しょうがのポカポカパワーの正体
生のしょうがには末端の血流を改善する働きがある
しょうがには身体を温める働きがあるとよく言われています。
生のしょうがには「ジンゲロール」という成分が含まれていて、この成分は末端の血流を改善する働きがあり、身体の中心から末端に向けて熱を送ります。
ですが、末端が温まることで一時的に冷え性が良くなっても、身体の中心が温められないと根本的な冷え性改善にはならないという考え方もあります。
しかし、この「ジンゲロール」の一部は加熱や乾燥をすることで「ショウガオール」という成分に変化します。
加熱や乾燥させたしょうがには、身体の中心を温める働きがある
ショウガオールは、身体の中心を温める働きがあると言われています。冷え性の方は、おなかを触ると冷たいことがあるのではないでしょうか? 身体の中心から温めることは冷え性改善のため大切です。
そのため、冷え性の改善には生のしょうがと加熱したしょうがを、料理に合わせて使い分けながらどちらも食べるようにすることがおすすめです。
しょうがの皮は捨てずに使おう
しょうがの皮にも栄養素が含まれていて、捨てるのはもったいないところ。ただ、皮が厚いと食感などが気になりますよね。また、海外産のしょうがだと農薬などの使用も気になります。
しょうがの皮は、包丁やスプーンなどでこそげるように取り除く程度が◎。そして、国産のしょうがであればよく洗えば食べられるので、千切りにするのか、おろして使うのかなど、その時々に合わせて皮の処理を変えるのが良いかと思います。
しょうがのおすすめ使用法
しょうがのおすすめ使用法を紹介します。しょうがは、おろしたり、加熱したり、乾燥させたり、自由自在に使うことができます。
おろししょうがは麺類との相性◎
おろししょうがは麺類との相性バツグン。うどんやおそば、ラーメンやパスタなど、どんな麺類にも合います。もちろん、しょうがをおろして使用するのが一番ですが、チューブタイプのものを使用しても良いでしょう。
千切りや薄切りは煮物だけじゃない!炊き込みご飯などに入れても◎
千切りや薄切りのしょうがは、肉じゃがや煮魚など、煮物に入れることが多いですよね。くさみ消しだけでなく、風味がアップすることで、いつもの料理とは違う味わいになります。
煮物だけでなく、炊き込みご飯やスープなど、どんな料理にも千切りしょうがや薄切りしょうがはよく合います!
乾燥しょうがを常備しよう
乾燥しょうがは一度作れば長期保存することができます。ドリンクや汁物、お菓子などいろいろと使いみちがあり使い勝手抜群です。毎朝の紅茶などに乾燥しょうがを入れるだけで、ポカポカと身体の芯から温まります。また、ジンジャエールなどにも使うことができますよ。
タイプ別おすすめレシピ
しょうがを使ったおすすめレシピを紹介します。どのレシピもしょうがをたっぷり使っているので、食べると身体がポカポカと温まりますよ♪
乾燥しょうが
こちらは、自家製乾燥しょうが。紅茶やスープに入れるのがおすすめです! ベランダなどで干しても良いですが、オーブンを使えばもっと早く作れます!
材料しょうが…お好きな量
【下準備】・しょうがの皮をスプーンなどでこそげ取る・オーブンを120℃に予熱する
【作り方】1.しょうがを1〜2mm幅にスライスする。2.天板にクッキングシートを敷き、1を重ならないように並べて、120℃のオーブンで40分焼く。
詳しいレシピはこちら
しょうがの炊き込みご飯
しょうがをたっぷり入れた炊き込みご飯。ツナとよく合います! もちろん、油あげや鶏肉などを入れてアレンジしてもOKです。
【材料(2合分)】・米…2合・にんじん…40g・しょうが…30g・ツナ缶…1缶・めんつゆ(濃縮タイプ)…大さじ2
【下準備】・米を洗う・にんじんとしょうがの皮をむき、千切りにする。しょうがを飾り用に少量取り分けておく・ツナ缶の水気を切る
【作り方】1.炊飯器に米を入れ、規定量の水を入れる。上から、にんじん・しょうが・ツナ缶・めんつゆを入れて、炊く。2.器に盛り、飾り用のしょうがをのせる。
詳しいレシピはこちら
しょうが風味のあんかけうどん
寒い日やかぜ気味の日におすすめのあんかけうどん。薄味に仕上げているので、身体にも心にも染み渡りますよ♪
【材料(2人分)】・うどん…2人分・しょうが…20g・カニ風味かまぼこ…6本・めんつゆ(濃縮タイプ)…大さじ4・水…600ml・片栗粉…適宜・薬味ねぎ…適量
【下準備】・しょうがの皮をむき、すりおろし、飾り用に少量取り分けておく・薬味ねぎを小口切りにする・カニ風味かまぼこを縦に割く
【作り方】1.うどんを規定時間ゆでる。2.鍋に、水、めんつゆ、カニ風味かまぼこ、しょうがを入れてフツフツとするまで煮て、火を止めて水溶き片栗粉を加える。とろみがついたら再度火をつけて2分ほど煮る。3.器にうどんを盛り、2をかけ、薬味ねぎと飾り用に取り分けておいたおろししょうがをのせる。
詳しいレシピはこちら
一年中使えるしょうが
いかがでしたか? しょうがは乾燥させたり、おろしたり、加熱したりと、さまざまな料理に使うことができます。しょうがを毎日の食生活に加えることで、体調が良くなるかもしれません。特に乾燥しょうがを作って常備しておくと、思い立ったときにすぐに使えるのでおすすめです。ぜひ、活用してみてくださいね。
こちらの記事もチェック!
・しょうがパワーで体ぽかぽか♪ジンジャーシロップ&ジャムレシピまとめ
・「しょうが」に関する人気のレシピ一覧