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    • 公開日2021/04/03
    • 更新日2021/04/03

    食感がたまらな〜い!【たけのこ】の作り置き3選|鈴木さん家のラクちん作り置きVol.14

    Nadia Artistの鈴木美鈴さんによる「鈴木さん家のラクちん作り置き」。第14回目は春に旬を迎える「たけのこ」を使った作り置きおかずです。「簡単、美味しい、何度も作りたくなる!」をテーマに、料理研究家・鈴木美鈴さんのおすすめの作り置きおかずを紹介していただくこちらのシリーズ。今回は生のたけのこではなく、お手軽な水煮を使用したレシピをご紹介します。コリコリとした食感がたまらないおかずが満載ですよ。水煮独特の臭みを消すひと手間や、より美味しく調理するポイントもぜひチェックしてみてくださいね。

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    食感がたまらな〜い!【たけのこ】の作り置き3選|鈴木さん家のラクちん作り置きVol.14

     

    週末に作り置きしておけば、平日のお弁当や夕食、朝食の一品に使える便利な「作り置きおかず」。いつも同じ調理法だと飽きてしまう作り置きおかずも、調理のバリエーションが増えれば、毎日の食卓の楽しみが増えますよね。この連載では「簡単、美味しい、何度も作りたくなる!」をテーマに、おすすめの作り置きおかずをご紹介します。

    ●過去の作り置き連載はこちら

     

    春といえば「たけのこ」が美味しい季節ですよね。旬の生たけのこで作ったお料理は、たけのこ本来の歯ごたえや美味しさを感じることができますが、下処理に手間がかかるため、なかなか食べる機会がないという方も多いかと思います。

    そんなときは、たけのこの水煮を使うと簡単に美味しいたけのこ料理が味わえますよ。たけのこの水煮も、ちょっとした調理のポイントを押さえるだけで、とっても美味しくいただくことができるんです。今回はそんなたけのこの水煮を使った、美味しい作り置きおかずをご紹介します。

     

    「たけのこの水煮」を上手に活用するコツ!

    まずはじめに、たけのこの水煮をより上手に調理するポイントをご紹介します。

    そもそも下ゆでをしてあり、そのままお料理に使えるのが便利なたけのこの水煮。でも実は、お料理に使う前に少しゆでておくだけで、水煮独特の臭みが消えるんです。ゆでるといってもほんの数分! 生のたけのこを下ゆでするほど時間はかからないため、手間はかかりません。

    また、たけのこの水煮を選ぶときにもポイントがあるんですよ。実は、海外産の水煮に比べて、国産の水煮はえぐみが少ないのが特徴です。そのため少しお値段は高めですが、国産の水煮を使うようにすると、美味しさも段違いです。

    さらにたけのこは、穂先の部分はやわらかく、根元の部分は歯ごたえがありますよね。そのため、穂先と根元で切り方を変えると◎。食感の違いも楽しんでみてくださいね。

     

    煮物に使う場合の切り方

    1. 半分に包丁を入れ、穂先と根元に分ける

    2. 穂先の部分は縦に切る。

    3. 根元の部分は1cmの厚さで輪切り、もしくは半月切りをする。

    切り方を変えることで、それぞれの食感の良さを活かした美味しい煮物を作ることができますよ。ぜひお試しあれ。

     

    味がばっちり決まる!「たけのことわかめの優しい煮物」

    まずは基本の煮物です。今回の味の決め手は「白だし」! 味がばっちり決まる上、失敗もありません。家にある乾燥わかめと一緒に煮込むので、材料もお手軽ですね。白だしなので仕上がりの色もとってもきれい。上品で優しい味わいの煮物で、和のおもてなしにもぴったりです。

    【材料(2人分)】
    たけのこ(水煮) 1/2本(約170g)
    乾燥わかめ 5g
    A水 300ml
    A白だし 大さじ2
    A酒・みりん 各大さじ1
    A醤油 大さじ1/2

    【作り方(調理時間10分)】

    1. たけのこは食べやすい大きさに切って水洗いする。鍋にたけのこと、たけのこがかぶるぐらいの水(分量外)を入れて火にかけ、沸騰してから中火で5分ゆでる。ざるに上げて水気をきる。

    2. 乾燥わかめは、たっぷりの水に3分浸して戻し、水気を絞る。

    3. 鍋にAとたけのこを入れて火にかけ、沸騰したら蓋をして弱火で10分煮る。

    4. 水で戻したわかめを加え、ひと煮立ちしたら火を止めて器に盛り付ける。

    【コツ・ポイント】
    ・乾燥わかめはサッと火を通す程度にして、煮過ぎには注意です。
    ・たけのこは下ゆでをすることで独特の臭みが消えますよ。
    ・生わかめだとさらに香りが良くなります。生わかめを使用する場合、サッと洗って食べやすい大きさに切ってから調理してください。生わかめを使用するときの分量は、およそ50gです。

    【保存方法・保存期間】
    ・保存容器に入れ冷蔵保存で3日

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    たけのことわかめのやさしい煮物【作り置き】

     

    野菜嫌いでも食べやすい!「たけのこたっぷり甘辛そぼろ」

    次は、たけのこたっぷり甘辛そぼろです。このレシピは野菜がみじん切りにしてあるため、野菜が苦手な方でも食べやすい一品です。たけのこの食感がアクセントとなっていて食べごたえ満点です。味付けはお子さんが好きなケチャップベースに仕上げてありますよ。

    【主な材料】
    ・たけのこ(水煮)
    ・にんじん
    ・玉ねぎ
    ・ピーマン
    ・合いびき肉

    詳しいレシピはこちら
    たけのこたっぷり甘辛そぼろ【作り置き】

     

    大満足!「豚こま切れ肉とたけのこの甘辛とろみ煮込み」

    最後は、サッと炒めて煮込むだけのメインおかずです。豚肉がたっぷり入っているので、とても食べごたえがあり、とろみのあるあんはご飯もすすみます。食べ盛りのお子さんにも満足してもらえること間違いなしですよ。

    【主な材料】
    ・たけのこ(水煮)
    ・豚こま切れ肉
    ・いんげん

    詳しいレシピはこちら
    豚こま切れ肉とたけのこの甘辛とろみ煮込み

    春に旬を迎えるたけのこは、その美味しさはもちろんのこと、コリコリとした食感も楽しいですよね。お手軽なたけのこの水煮を上手に使って、食卓に春らしさを添えてみてくださいね。

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    このコラムを書いたArtist

    鈴木美鈴
    • Artist

    鈴木美鈴

    • トータルフードコーディネーター

    料理研究家。 【著書・盛るだけつめるだけ毎日かんたん作りおきおかず】 Nadia Artist。 料理コンテストにて多数受賞歴あり。 Web、雑誌、企業様、食品メーカー様へレシピ提供、監修、掲載、撮影、 スタイリングコラム、執筆など幅広い活動をさせていただいております。 レシピのコンセプトは、「素材をいかしたココロとカラダにやさしい料理」 だしを使った本格的なレシピから、身近な食材で簡単に作るレシピまで、 幅広いレシピでどなた様にもご対応できるようにさせていただいております

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