アツアツもおいしいですが、下準備で脂をしっかり切っておくと冷めてもおいしくいただけます。漬けダレに漬けたまま冷蔵庫で2日程度保存しておけます。素揚げにする野菜は季節のものを使ってください。パプリカやれんこん、アスパラガス、ナスがお勧めです。
本格的な油淋鶏は鶏もも肉を丸ごと使いますが、食べやすいサイズに切ることで、揚げる時間を4~5分程度ですが短縮できます。鶏肉は素揚げにしてもいいですが、粉をつけて揚げた方がでタレが染みこみやすくなります。
鶏もも肉の筋や皮と身の間についている黄色い脂を包丁で切り落とす。厚みのある部分に浅く切り込みを入れ、食べやすい大きさに切る。
A おろしにんにく大さじ2、しょうがのしぼり汁大さじ2、しょうゆ大さじ2、酒大さじ1を混ぜあわせ、鶏もも肉を30分程度漬け込む。
B 米酢大さじ2、鶏がらスープ大さじ2、しょうゆ大さじ2、ごま油大さじ1、砂糖小さじ1、しょうがのしぼり汁小さじ1/2、長ねぎのみじん切り1/2本を混ぜ合わせ、漬けダレを作る。
破裂防止のために爪楊枝を使い、万願寺唐辛子に7~8か所穴をあける。
キッチンペーパーで鶏もも肉の水気をふき取る。C 片栗粉大さじ3、薄力粉大さじ3と共にビニール袋に入れ、口をしっかり閉じて上下に振る。肉の表面にまんべんなく粉をまぶし、余分な粉ははたき落としておく。
鶏もも肉を160℃の油で4分揚げる。一旦取り出し、油を切っておく。油の温度を180℃に上げ、3分揚げる。
熱いうちに鶏もも肉と万願寺唐辛子をB 米酢大さじ2、鶏がらスープ大さじ2、しょうゆ大さじ2、ごま油大さじ1、砂糖小さじ1、しょうがのしぼり汁小さじ1/2、長ねぎのみじん切り1/2本に30分以上漬け込む。
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こんどうとしえ
ドイツ語翻訳家として活動するかたわら、葉山で料理教室"Convivialite Cooking Lesson"を主宰。レシピ開発や商品PRを数多く手掛ける。語学力と食文化への深い造詣を活かして世界の郷土料理、郷土菓子を研究し、本場の味を身近な食材で再現できるレシピを開発。