優秀な緑黄色野菜、ピーマン
「子供の嫌いな野菜」ランキングの常連といえば、このピーマン。子供でも大人でも、今だに「苦手!」という方はけっこう多いですよね。しかしピーマンは、調理法によってはとびきりおいしくいただけるお野菜でもあるんです。
そもそもこのピーマンに多く含まれているビタミンA、Dは油に溶けやすく、また、熱に弱いとされているビタミンCを守ってくれるビタミンPというとてもありがたい物質まで含まれています。
これはつまり、ピーマンは生でいただくのはもちろん、煮たり焼いたり炒めたりすることでかなり多くの栄養素を摂取することができる優秀野菜だということ――。
そこで今回は、そんなピーマンをとびきりおいしくいただけるレシピを以下にご紹介したいと思います。いずれも、とても簡単に作れてご飯がすすむ、そんなおいしい「無限ピーマン」レシピたちです。
■ご飯のおかわり必至!くるみじゃこピーマン
さっと炒めたピーマンに、カリカリのじゃことくるみを合わせた甘辛味のふりかけ風常備菜。じゃこに旨みがあり、くるみがカリカリしているので食べやすく、お子さんにも人気の一品です。ピーマンを繊維と直角に、横方向に切ることで火を通りやすくし、他の具材との味のなじみを良くします。
【 材料(作りやすい分量:約6人分) 】
ピーマン 8個(正味 約190g)
ちりめんじゃこ 20g
くるみ(無塩) 40g
白ごま 小さじ2
油 大さじ1/2
A) みりん 大さじ2
A) 醤油 大さじ2
詳しいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/26/recipe/142756
■シャキシャキ感がクセになる!細切りピーマンのたらこ和え
生のピーマンのシャキシャキした歯ざわりに、たらこの旨み、ごま油の香りで、思わず箸が伸びます。しっかり味なので、ピーマンが苦手という方にも召し上がっていただきやすいですよ。 生で使う場合、ピーマンは繊維をこわさず、縦に細切りにすることで苦みが出にくくなります。
【 材料(2人分)】
ピーマン 大3個 (正味150g)
たらこ 1/2腹
A) にんにく(すりおろし) 小さじ1
A) マヨネーズ 小さじ1
A) ごま油 小さじ2
詳しいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/26/recipe/140419
■食べた瞬間、旨みがジュワワ~!ピーマンの甘辛煮
火ぶくれするまで焼いたピーマンを甘辛く煮て、最後にかつおぶしをたっぷり。お出汁を含んだジューシィなピーマンは、一度油で焼きつけているので旨みも十分。冷やしてもおいしいので常備菜にもぴったりで、ご飯がとにかくすすみます!
【 材料(2~4人分)】
ピーマン 6~7個(正味200g)
油 大さじ1/2
A) だし汁 1カップ
A) 酒 小さじ2
A) みりん 小さじ2
A) 醤油 大さじ1/2
詳しいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/26/recipe/141801
■ガッツリ中華な炒めもの!ピーマンとひき肉のオイスターソース炒め
青椒肉絲(チンジャオロウスー)風の味付けの炒めもの。おいしく作るポイントは、こちらもピーマンを火ぶくれするくらいまでしっかりと炒めておくこと。旨みのあるひき肉とオイスターソースのコクで、とにかくご飯がすすみます。しっかり味なのでお弁当にもオススメですよ。
【 材料(3~4人分)】
ピーマン 5~6個 (正味約100g)
豚ひき肉 220g
ねぎ 30g
しょうが、にんにく 各1片
油 適量
ごま油 大さじ1
A) オイスターソース 大さじ2杯半
A) みりん 大さじ2
A) 酒 大さじ1
A) ブラックペパー 少々
詳しいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/26/recipe/130103
■オーブン任せ!スタッフド・ピーマン(肉詰めピーマン)のスパイシーチーズ焼き
作業時間10分のオーブン焼き。焼き時間はかかるものの、ピーマンを丸ごと使うので扱いがしやすく、オーブン任せだから火加減も気にせず簡単に作れます。じっくり焼いたピーマンは、苦みもなくて甘くてジューシィ! 家族みんなが喜ぶメインおかずです。
【 材料(2人分)】
ピーマン 中8個
豚ひき肉 200g
玉ねぎ 1/4個 (50g)
パルミジャーノ・レッジャーノ 25g
A) 牛乳 大さじ1
A) パン粉 大さじ1
B) チリパウダー 小さじ1/4
B) 塩 小さじ1/8
B) こしょう 少々
B) 卵 1個
C) トマトケチャップ 大さじ2
C) ウスターソース 大さじ2
詳しいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/26/recipe/142742
おいしく作るための「切り方」「火の入れ方」「味のつけ方」
じつは、「無限ピーマン」のようなやみつきになるピーマンおかずを作るためには、ある一定のルールのようなものがあります。
切り方で味がかわる?
上の写真左のように、ピーマンは(繊維を断つように)横向きに切ると苦みが出やすく、逆に写真右のように、(繊維方向に沿うように)縦向きに細切りにすると苦みが出にくくなるんです。
しっかり火を通すと苦みがやわらぐ
ピーマンを煮たり焼いたり炒めたりする場合は、「皮の部分が火ぶくれするくらいまでしっかりと焼く」ことで甘みがぐっと引き出されます。煮る場合もそれをしてから煮ると苦みがやわらぎ、さらにクタクタになるまで煮ることで、食べやすく、あとを引く味わいに仕上がります。
メリハリのある味と組み合わせると食べやすい!
ピーマンの苦みが苦手という方には、とくにメリハリのある味のおかずを選ぶと食べやすくなるようです。たとえば、じゃこだったり、たらこだったり、かつおぶしだったり、オイスターソースだったり、チーズだったり・・・。そんな旨みのあるしっかり味の食材や調味料を加えながら作るととっつきが良く、ピーマンがぐんとおいしく、食べやすくなります。
ピーマンのおいしさを再発見してみて♪
いかがでしたか? じつは筆者も昔は大のピーマン嫌い。けれどこんなおかずたちのおかげで、今ではすっかりピーマンのおいしさに目覚め、大好き!になりました。
年間を通じて手に入りやすく、価格も安定していて栄養価も高いピーマン。ぜひみなさんも、お気に入りの「無限ピーマン」レシピを見つけて、ピーマンのおいしさを楽しんでみてくださいね!