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    • 公開日2022/10/15
    • 更新日2023/11/13

    アンチョビとは?|使い方やないときの代用方法、人気のレシピも!

    パスタやピザなど、イタリア料理でよく見かける「アンチョビ」。今回は、アンチョビの基本情報や種類、使い方、手に入らないときの代用方法などについて詳しくご紹介します。編集部が厳選したアンチョビを使った人気レシピも♪

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    アンチョビとは?|使い方やないときの代用方法、人気のレシピも!

    【目次】
    1. アンチョビとは?
    2. アンチョビのカロリーと主な栄養素
    3. アンチョビの種類
    4. アンチョビの使い方
    5. アンチョビの代用
    6. 編集部厳選!アンチョビの人気レシピ

    1. アンチョビとは?

    パスタや炒め物に少量を加えるだけで、レストランのようなコクのある味わいになるアンチョビ。そもそもアンチョビとはどんなもの? どんな料理だと美味しく使えるの? このコラムでは、そんな疑問にお答えします!

    アンチョビとは、カタクチイワシを塩漬けにして発酵させ、オリーブオイルに漬けたもの。たっぷりの塩に漬けるのでそのままでは塩辛く、刻んでパスタやピザなどに加えて使うのが一般的です。発酵させているためうま味が強く、魚の特有の香りが食欲をそそります。発酵の過程で出た液体は、魚醤として使われています。

    アンチョビの発祥国はイタリア。イタリアではオリーブが多く採れるので、オリーブオイルを使った料理が数多くありますが、アンチョビもオリーブオイルに漬けて保存されています。イタリアではパスタ、ブルスケッタ、バーニャカウダなど、いろいろな料理にアンチョビが使われています。

     

    アンチョビとオイルサーディンの違いは?

    ところで、アンチョビとオイルサーディンは似ているイメージがありますが、実はまったく違うものです。

    オイルサーディンはイワシを塩水に漬けて油で煮たもの。アンチョビほど塩気が強くないので、そのまま食べることができます。また、アンチョビは非加熱、オイルサーディンは加熱されたもので、香りや風味が少し異なります。アンチョビは調味料、オイルサーディンは食材とイメージすると使い分けしやすいですよ。

    2. アンチョビのカロリーと主な栄養素

    アンチョビ100gあたりのカロリーは157kcal、食塩相当量は13.1gとやや塩分は高めです(※1)。

    カタクチイワシを原料にしているので、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が多く含まれています(※2)。

    ※1 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
    ※2 厚生労働省「e-ヘルスネット」不飽和脂肪酸

    3. アンチョビの種類

    缶詰に入っているアンチョビ

    アンチョビといっても、スーパーではフィレ、ロール、ペーストなどさまざまな形のものがありますよね。それぞれどんな特徴があるのか、どんな料理に適しているのかをご紹介します。

    フィレ

    カタクチイワシの塩漬けをそのまま缶や瓶に入れて、オリーブオイルで漬けたものです。刻んで使ったり、ちぎってサンドイッチなどに使ったりすることもできます。

    ロール

    アンチョビをオリーブやケッパーなどに巻き付けて、ロール状にしたものです。アンチョビにほかの食材が組み合わさることで塩気がマイルドになるので、そのままカナッペなどのトッピングに使えます。

    ペースト

    アンチョビをペースト状にしたもので、刻んだりする手間がないので気軽に使えます。パスタ、ドレッシング、ソース、炒めものなどいろいろな使い方ができます。

    4. アンチョビの使い方

    塩気が強いアンチョビはそのまま食べると塩辛いので、料理に少量を調味料の感覚で使うのがおすすめです。

    パスタ、ピザのソースなどに入れたり、フランスパンに塗ってオープンサンドに使用したりできます。炒め物に使っても美味しいです。少量でもコクと風味があるので、レストランのような味わいが楽しめますよ。

    アンチョビは塩気が強いので、いつもの料理にプラスする場合は、ほかの調味料を控えるなど塩分を調整してくださいね。

    5. アンチョビの代用

    アンチョビが手に入らないときは、風味が少し変わってしまいますが、オイルサーディンやツナ缶で代用ができます。

    オイルサーディンは、アンチョビよりも塩気が弱いので、塩を加えると味が近づきます。ツナ缶を使うときは、ナンプラーなどの魚醤を組み合わせると、風味・塩気がプラスされてアンチョビに近い味わいになります。ツナ缶は水煮ではなく、オイル漬けを選ぶのがポイントです。

    6. 編集部厳選!アンチョビの人気レシピ

    ここからは、Nadiaに掲載されている、アンチョビを使った人気レシピをご紹介します。本格イタリアンの味が楽しめるパスタから、ビールやワインにぴったりの簡単おつまみ、アンチョビが欠かせないニース風サラダやバーニャカウダまで、美味しいレシピを厳選しました! ぜひお試しくださいね。

    フライパンひとつで!ブロッコリーとえびのパスタ

    フライパン一つで簡単!ブロッコリーとエビのワンポットパスタhttps://oceans-nadia.com/user/23165/recipe/235331

    ブロッコリーを崩してソースのように仕上げる、イタリアンスタイルのパスタです。アンチョビの塩気とにんにくの香り、ピリッとしたアクセントになる輪切りの唐辛子が煮崩したブロッコリーとマッチして、いくらでも食べられそう。仕上げの粉チーズはたっぷりかけてくださいね。

    ●加瀬 まなみさんのフライパン一つで簡単!ブロッコリーとエビのワンポットパスタ

    アンチョビ入りで絶品!ペンネアラビアータ

    我が家のペンネアラビアータhttps://oceans-nadia.com/user/303237/recipe/417711

    唐辛子を効かせたピリッと辛いアラビアータ。いつものアラビアータにアンチョビフィレを加えることで、うま味がアップしてより深い味わいに。アンチョビのフィレが手に入らない場合にはアンチョビペーストで代用可能です。

    ●asucaさんの絶品♡我が家のペンネアラビアータ

    ササッと作れる簡単おつまみ♪アンチョビキャベツ

    アンチョビキャベツhttps://oceans-nadia.com/user/389834/recipe/399475

    アンチョビと相性のいいキャベツを使った簡単おつまみ。オリーブオイルににんにくの香りを移し、キャベツを入れて蒸し焼きに。にんにくを戻し入れてアンチョビを加え、塩で味を調えたら完成! ワインにもビールにも合いますよ。

    ●rinaさんのおうちバル🥂アンチョビキャベツ

    アンチョビで変身♪お酒にも合う大人のポテトサラダ

    オトナのアンチョビポテトサラダhttps://oceans-nadia.com/user/10254/recipe/144481

    子どもも大好きなポテトサラダを、アンチョビとブラックペッパーを使うことで、お酒にも合う大人向けの風味に仕上げています。じゃがいもは皮付きのままラップに包んでレンジ加熱すると、ホクホクになりますよ。アンチョビ特有の臭みを抑えるために、粒マスタードを加えるのがポイント。

    ●楠みどりさんのオトナのアンチョビポテトサラダ

    5分で完成!即席バーニャカウダソース

    パーティーの前菜に♪即席バーニャカウダhttps://oceans-nadia.com/user/64286/recipe/222012

    スティック野菜にぴったりのバーニャカウダソースも、アンチョビを使用した代表的な料理。叩いてペースト状にしたアンチョビと、すりおろしたにんにく、オリーブオイルを小鍋で火にかけ、生クリームとクリームチーズ、黒こしょうを加えるだけでクリーミーなソースが完成! おもてなしにもぴったりですよ♪

    ●簡単料理研究家*服部みどりさんのパーティーの前菜に♪即席バーニャカウダ

    アンチョビで味付けいらず!ワインにも合う海鮮おつまみ

    海鮮レモンガーリック炒めhttps://oceans-nadia.com/user/100026/recipe/290793

    レモンの爽やかな酸味が効いた炒め物。冷凍シーフードミックスを使って簡単に作れるのに、レストラン級の味わいです。アンチョビの塩気があるので味付けいらず。ビールはもちろん、キンキンに冷やした白ワインにもぴったりです。

    ●三浦ユークさんのお酒が進む!海鮮レモンガーリック炒め

    じゃがいもの食感が◎!アンチョビポテト

    アンチョビポテトhttps://oceans-nadia.com/user/349848/recipe/404395

    じゃがいもをフライパンで蒸してから片栗粉をまぶして焼き、ローズマリーとアンチョビを入れて炒めます。外はカリカリ、中はホクホクのじゃがいもに箸が止まらない! にんにくとアンチョビの香ばしさ、ローズマリーの香りもたまらない一品です。

    ●はらしおりさんの家バル♪止まらない!アンチョビポテト

    アンチョビをドレッシングに!ボリュームたっぷりニース風サラダ

    新じゃがとツナのニース風サラダhttps://oceans-nadia.com/user/67276/recipe/453654

    アンチョビ、オリーブ、ツナで作るニース風サラダ。こちらのレシピでは、アンチョビをドレッシングに使用します。野菜たっぷりでボリューム満点のサラダは、これひとつでお腹も満足できる一品です。

    ●藤本マキさんの【新じゃがとツナのニース風サラダ】春野菜たっぷり

    うま味がたっぷりつまったアンチョビは、いつもの料理に少量加えるだけで風味が出て、美味しさが格段にアップ! 「ちょっと難しそう…」と手に取ったことがない方も、この機会にぜひ気軽に使ってみてくださいね。

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    このコラムを書いたArtist

    中村りえ
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    中村りえ

    • 管理栄養士
    • キッズ食育Jr.トレーナー
    • 食物アレルギー分野管理栄養士

    管理栄養士/米粉料理家 お米好き管理栄養士。東京農業大学卒業後、大手食品メーカーにて商品開発、健康セミナーの企画や広報に携わり、独立。レシピ開発、コラム執筆、セミナー講師、メディア出演など幅広く活躍中。家族の小麦アレルギーをきっかけに米粉に出会い、米粉のおいしさに魅了される。また、日本人の「米離れ」の深刻さについて学んだことから、米粉料理の良さを伝え、日本の米文化を守りたいと考え、米粉料理家として活動を行う。キッズ食育Jr.トレーナーの資格を保有。

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