そもそも「麻婆豆腐」とは?
中国の四川省発祥で、炒めたひき肉と香辛料等に豆腐を入れて煮た料理です。豚肉のうま味、香辛料と調味料の複雑な風味、豆腐のマイルドさが相まって、ご飯が止まりませんよね!
「四川=辛い!」というイメージがあるように、四川料理の基本は「麻辣(マーラー)」!
麻(マー)=舌がしびれる→中国山椒の辛味
辣(ラー)=舌がヒリヒリ→赤唐辛子の辛味
中国山椒+赤唐辛子のWパンチな辛味が本場の味の秘訣です。麻辣(マーラー)を使った四川料理は麻婆豆腐以外にも、麻辣で牛肉を煮た料理や、砂肝を和えた料理など、たくさんあります。ピリ辛で美味しそうですよね。
日本では中国山椒の舌がしびれる感覚が苦手な人が多いせいか、中国山椒を入れない麻婆豆腐も多くみられますが、最近ではスーパーの中華調味料コーナーで中国山椒(花椒粉)が売られるようになってきました。
木綿がいい?絹ごしがいい?「豆腐」選び
主役の豆腐ですが、「木綿」にしようか、「絹ごし」にしようか悩みどころですよね。結論から言えばどっちでもOK! 好きな方を使って下さい。以下、それぞれの特徴です。
木綿豆腐→煮崩れしにくい。味の含みがいい。食べ応えがある。
絹ごし豆腐→滑らかな食感。淡泊な味わいなので辛い麻婆豆腐の箸休め的な存在になる。
ご飯がすすむ!「本格!四川麻婆豆腐」の作り方
【材料(4人分)】
絹ごし豆腐 1丁(300g)
豚ひき肉 200g
長ネギ 1本
チンゲン菜 4枚
にんにく・生姜 各1片
胡麻油 大さじ1
水溶き片栗粉 大さじ1
塩 ひとつまみ
【A】水 100ml
【A】豆板醤・しょうゆ・酒 各大さじ1
【A】砂糖・花椒粉(中国山椒)・赤唐辛子・鶏がらスープの素 各小さじ1/2
花椒粉 少々
※レシピはけっこう辛めなので、苦手な方は花椒粉と赤唐辛子を半量にして下さい。
【作り方】
【材料を切る・下処理をする】
1.絹ごし豆腐は手で大きめの一口大にちぎり、ラップをして電子レンジ(600W)で3分加熱して水気を切る。長ネギ・にんにく・生姜はみじん切りにする。チンゲン菜は湯通しする。
※豆腐はお好みの大きさに切ってOKです。食べ応えを出すために大きくしています。
【炒める】
2.フライパンに胡麻油をひき、弱火でにんにく・生姜を香りが出るまで炒めて中火にし、豚ひき肉、塩を加えて、肉に火が通ったら長ネギを入れ、しんなりするまで炒める。
3.よく混ぜたAを1へ加え、沸騰したら水溶き片栗粉でとろみを出し、豆腐を加えて軽く煮る。
※豆腐に味が染みた方が好きな方はここから10分弱火で煮込んで下さい。
【盛りつける】
4.器にチンゲン菜、麻婆豆腐を盛り、仕上げに上から花椒粉を全体にちらして完成!
※お子様向けには、作り方3の花椒粉と赤唐辛子、4の花椒粉を抜いてくださいね。
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ピリリとした辛さの中に豆腐のマイルドな味がやみつきになる麻婆豆腐は最強のご飯のお供ですね。基本の麻婆豆腐はもちろん、アレンジレシピもご飯がすすんで困っちゃうものばかり。
調味料の分量や食材を少し変えるだけで、自分の好みの味や季節感を出すことができます。いろいろとチャレンジしてみて下さいね。
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