一杯で食事が完結!実用的な「クッパ」
今回のテーマは「クッパ」です。
日本でもなじみのある「クッパ」は、スープとご飯を組み合わせた料理。クッ「국」はスープ、パプ「밥」はご飯を意味し、韓国では「クッパプ(국밥)」と呼ばれています。
クッパが文献に初めて登場するのは、17世紀の『承政院日記』とされています。その背景には、乾燥した気候の中で、粘りのあるご飯を喉に詰まらせないよう、温かいスープで喉を潤しながら食べるという、暮らしに根ざした食習慣があったと考えられています。
また、限られた量のお米をかさ増しし、多くの人が食べられるようにするための知恵でもあったとも言われています。クッパは、記録に残る以前から、庶民の暮らしの中で自然と育まれてきた料理だったのでしょう。
こうして庶民の生活の中で定着していったクッパは、やがて街道沿いの酒場や市場へと広がっていきます。商人や旅人が行き交う酒場では、短時間で提供でき、温かく腹持ちのよい一杯として重宝されました。
市場(チャンシ)で食べられるクッパは「チャンクッパ」と呼ばれるようになります。お酒を飲み、体を休め、次の移動に備える――そんな場で、クッパは一杯で食事が完結する実用的な料理として定着していきました。
このチャンクッパの文化が、各地の食材や味付けと結びつき、ソルロンタンやテジクッパなど、現代の多彩なクッパへとつながっていきます。
日常食であり、回復食としての役割も担うクッパ
現在、クッパには実にさまざまな種類があります。
「コンナムルクッパ」や「牡蠣(クル)クッパ」のように、料理名に「クッパ」が付くものもあれば、「ソルロンタン」や「ユッケジャン」のように、名前にはクッパと付かず、スープとご飯が別々に提供される料理もあります。
韓国では、スープ料理にご飯を入れて食べることがごく自然なため、料理名に「クッパ」が付くかどうかに関わらず、スープとご飯を組み合わせて食べる料理全体を、広い意味で「クッパ」と捉えています。
またクッパは、体を温め、疲れた胃腸を優しく整えてくれることから、二日酔いの回復を助ける料理としても親しまれてきました。ヘジャンクッ(解酲湯)と同様に、酔い覚ましの一杯として選ばれることも多く、日常食であると同時に、体調を立て直すための「回復食」としての役割も担ってきたのです。
クッパは、特別なごちそうというより、毎日の暮らしや体調に寄り添ってきた一杯。その時々の体の状態に合わせて、具材や味付けを変えながら食べられてきました。日々の食卓はもちろん、少し疲れた日の一杯としても、ぜひ取り入れてみてください。
スーパーで手に入る食材で作る!基本の本格カルビクッパ
韓国の食卓で親しまれてきた定番料理、クッパ。今回は、そんなクッパの魅力を、日本の食材で手軽に楽しめるレシピをご紹介します。焼肉屋さんの味をイメージした、コクがありながらも家庭で作りやすいカルビクッパです。
材料(2人分)
牛カルビ焼肉用肉 約200g
溶き卵 1個分
大根 1/10本(正味100g)
にんじん 1/4本(正味40g)
しいたけ 2個(正味30g)
玉ねぎ 1/4個(正味60g)
にら 1/3束(30g)
A 醤油・砂糖・コチュジャン 各大さじ1
A にんにくのすりおろしまたはみじん切り 小さじ2~3
B 水 600ml
B ダシダまたは鶏がらスープの素 小さじ2
醤油 小さじ1
ごま油 適量
ご飯 茶碗2杯分
白いりごま お好みで
1. 牛肉に下味をつける

牛カルビ焼肉用肉は縦半分に切り、Aを揉み込んでおきます。
2. 野菜を切る

大根は1~1.5cmの短冊切りにします。にんじんは1cmの短冊切りにします。しいたけは軸を切り、5mmの薄切りにします。玉ねぎは縦1/4等分に切ったものを繊維を断ち切るように5mm幅に切ります。にらは4cmに切ります。
3. 牛肉を炒める

鍋にごま油を熱し、牛肉を中火で炒めます。
4. 野菜を加えて煮る

牛肉に火が通ったらBと大根、にんじん、玉ねぎを加えます。このとき、1のボウルに付いた漬けダレも水で余すことなく入れると良いです。
5. しいたけを加える

煮立ったら弱火~弱めの中火にして、しいたけも加えます。
6. 味を調えて仕上げる

全体に火が通ったらにらと溶き卵も加えてふんわりと火を通し、最後に醤油で味を調えます。
7. 盛り付ける

器にご飯を盛り、スープをかけたらできあがりです。お好みで白いりごまを振ります。
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基本の本格カルビクッパ・焼肉屋さんに負けない美味しさ!
体の芯からあったまる♪クッパのアレンジレシピ
うま味たっぷりで大満足!牡蠣クッパ
https://oceans-nadia.com/user/45109/recipe/515972
牡蠣のだしがじんわり広がる、優しい味わいのクッパです。牡蠣のコクで満足感のある一杯! 体を温めたい日や、食欲が落ちているときにも食べやすいです。
【主な材料】
生牡蠣
大根
にら
長ねぎ
にんにく
昆布だしの素
●詳しいレシピはこちら
家で作れる やさしい牡蠣クッパ
重たくならずに食べやすい♪卵と野菜のクッパ

ふんわり卵と野菜の甘みが引き立つ、優しい味わいのクッパ。具だくさんながらも重たくならず、子どもから大人まで食べやすい一杯です。仕上げにキムチをのせれば、ほどよいアクセントが加わり、味の変化も楽しめます。
【主な材料】
卵
にんじん
玉ねぎ
にら
キャベツ
昆布だしの素
醤油
本みりん
●詳しいレシピはこちら
卵と野菜のやさしいクッパ
食欲がない日に!卵と野菜の味噌クッパ
https://oceans-nadia.com/user/45109/recipe/477917
野菜と卵をたっぷり使った、ほっと落ち着く味噌仕立てのクッパ。味噌のコクが全体をまとめ、シンプルながら奥行きのある味わいに。キムチを加えたり、粉唐辛子をふってアレンジすれば、好みに合わせた楽しみ方もできます。
【主な材料】
鶏ももひき肉
玉ねぎ
にんじん
しいたけ
卵
本みりん
醤油
にんにくのみじん切りまたはすりおろし
ダシダ又は鶏がらスープの素
味噌
●詳しいレシピはこちら
ふんわり玉子と野菜の味噌クッパ
スペアリブでお手軽!ほろほろ美味しい豚クッパ
https://oceans-nadia.com/user/45109/recipe/478159
ほろっとほどける豚肉と、スペアリブのうま味が凝縮されたスープが自慢の豚クッパです。タテギやにらキムチを添えれば、味に奥行きがプラスされますよ。時間はかかりますが冷凍保存も可能なので、作り置きにもおすすめ! 翌日は麺を加えて、アレンジも楽しめますよ。
【主な材料】
豚スペアリブ
長ねぎ
玉ねぎ
にんにく
しょうが
酒(無塩)
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スペアリブで簡単!お家でテジクッパ(豚クッパ)
栄養たっぷり!豆もやしクッパ
https://oceans-nadia.com/user/45109/recipe/509889
本来は生いかとアミの塩辛で作る一杯を、今回はいかの塩辛で手軽にアレンジ。塩辛のうま味とほどよい塩気がスープに溶け込み、ご飯がすすむ、コクのある味わいに仕上がります。
【主な材料】
豆もやし
長ねぎ
卵
煮干し(頭とはらわたを取ったもの)
だし昆布
にんにくのみじん切り
いかの塩辛
本みりん
薄口醤油
キムチ
●詳しいレシピはこちら
豆もやしクッパ(イカとアミの塩辛をイカの塩辛で代用!)
いかがでしたでしょうか? 今回ご紹介したレシピが、忙しい日や少し疲れたときに、体を優しく温めてくれる存在になればうれしいです。ぜひ、ご家庭の味として、思い思いのクッパを楽しんでみてください。
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