大好きなパティスリーのキャラメルケーキを再現すべく、試作を重ねたケーキです。バニラはエッセンスやオイルではなく、鞘を準備してください。
キャラメルソースを作る際にグラニュー糖をどの程度まで焦がすかによって苦味が変わります。何度か作って、お好きな苦味に調整してみてください。また、焼き上がってすぐにラップで包むか否かでしっとり感が変わります。ラップで包む場合はケーキが冷めた時にラップを新しいものと交換するのをお忘れなく、結露がついたラップで包み続けると、ケーキにカビが生えてしまいます。
型にオーブンペーパーを敷いておく。 オーブンを170℃に予熱しておく。 A 薄力粉90g、アーモンドパウダー20g、ベーキングパウダー小さじ1/2を合わせてふるっておく。
キャラメルソースを作る。小鍋にB グラニュー糖50g、水大さじ1を入れ、中火にかける。ヘラなどでかき混ぜず、鍋を揺すって全体を馴染ませるようにする。薄茶色に色づいたら、一旦火を止め、生クリームと塩を加え、ヘラでよく混ぜる。再び火にかけ、ブクブクと沸騰したら20〜30秒ほどかき混ぜながら加熱する。別の器に取り、冷ます。
卵を溶きほぐし、5〜7回に分けて加えながら撹拌する。
キャラメルソースを加え、ハンドミキサーで生地が均一になるまで混ぜる。
A 薄力粉90g、アーモンドパウダー20g、ベーキングパウダー小さじ1/2を加え、ヘラで混ぜる。底に粉が溜まりやすいので、掬い上げるように混ぜるとよい。
型に生地を入れ、表面を平らにならす。型を数回調理台に落とし、余分な空気を抜く。
170℃のオーブンで40〜45分焼く。10〜15分ほど焼いたところで表面が固まったら、一旦取り出し、中央にナイフで切り込みを入れる。
ケーキが焼けたら型から外し、ケーキクーラーの上で冷ます。しっとりとした生地にしたければ、熱いうちにラップで密閉する。熱が完全に取れたら、ラップを外す。保存する場合は新しいラップで包み直す。
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こんどうとしえ
ドイツ語翻訳家として活動するかたわら、葉山で料理教室"Convivialite Cooking Lesson"を主宰。レシピ開発や商品PRを数多く手掛ける。語学力と食文化への深い造詣を活かして世界の郷土料理、郷土菓子を研究し、本場の味を身近な食材で再現できるレシピを開発。