• 公開日2025/07/23
  • 更新日2025/07/23

【わかめスープ】夏の疲れの栄養補給に!|おうちで簡単!松山絵美の韓国家庭料理教室Vol.6

韓国にルーツを持つ夫との結婚を機に韓国料理を学び始めた松山さん。4人のお子さんがいる松山家の日々の食卓には、日本と韓国の家庭料理が自然と溶け合っています。この連載では、そんな松山さんが提案する、家庭でも気軽に楽しめる韓国の基本料理をご紹介。アレンジレシピや食材の選び方、手軽な調達法など、実践的なコツが満載です。第5回のテーマは、栄養満点の「わかめスープ」。ぜひ、作ってみてくださいね♪

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【わかめスープ】夏の疲れの栄養補給に!|おうちで簡単!松山絵美の韓国家庭料理教室Vol.6

 

わかめのうま味が溶け出す、滋味深いミヨックッ

今回のテーマは、韓国で誕生日の朝に欠かせない定番料理、ミヨックッ(わかめスープ)です。

じっくり煮込んだわかめのうま味がスープに溶け出し、滋味深い味わいが広がるミヨックッ。ミヨッ(미역)は「わかめ」、クッ(국)は「スープ」で、「わかめスープ」という意味になります。

このミヨックッがいつ頃から食べられていたのかははっきりしていませんが、わかめ自体は古くから食用とされてきました。文献に登場するのは11世紀ごろとされており、長い歴史を持つ食材です。

また、李氏朝鮮(1392年〜1897年)の時代には、宮廷料理として藿湯(クァクタン)、または甘藿湯(カムグァクタン)と呼ばれる、現在のミヨックッと同様の料理が存在していたことも知られています。

 

誕生日の朝に欠かせない!韓国の定番スープ「ミヨックッ」

わかめは、カルシウムやヨード、鉄分などの栄養素を豊富に含み、栄養価の高い食材として知られています。さらに、体内の老廃物を排出する解毒作用があるとされ、産後の体を回復させるためにも重宝されてきました。母乳の出を促し、赤ちゃんにもしっかりと栄養が届くようにと、韓国では産後数週間から3か月ほど、毎日のようにミヨックッを飲む風習があります。

そのため、誕生日は自分を産んでくれた母を想う日として、わかめスープを飲む習慣が根付いているのです。

一方で、わかめは触るとぬるぬると滑りやすいため、受験や試験の当日には縁起が悪いとしてミヨックッを避けるという俗信もあるのだとか。

ミヨックッの基本は牛肉が定番ですが、あさりや牡蠣、あわびなどの魚介類、あるいは干しだらが使われることもあります。済州島ではうにの入ったミヨックッが名物だそうですよ!

さてそんなミヨックッを日本で手に入る食材で本格的に作ってみましょう! 美味しさのポイントは「よく煮込む」こと。とろとろになるまで煮込むとより美味しく仕上がりますよ。

 

スーパーで手に入る食材で作る!基本の「わかめスープ」レシピ

今回は、日本のスーパーでも手に入りやすい乾燥わかめを使った、本格ミヨックッをご紹介します。牛肉やごま油との相性もよく、栄養も満点ですよ。さらにお米のとぎ汁を使うことでお肉の臭みがとれ、濃厚な仕上がりになります。

 

材料(4人分)

牛切り落とし肉 200g
乾燥わかめ 大さじ5
にんにくのみじん切り 大さじ2
A 米のとぎ汁 1100ml
A 本みりん 大さじ2
B 醤油 小さじ4
B 塩 小さじ1
ごま油 大さじ1~2
すりごま・粗びき黒こしょう お好みで

 

下準備

わかめスープ下準備

乾燥わかめは水で戻してから水気を絞ります。
牛切り落とし肉は大きい場合は切ります。
米のとぎ汁は1回目のとぎ汁は捨て、2回目以降のものを使います。

 

1. 牛肉とにんにくを炒める

わかめスープ1

鍋にごま油を熱し、牛肉とにんにくのみじん切りを中火で炒めます。

 

2. わかめを加えて炒める

わかめスープ2

色が変わってきたらわかめも加えて炒めます。

 

3. とぎ汁と調味料を加えて煮る

わかめスープ3

牛肉に火が通ったらA(米のとぎ汁・本みりん)を加え、強火にして、煮立ったらアクを取り、ふたをして弱火で20分煮ます。

 

4. 仕上げの調味料を加える

わかめスープ4

B(醤油・塩)を加えてさらに5分煮ます。

 

5. 器に盛り付けて仕上げる

ミヨックッ(わかめスープ)・とぎ汁使用バージョン

器に盛り、お好みですりごま・粗びき黒こしょうを振ります。

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ミヨックッ(わかめスープ)・とぎ汁使用バージョン

 

定番にひと工夫!飽きずに楽しめるミヨックッアレンジレシピ

 

あさりのうま味がじんわり染みる、あさりのミヨックッ

あさりでミヨックッ(わかめスープ)

あさりから出る豊かなだしが、スープ全体にじんわりと広がり、わかめの自然なコクと合わさって、優しくも深みのある味に仕上がります。噛むほどにうま味が広がるあさりと、とろとろに煮込んだわかめの相性は抜群。ごま油の香ばしさもアクセントになって、ひと口ごとにホッとするような、飽きのこない美味しさです。

【主な材料】
乾燥わかめ
あさり
にんにく
醤油
ごま油
昆布茶

●詳しいレシピはこちら
あさりでミヨックッ(わかめスープ)

 

ぷりぷり食感とコク深さが魅力!えびのミヨックッ

セウミヨックッ(えびわかめスープ)

わかめをじっくり煮込んでとろりと仕上げたスープに、ぷりっとしたむきえびを加えることで、甘みとコクがさらに引き立ちます。えびのうま味がスープに溶け込み、しっかり満足感のある一杯です。ちょっと特別感を出したいときにもぴったりのアレンジです。

【主な材料】
むきえび
乾燥わかめ
にんにく
醤油
ごま油

●詳しいレシピはこちら
セウミヨックッ(えびわかめスープ)

 

うま味の相乗効果!ミヨックッだし汁使用バージョン

ミヨックッ(韓国わかめスープ)だし汁使用バージョンhttps://oceans-nadia.com/user/45109/recipe/440270

こちらは昆布と煮干しのだし汁を使用したバージョンです。炒めた牛肉とわかめに、昆布といりこのだしを合わせてじっくり煮込むことで、奥行きのある本格的な味わいに。素材のうま味を生かした、あっさりとしながらもしっかりコクのあるスープは、毎日でも食べたくなる味。うま味の相乗効果をぜひゆっくり味わってください。

【主な材料】
牛こま切れ肉
わかめ
濃いめの昆布といりこのだし汁

にんにく
ごま油

●詳しいレシピはこちら
ミヨックッ(韓国わかめスープ)だし汁使用バージョン

いかがでしたか? ミネラル豊富なわかめスープは、暑さで汗をかきやすい夏のミネラル補給にもぴったりです。誕生日に食べて韓国の風習に触れてみるのも、韓国の伝統を感じるひとときとして楽しめますよ。

 

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