執筆 ◆フードスタイリング ◆料理教室 ♦経歴♦ 大阪出身 レコールバンタンフードコーディネーターコース卒業 *イタリアンレストランにてキッチンスタッフ・ホールスタッフとして勤務 *フードコーディネーター事務所に勤務・企業様のメニュー考案、撮影などに携わる *料理教室講師 ♦資格♦ *FCAJフードコーディネーター2級(食の商品開発) *だしソムリエ *発酵食エキスパート *jr野菜ソムリエ *JSAアイシングクッキー認定講師 *食品衛生責任者 ◆受賞歴◆ *2018年 Nadia【コラム賞】受賞 *2019年 レシピブログ「フーディストアワード2019」ホットケーキミックス部門【レシピ賞】受賞 *2020年 E・レシピ【秋のキノコレシピコンテスト】優秀賞受賞