いつも何だか美味しく出来なかった魚の煮付け。実はお酒が違うんです。家庭でよく使われる料理酒は100ccで約2.1gの塩が入っています。これはお酒として販売出来なくする為の塩分です。塩を入れる事により飲めなくする→飲めないので酒税がかからないと言う訳なんです。お料理屋さんで使う酒は酒税のかかったお酒を使うので美味しいんですね。これからは清酒で冷凍魚でも美味しく出来ますよ。
基本の下ごしらえと、調味料の酒は料理酒を使わず、清酒を使用事で、誰でも美味しい煮付けが出来ます。魚の煮付けは他の調味料に対して配合が多いため、料理酒に含まれる塩分が味の邪魔をしていたんですね。紙パック入りの安価なお酒でも充分美味しいです。家庭に清酒がない場合は、ワンカップ酒など利用すると良いでしょう。今回の落としぶたは『リード』使用しました。灰汁も取れるので良いですよ。
かれいは包丁でうろことヌメリを綺麗にこそげとります。安価な冷凍魚なら切り身でも、うろこ取れていない場合が多いです。丁寧に下ごしらえしましょう。飾り包丁入れます。皮に斜めに切れ目を入れると味が染み込みやすくなります。
お鍋に調味料A 濃口醤油大さじ2、本みりん大さじ1、砂糖大さじ1、清酒50cc、水100ccを入れて沸騰させます。静かにかれいを入れます。落としぶたをして、再び沸騰したら、中火〜弱火にして10〜5分煮ます。
お好みでインゲンやししとうがらし等の青みを入れて煮ても良いです。5分くらい経ってから入れると色味が綺麗に仕上がります。
煮汁が余ったら、インゲンなど煮ても美味。美味しい煮付けで子供の魚嫌いも克服しちゃいましょう。
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田村 りか
簡単料理研究家
こらない簡単料理研究家。 子供の頃から料理本を見るのが大好きでした。 子育ての間の息抜きは、図書館でのレシピ本読破でした。 おばあちゃんの味、お母さんの味、私の味、子供達に伝えるべく レシピアップ。 命をつなぐもの、自分、家族、そして他人の命みんな大切にしたいと思います。