サラダでも、煮込みでも。便利な香味野菜「セロリ」
生でも加熱しても独特の香りが楽しめるセロリは、100gで15kcalと低カロリーながら、食物繊維、カリウム、葉酸、β-カロテンなどのビタミンやミネラルなどが豊富に含まれています。
シャキシャキと食感の良い「茎」を食べる印象が強いセロリですが、栄養価は茎よりも「葉」の方が高いんです。
葉の部分は、生で食べるには口当たりが少し気になるかもしれませんが、炒めものや天ぷらなどの加熱料理はもちろん、冷凍保存して煮込み料理に入れたり砕いて少量加えたりと、香りを楽しむ活用法がたくさんあります。ぜひ捨てずにとっておいてくださいね。
セロリの保存方法
セロリの葉は、茎から水分や栄養素を吸い上げてしまうので、購入したら葉と茎は切り離して別々に保存しましょう。
セロリは水分が多い野菜なので、保存対策をしないとすぐにしなびてしまいます。乾燥を防ぐため水で軽く湿らせたキッチンペーパーで包み、密閉袋に入れるかラップでぴっちり包んで、野菜室に立てて保存します。この方法なら、5日から1週間程度は日持ちしますよ。
より美味しく食べるには「スジ」の下処理をしよう
セロリの茎の表面のスジは固いので、生のまま食べる場合は、スジを取り除くと食感の良い仕上がりになります。みじん切りや斜めにスライスする場合には、スジごと食べても問題ありません。冷蔵庫で保存する場合は、スジはつけたままにすることで乾燥を防止します。
【スジをきれいに取る方法3つ】
1.セロリの端に包丁で薄く切り込みを入れてゆっくり引っ張る
2.セロリを内側から外側にポキっと折ってスジを剥がすようにゆっくり引っ張る
3.ピーラーでむく
「葉」も「茎」も!セロリをまるごと楽しむレシピ4選
素材の風味で味付けは最小限!豚とセロリとトマトのエスニック炒め
栄養満点のセロリの葉を活用しました。爽やかなセロリの香りが、エスニックの味付けによく合います。材料をざくざく切って炒めるだけの、夏に嬉しいスピード調理レシピです。
【主な材料】
豚ばら肉
セロリの葉
トマト
にんにく
ナンプラー
●詳しいレシピはこちら
『豚とセロリとトマトのエスニック炒め』
簡単なのにコクと風味がたまらない!タンドリーチキン
特別な材料もオーブンも使わない簡単料理ですが、セロリを加えることで格段に香り高く仕上がります。カレー粉やにんにくなどのスパイスが効いて食欲もアップ! 夏バテ対策にもおすすめの一品です。
【主な材料】
鶏もも肉
セロリ
ヨーグルト
トマトケチャップ
カレー粉
しょうゆ
にんにく
しょうが
●詳しいレシピはこちら
『【簡単コクうま】タンドリーチキン』
刻んだセロリをドレッシングに!トマトとセロリのさっぱりサラダ
セロリとバジルの香り豊かなドレッシングで、シンプルなトマトサラダが鮮やかなおもてなし感のある仕上がりに! 刻んだセロリのシャキシャキ食感で食べごたえもあります。トマトのみずみずしさとドレッシングの爽やかな香りがマッチしたさっぱり味で、夏に食べたいサラダです。
【主な材料】
トマト
セロリ
バジル
オリーブ油
にんにく
●詳しいレシピはこちら
『夏向けさっぱり!トマトとセロリのサラダ』
梅入りごまダレとセロリの相性バツグン!サラダ風バンバンジー
コクのあるごまダレに梅を加えて爽やかに仕上げました。セロリときゅうりを合わせて、パリパリシャキシャキとした食感が楽しいサラダ風バンバンジーです。セロリは縦長に切ることで、より食感がアップしますよ。鶏ささみの加熱は電子レンジでOKなので、暑い日のあと1品に重宝します。
【主な材料】
鶏ささみ
セロリ
きゅうり
長ねぎ
マヨネーズ
白すりごま
梅干し
●詳しいレシピはこちら
『バンバンジー(簡単梅風味タレ)』
香りに特徴があるセロリは、いつもの料理に少量加えるだけでも新鮮なおいしさを楽しめるはずです! 切り方によって食感が変わるので、ぜひいろいろ試してお好みの調理方法を見つけてくださいね。
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