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日本料理や和菓子を紹介するYouTubeチャンネルを運営しており、バレンタインに合わせてチョコレート味の和菓子のレシピを考案しました。冷凍保存して食べたいときに解凍して食べられるので、ゆっくりとできる週末などにぜひチャレンジしてみてください。冷凍庫にこのデザートがあるというだけで、幸せな気分になれますよ♪
チョコレートホイップクリームは一般的には溶かしたチョコレートを使用しますが、時間がかかり、滑らかなクリームに仕上げるためには少しコツがいるので、今回は市販のチョコレートソースを使ってできる手軽なレシピにしました。チョコレートソースは商品によって甘さが異なるので、ソースと砂糖の量は味を見ながら調整してください。 甘味は体温くらいの温度帯だと感じやすく、冷やすと感じにくくなるため、冷菓の場合は理想の甘さより少し強めに甘味をつけるとちょうどよく仕上がります。 参考までに、ハーシーチョコレートシロップの場合はシロップ40g+砂糖10gくらいを目安にしてください。
◆D 砂糖50g、塩少々は合わせておく。 ◆E 片栗粉適量、純ココアパウダー適量は1:1の割合で合わせておく(目分量で可)。
A ミルクチョコレート30g、生クリーム30gでガナッシュをつくる。ボウルに細かく砕いたチョコレートと生クリームを入れ、ごく弱火の湯せんにかける。チョコレートが柔らかくなったら空気を入れないように静かに混ぜて乳化させ、粗熱をとり、冷蔵庫で20分程度冷やす。
①のガナッシュが冷えてもったりとしてきたら、絞り袋に移し、そのまま冷やしておく。
チョコレートホイップクリームをつくる。ボウルにB 生クリーム130g、チョコレートソース40~60g、砂糖10~20gを合わせ、しっかりと角が立つまで泡立てたら、絞り袋に移す。
直径6cm程度のカップにラップを敷き、③のクリームをカップの形状に沿うように中心から外、下から上に向かって螺旋状に絞る。
中央のくぼみに②のガナッシュを絞る。
ガナッシュの上に再び③のクリームを少量絞り、ラップを巾着状に閉じる。
④~⑥の作業を繰り返し、合計6個のフィリングを用意して、冷凍庫で冷やし固める。
大福生地をつくる。フッ素樹脂加工の鍋(またはフライパン)にC 白玉粉20g、上新粉25g、純ココアパウダー8gを合わせて入れる。水を1/2~2/3量程度加え、ゴムべらでよく練り混ぜる。白玉粉の粒が完全に溶けて滑らかなペースト状になったら、残りの水を数回に分けて加え、ペーストを溶きのばす。
強火にかけ、鍋の底をこするようにして生地を絶えずよく混ぜる。生地全体が餅のようになってきたら弱火にし、力を入れてさらに混ぜ続ける。
生地がひとつにまとまったら、D 砂糖50g、塩少々を3回に分けて加え、その都度よく混ぜる。まとまった生地は分離し始めるが、混ぜ続けると再びまとまる。
砂糖と塩が完全に生地に混ざったら、E 片栗粉適量、純ココアパウダー適量の手粉の半量をバットまたは浅い皿などに広げ、その上に生地を取り出す。残りの手粉を上からかけ、生地の表面全体によくまぶし、温かいうちに手で6等分にする。
麺棒でそれぞれの生地を10~11cm大の円形に伸ばす。右利きの場合は左手で生地の奥端を持ち、右手で生地の手前半分のみに麺棒を転がしながら、少しずつ左手で生地を回転させると、綺麗な円形に伸ばすことができる(動画参照)。
冷やし固めた⑦のフィリングをカップから取り出し、空いたカップに大福生地をかぶせ、ラップを外したフィリングを中央に置き、生地を閉じて指でしっかりとくっつける。最後に刷毛で表面の余分な粉を落とす。
オーブンペーパーまたはワックスペーパーを敷いたタッパーに並べ、蓋をして冷凍庫に保存する。食べる少し前に冷蔵庫または室温で解凍する(フィリングが半解凍くらいの状態で食べるのがおすすめ)。
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早坂玲奈
大切な記念日や、ご友人を招いてのお食事会など、料理を少し頑張ってみたいときに「何を作ったらいいかな・・・?」と迷ったら、ぜひ私のレシピルームをのぞいてみてください。『大切な人を喜ばせたい』という気持ちを応援するためのおもてなし料理をご紹介しています。 出張料理人・飲食コンサルタント・料理教室講師・フードスタイリストとしての経験を積みながら、プロ向けからご家庭向けまで、様々なレシピ開発に携わってきました。美味しさで周りを喜ばせることは、作り手自身の幸せにも繋がることだと日々感じながらこの仕事を続けています。 「簡単」「時短」も素晴らしいけれど、ときには時間をかけて料理を頑張ってみたい日もあると思います。料理にかける手間は、正しく作れば必ず報われます。丁寧に作り方をお伝えすることで、みなさんが大切な日を笑顔で過ごすためのささやかなお手伝いができれば嬉しいです。