春が旬の食材を使った茶碗蒸しです。 レシピ通りの工程で作れば、お鍋ひとつで調理できます。
卵液は、卵:だしを1:3の分量で作ってください。 菜の花はつぼみの部分と茎の部分で火の通る早さが違うので、時間差で茹でてください。後から蒸すのでゆで時間は短めにしています。 お鍋で蒸すときは、余熱で火を通すのが美味しく仕上げるポイントです。
あさりは砂抜きし、菜の花はつぼみ部分と茎の部分に分け3㎝幅に切ります。
鍋に湯を沸かし塩(分量外)を入れて、菜の花の茎の部分を1分茹でます。つぼみの部分を入れて10秒茹で、ざるに上げて冷水で冷やし固く絞ります。
鍋にあさりと酒を入れ蓋をして中火にかけ、沸騰したら火を弱め2~3分蒸します。あさりの口が開いたら取り出し、あさりは殻から外します。
卵を溶きほぐし、あさりの煮汁を合わせただし汁、A みりん小さじ1、醤油小さじ1/2、塩ひとつまみを入れて混ぜ、こし器かざるなどで濾します。
器にあさりと菜の花の茎の部分を入れ、3)を静かに注ぎ入れます。泡が立ったら爪楊枝などで潰します。
お湯を沸かしておきます。鍋底にふきんを敷き、ラップをかけた器を乗せて、沸騰したお湯を器の半分くらいの高さまで注ぎます。蓋をして加熱し、再度沸騰したら弱火にして8分蒸し、火を消して8分余熱で蒸らします。
菜の花のつぼみの部分を飾って完成です。 ※殻付きのあさりを残しておいて上から飾ると豪華に見えます。
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ササキサエコ
◆フードコーディネーター/フードスタイリスト ◆外国人向け料理教室 Japanese cooking studio -WA-主宰 大阪出身。2016年より兵庫県を拠点に、広告・WEBなどの料理写真のスタイリングをはじめ、レシピ開発、撮影、コラム執筆・監修など、食にかかわるさまざまな活動を行っています。 イギリス・デンマークでの生活と現地日本食レストランでの勤務経験から、日本食の良さを再認識。2019年より自宅で外国人に英語で日本食を教える料理教室を開始。1年間で年間300人以上、36ヶ国以上からの外国人顧客を受け入れ、英語の料理動画も配信中。 海外暮らしで得た知識や、海外の友人や料理教室の外国人ゲストから教わった各国料理の調理法を取り入れつつ、基本の調味料や発酵調味料を使った素材の美味しさを生かすレシピを発信しています。