魚屋さんで鮎を見かけるようになると季節を感じます。鮎は塩焼きにするのも美味しいですが、それをごはんにのせて一緒に炊くのもとても美味しいです。鮎には体の余分な水分を排出し、むくみをとる力があります。爽やかな薬味をたっぷり添えて!
米にいきなりだし汁を加えるのではなく、水に浸して水分をしっかり吸わせてから、味をつけただし汁を加えると、ふっくらと炊きあがります。 鮎はしっかり香ばしく焼くと美味しいです。 土鍋で炊く方法をご紹介しましたが、炊飯器や普通の鍋で炊くのももちろんOKです。 鮎の身をほぐす時、骨はしっかりとりましょう。
米は洗ってザルにあげて水気をよくきり、ボウルに入れ、水200mlを注ぎ、30分おく。
鮎は肛門に向かって指で押し糞をしごき出す。ぬめりを水洗いし、水気をふく。塩少々を振って、両面をグリルで香ばしく焼く。
土鍋に下準備した米と水を入れてA だし汁200ml、うすくちしょうゆ大さじ2、みりん大さじ1、酒大さじ1を加えてさっと混ぜ、1の鮎をのせてフタをする。中火にかけ、煮たったら弱火にし、8分加熱する。時間がきたら火を止めて、そのまま10分蒸らす。
枝豆は熱湯でゆでてザルにあげ、さやから出して薄皮をむく。しょうが は皮をむいてせん切りにし、水にさらして水気をきる。青じそはせん切りにして水にさらして水気をきる。
2が炊き上がったら、鮎を取り出して身をほぐして戻し、全体をさっくりと混ぜ、3の薬味を散らす。
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MIHO
料理家・国際中医薬膳師
身近な食材でシンプルに美味しい家庭料理を心がけています。 東京都生まれ、現在は福岡県に在住 料理研究家のアシスタントを経てフリーランスの料理家へ 料理教室の運営や企業の商品開発、料理誌での撮影、執筆など ------------------------------------------------- 「À TABLE 365」主催 家庭での料理作りや夫婦のコミュニケーションに関する悩みを解決するためのオンラインプログラムです。食卓を通してより良い夫婦関係を構築し、自分らしく生きるためのお手伝いをしています。 ラジオでは「食卓から始まる夫婦の新しいスタート」というテーマで、夫婦が幸せになるための台所まわりのことや、日常で感じたことなどをゆるく配信しています。 「À TABLE !」とはフランス語で親しいひとに呼びかけるごはんの合図です。50代になった今だからこそ、こんな温かい言葉で始まる食卓を大切にしていきたいと思っています。 また、薬膳の知識を取り入れ、自分を含め、多くの女性がより心地よく暮らしていけるようになることを考えています。