今が旬の「長ねぎ」。鍋料理では定番の野菜ですね。生で食べると辛く、加熱すると甘みが増す食材です。風邪予防にも良いと言われていて、栄養も満点! 今回は、長ねぎのおいしさをたっぷり味わうレシピをご紹介します。
美味しい長ねぎの選び方と保存方法
長ねぎは緑色が濃く鮮やかで切り口がみずみずしいものを選びましょう。白い部分はハリとツヤがあるものが新鮮です。
長ねぎはそのまま置いておくと乾燥しやすく、袋に入れて保存すると蒸れて腐敗の原因になります。冷蔵庫に入る長さに切り、ラップか新聞紙などでぴっちり巻いて野菜室(冷蔵庫)に立てて保存するとより長持ちします。
風邪予防に期待!? 長ねぎの効果的な食べ方
白と緑のコントラストがきれいな長ねぎは、場所により含まれる成分に違いがあります。緑の部分はビタミン、カルシウムやβ-カロテンなどが豊富な緑黄色野菜。
使い方がわからずに捨てちゃう人も多いようですが、もったいない! 炒めたり、スープに入れたり色々活用できるので、余すことなく食べ尽くしましょう。
白い部分はねぎ特有の辛みの強い香りの元である 『硫化アリル』 という成分が豊富。カラダの中に入ると殺菌作用のある物質に変化し、ビタミンB1の吸収を高める役割があるそうです。
ビタミンB1は疲労回復効果が期待できる栄養素。寒さが厳しくなるこれからの季節、長ねぎとビタミンB1を多く含む食材(豚肉やハム、うなぎ、豆類、即席中華麺など)を組み合わせた料理を食べて風邪予防や体調管理に役立てたいですね。
ただし、殺菌効果もあるだけに刺激も強く、食べすぎると胃粘膜が荒れる心配も! 食べ過ぎは禁物です。
長ねぎを美味しく食べつくすレシピ!
主菜に!長ねぎをたっぷり使ったごはんに合うメインおかず
鮭とねぎのバターポン酢炒め
長ねぎをまるまる1本使ったおかず。鮭と一緒にバターで炒めてポン酢しょうゆで仕上げました。さっぱり&コクうまの炒めものです。長ねぎのほんのり感じる甘みとバター醤油の味わいは相性抜群!
【材料(1人分)】
生さけ 1切れ
長ねぎ 1本
しいたけ 2個
バター 10g
塩 少々
こしょう 少々
日本酒 大さじ1
片栗粉 適量
サラダ油(炒め用) 適量
ポン酢しょうゆ 大さじ1弱
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●『【簡単】鮭とねぎのバターポン酢炒め』
豚とねぎの塩炒め
豚肉と長ねぎのゴールデンコンビ! にんにくも入れて、スタミナが欲しい時におすすめの一品です。
【材料(2人分)】
豚バラ肉 120g
長ねぎ 1本
にんにく 1カケ
塩 少々
こしょう 少々
サラダ油(炒め用) 適量
ごま油 大さじ1
中華だし(顆粒) 小さじ1/2
しょうゆ 小さじ1/2
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●『ごはんがすすむ♪豚とねぎの塩炒め』
ねぎたっぷりワンタン
フライパン一つで仕上げるお手軽ワンタンです。たっぷりのねぎを入れるので香りと食感がよく仕上がります。仕上げに白髪ねぎをのせると見栄えも◎ 中華風スープやラーメンに入れるのもおすすめです。
【材料(2~3人分)】
ワンタンの皮 30枚
豆苗(トウミョウ) 適量
A 豚ひき肉 120g
A 長ねぎ 1/2本
A しょうがスライス 1枚
A 日本酒 大さじ1
A しょうゆ 小さじ1
A ごま油 小さじ1
A 塩 少々
A こしょう 少々
B しょうゆ 大さじ1
B 酢 大さじ1
B ごま油 小さじ1
B ラー油 適量
B こしょう 少々
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●『蒸し煮で簡単!ねぎたっぷりワンタン』
スープに入れて体ぽかぽか!
ねぎたっぷり!豆乳とベーコンのスープ
炒め煮した長ねぎの甘みが増してとろ~りやわらか。豆乳でマイルドな仕上がりです! 寒い日の朝ごはんにぴったりです。
【材料(2人分)】
長ねぎ 1本
ベーコン 40~50g
しょうが(薄切り) 1枚
A オリーブオイル 小さじ1
A バター 10g
B 中華だし(顆粒) 小さじ2
B 水 200ml
C 豆乳 200ml
D 黒こしょう 少々
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●『ねぎたっぷり!豆乳とベーコンのスープ』
パパッとできる!簡単おつまみレシピ
はんぺんバター醤油炒め
栄養豊富なねぎの緑色部分を活用します。淡泊な味わいのはんぺんにネギの辛味がアクセントになってバランスの良い一品です。食感も楽しめますよ! 味付けはシンプルなのに、あっという間に美味しいおつまみに変身します。
【材料(2人分)】
はんぺん 1枚
ねぎ(青い部分) 1本分
サラダ油(炒め用) 適量
バター 10g
しょうゆ 適量
こしょう 少々
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●『【即席1品】はんぺんバター醤油炒め』
まぐろとねぎのユッケ風
ごま油が香るまぐろのユッケにたっぷりとねぎをプラス。生の長ねぎのシャキシャキの食感と辛みがポイントです。卵黄をくずして絡め、まろやかさをプラスしてくださいね。
【材料(2人分)】
まぐろ(刺身用赤身) 100g
長ねぎ 1/2本
A ごま油 小さじ2
A にんにく・おろし 1/2カケ程度
A 塩 ひとつまみ
A 白ごま 適量
卵黄 2個分
しょうゆ 適量
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●『【即席1品】まぐろとねぎのユッケ風』
冬の長ねぎを加熱すると本当に甘くておいしく変化しますが、この理由は、冬は水分を減らして糖分を増やすことで、寒さによる凍結を防いでいるんだとか。厳しい冬の寒さを生き抜こうとする冬野菜のパワーがすごいですね! 長ねぎは丸ごと1本、余すことなくお楽しみくださいね。
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