今年はフライドポテトが流行るかも!?
近年、都内に続々とオープンしているフライドポテト専門店。フライドポテトはハンバーガーに欠かせないサイドメニューだったはずが、今やそれだけでお店ができてしまうなんて、やっと脚光を浴びた名脇役はもはや主役!
専門店ではじゃがいもの品種によって切り方を変えたり、ディップソースの種類を豊富に取りそろえたりと、様々なこだわりがうかがえます。
そんな中でも気になったのが『トスカーナ風フライドポテト』
専門店としてお店を構えているわけではありませんが、なにやら『世界一美味しいフライドポテト』としてハマる人が続出しているとか。
そんなに美味しいなら食べなきゃもったいない!おうちで作ればきっとみんなに喜ばれること間違いなし!ハーブのいい香りがおうちに漂って、できたては手が止まらない美味しさです。お酒のおつまみにもいいですよ。
トスカーナ風フライドポテトとは?
銀座の人気フレンチレストラン「Mardi Gras」のシェフが考案したフライドポテトのこと。ローズマリーやタイムなど数種類のハーブでオイルに香りを付け、さらににんにくを皮ごと入れて揚げることにより、風味が増していつものフライドポテトが何倍にも美味しくなるらしい。
ちなみに、トスカーナとはイタリアのトスカーナ州のこと。イタリアの中北部に位置し、海と山の幸に恵まれた土地です。ワインやオリーブの産地としても有名で、トスカーナ料理にはオリーブオイルは必須。料理はシンプルゆえに素材の良さを活かしたものが多く、何度食べても飽きがこないんだとか。
『トスカーナ風フライドポテト』もシンプルゆえにじゃがいもの美味しさがダイレクトにくるので、品種選びも味を大きく左右すると思います。
フライドポテトに適したじゃがいもの品種
じゃがいもはたくさんの品種があります。美味しいフライドポテトは品種選びから。好みもあるかと思いますが、カリッほくっとした、一番フライドポテトらしい食感を再現するなら、でんぷん質の多く、糖度の低い男爵を選びましょう。
「きたあかり」や「とうや」のように甘みのあるじゃがいもは、食べた時にサツマイモのような感じになるし、「メークイーン」はねっとりしっとりした食感になります。
ここでは基本の男爵を使い、ご紹介します。スーパーでも一番手に入りやすい品種なので男爵で作っていただくことをオススメします。
トスカーナ風フライドポテト(一皿分)
材料
じゃがいも 大2個
ローズマリー 3枝
タイム 3枝
薄力粉 大さじ1
にんにく(皮つき)2個
油 塩
作り方
①じゃがいもは1㎝の拍子木切りにする。30分ほど水にさらしてから良く水気をきっておく。
②①のじゃがいもに薄力粉をまぶし、フライパンに入れる。ハーブとにんにくも入れる。
ここに冷たい油をひたひたに注ぎ、強火で火にかける。温度が上がったら中火に落とし、じゃがいもが色づくまで7~8分ほどあげる。竹ぐしがすっと通るくらいまで火が通ったら温度を上げ、(180度くらい)10秒ほど経ってからざるにあげ、塩を振りかける。
2度揚げしない方法なので、最後に温度を揚げて油切りをします。
揚げ油はハーブの香りとにんにくの風味がついた美味しい油なので、とっておいてお肉を焼いたり野菜を焼いたりして再利用してくださいね。
ハーブは自然とパラパラになりポテトに絡むので、塩を振るだけでハーブフライドポテトの完成です。一緒に揚げたにんにくもほくほくで美味しいです。
フライドポテトは揚げたてが一番なので、できたらアツアツで召しあがってください。