てんぷらはポルトガル人によって日本に伝えられた、と言われている料理。これはまるでかき揚げの元になったようなお料理です。本来は塩タラ(干しタラ)を使うところを、日本で手に入りやすい生タラにしています。軽い衣ではなく、しっかりとした生地。なので、おやつにもなる感じのボリュームです。
油に落とし入れる時は低い位置から滑らせるように入れてください。 そうすれば油がはねません。
タラは塩をまぶして15分ほど置き、耐熱皿に並べてラップをして3分加熱する。骨と皮を取り除いて粗くほぐす。玉ねぎは細かいみじん切りにする。
ボウルに卵を割り入れてかき混ぜ、薄力粉を加えてよく混ぜ、1のタラと玉ねぎ、パセリを加える。水を加えてホットケーキの生地くらいの固さに調整する。
フライパンに油を高さ1cmくらいまで入れて中火で熱っし、中温(170度)ほどになったら、スプーンで生地を8等分して落とし入れ、きつね色になるまでじっくり揚げる。
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ヤミー
世界を旅する、料理研究家。輸入食材店に勤務しながら料理ブログをスタートして話題となり、現在はテレビや雑誌、企業のレシピ開発で活躍の他、ベストセラーとなった著書多数。近著に『ヤミーさんのおうちで世界一周レシピ』『ワンボウルクッキング』(いずれも主婦の友社)。NHK「きょうの料理」や、冠番組「ヤミーのレシピ帖」(長野朝日放送)などのテレビ出演、少人数制料理教室「Yummy‘s Cooking Studio」を主宰するなど、輸入食材の知識を活かして、世界中の料理を日本の家庭で作れる簡単レシピにするのが得意。 最近は日本一のカルディマニアとしてもテレビやラジオ、雑誌などでも活躍している。