熱々に煮込んだお鍋やスープ、チーズなどを頬張るのも冬のだいご味。 カレーうどんやトマト味、チーズ味など、無性に食べたくなるようなメニューのあったかバージョンを並べました。 食べる人の楽しそうな顔を思い浮かべながら作る、心もポカポカに温まる献立です。 また栄養面でも、体を温める食材がたっぷり使われています。たんぱく質をしっかり摂り、代謝を上げることも身体を温める大事な要因です。
1日目
芋煮のレシピでも書いたように、「芋煮会」と言って野外で炊き出しにも使われるほど、心も身体もポカポカ温まる汁物です。 まったりした優しい口あたりなので、こんがり焼いたものが良く合います。レシピにはありませんが、お餅を焼いて添えるのも冬らしくてぴったりです。 里芋を煮込んでいる間に、長芋の梅焼きを作ります。時間に余裕のある場合は、長芋をたたいてつぶし成型するまでを先にすませておくとスムーズです。
2日目
一見、体を冷やしそうなトマトも、鍋で煮込めば酸味と相まってポカポカと温まるメニューになります。 ゆず大根は作ってすぐでもいただけますが、味がしみこんだ方がより美味しいので、できればあらかじめお作りください。鍋の具材に火が通るまでの前菜にも、リゾットに合わせるお漬物としても、どちらにも重宝します。
3日目
カレーうどんのだしに使う昆布を水につけたら、先にれんこんのはちみつ黒酢漬けを仕上げて、味をなじませておきましょう。この副菜もれんこん黒酢、しょうがと体を温める食材ばかりです。 カレーうどんはどなたにも食べやすい味にしていますが、唐辛子などを加えて辛くすれば、さらにヒートアップできます。
4日目
トロっととけた熱々のチーズをスプーンで口に運ぶのも、冬のだいご味ですね。 ホワイトソースは難しそうに見えても、玉ねぎをバターで炒めた中に粉を投入するコツがわかればサッと作ることができます。 トマトとスモークサーモンの酸味に対する、ミネストローネの野菜の甘みとのバランスが最高な組み合わせです。
5日目
サラダも一見冷やすようですが、かぶやりんごは身体を温める食材です。またベビーリーフの代わりに身体を潤す食材である水菜を使うのもなお良いです。 ポトフは言わずと知れたあったかメニューの定番ですが、白味噌をつかって、さらにほっこりまったりとしした味わいに。骨付き鶏の滋味と、野菜の酵素で体の中をきれいにすることも、温めることにつながります。
Yukiyo
スポーツを頑張る子供たちへの食でのサポートで、栄養バランスを考えた献立を長年作ってきました。 今では栄養バランスは外さず、家族の笑顔が増えるような華やかで心躍る食卓を心掛けています。 そのために日々の献立だけでなく、まだ見たこともない国内外の食材や調味料を探求し、世界の美味しい料理をおうちでも簡単にできるレシピを考案しています。 お料理好きな皆様には旅行気分で楽しみながら、料理にまだ慣れていない方にも上手にお作りいただけるよう、丁寧でわかりやすいレシピを目指して書いています。 レシピを通して、料理を作る楽しさ、そして美味しさを共有させていただければ、光栄です。 大阪市在住