シンプルですが、満足できる自慢の一品。クリスマスやパーティの主役ローストチキンを確実においしく焼く手順をお教えします。 20年以上前から少しずつ変化し、数年前に完成したレシピです。媚びることのないシンプルなテーストが、裏切ることなく満足させてくれる一品です。クリスマス、パーティーや記念日などの特別な日のディナーに ぜひ作っていただきたいと思います。 20年作り続けた本場の味、ご堪能ください。
肉用の温度計を用意しておくと便利です。生焼けを防ぐために、肉の温度を計ることをお勧めします。肉汁と野菜を少量のワインと一緒に煮詰め、FPでピューレにして漉し、バターと小麦粉を練ったものでとろみを付けたら簡単グレービーが作れます。
A にんじん1本、セロリ2本、玉ねぎ中1個の野菜を粗みじん切りにします。レモンの皮をすりおろします。大さじ2杯分のバターを練っておきます。
FPにバター大さじ2、B 生タイム(刻んで)小さじ2、生セージ(刻んで)小さじ2、生ローズマリー(刻んで)小さじ2のハーブ、あら塩、ガーリックソルトを入れて、10秒攪拌します。
鶏 一羽が丸ごと入る大きさの耐熱皿かロースト鍋に切った野菜の半分をいれ、チキンストックを注ぎ入れます。ラックがあれば乗せます。
チキンの空洞から首や肝などを取り除き、流水で洗って、ペーパータオルで内外きれいに拭きます。余分な脂や皮は切り取ります。
皮の下に手を入れて、皮を身からはがします。破れないように気をつけて。胸肉の上に3のハーブバターを手で塗ります。皮の上から全体に軽くシーソルトを振り、手でマッサージするようにもみこみます。
空洞に、2のレモンバターを手で良く塗ります。残り半分の野菜を空洞に入れます。
用意した耐熱皿の野菜に(ラックがあればラックの上)チキンを乗せ、溶かしバターを刷毛で全体に塗りオーブンに入れて焼きます。
30分おきに取り出し、肉汁を全体に塗ってあげます。こうするときれいな焼き目がつき、乾燥することなく焼けます。焦げ目が強そうな場合は、ホイルで途中から覆います。だいたい1キロのチキンで1時間弱が目安です。 ミート用温度計を肉の厚い部分に差込み温度が77-78度くらいになっていれば焼けています。(華氏170度)
大皿に移し変え、ホイルで軽く覆って肉汁をしっかり閉じ込めてから カットします。肉汁を煮詰めてソースが作れます。
飾り用 レモン・セージ・ローズマリーなどのフレッシュなハーブやレモンを彩りに飾ります。ローストポテトやにんじんのグラッセなど アスパラガスも一添えると さらに豪華です。
皮の下に生のセージの葉を乗せて焼くようにしています。こうすると 焼けたとき模様が入ったように見えてきれいなんです!
乾燥ハーブでも作れますが、新鮮なハーブで作ると香りが違います。ローズマリーやセージはプランターでも簡単に育ちます。
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LittleDarling
アメリカテキサス州在住の料理愛好家&コラムニスト。 日本語新聞[「いろは」で24年間コラムを執筆しています。 https://ameblo.jp/littledarling-cooking 学生時代から在米トータル37年。 今も、 日本の食文化を大切にしながら暮らしています。 海外で作る和食レシピ、アメリカ料理のレシピを中心に エスニック料理他、多国籍料理を得意としています。 オリジナルレシピ、海外に暮らすからこそひらめくレシピで 、これまで、数多くのコンテストで受賞、企業とのコラボを手掛けています。 オーガニック菜園とハーブガーデンが癒しの場所です。