秋田の「びっくり炊き」をご存知ですか。 炊飯中に”びっくり水”を差すから「びっくり炊き」。 吸水も無しでふっくらモチモチに炊き上がります♪ ほぼ玄米食&炊飯器無しの私は長年この炊き方。 玄米の古さや炊き上がりの好み、鍋の材質によって調整がいるけど、私なりの炊き方をご紹介します。 少し曖昧なレシピなことをお許しください!! 2~3回も炊けば勝手がわかるから、とりあえず試してみ(^^)
◆今回は土鍋炊き。土鍋炊きの特徴として、少しパラっと仕上がります。もちろん他の鍋でもOK。材質によって炊き上がりの質感が変わります。 ◆経験上、2合以上が炊きやすいです。 ◆8号土鍋で3合まで炊けます。普段は寸胴鍋で4合炊いてます。参考にして下さい。 ◆慣れない内はちょくちょく蓋を取って様子を見ても大丈夫です。 ◆炊き立てを一食分ずつラップで包んで冷凍すれば、いつでも美味しく頂けて便利です。
◆玄米をさっと洗い、ザルに上げて水を切る。吸水は不要です。
鍋に玄米と、玄米の1.2~1.5倍の水を入れる。 ※玄米が古いほど水を多く入れます。 ※【例】今回はちょいと古い玄米を使用。3合の玄米に対して4.5合の水を入れました。
蓋をして強火に掛け、17~20分炊く。 ※吹きこぼれるようなら火加減を落としても良いです。 ※玄米や水の量、鍋の材質や火加減によって変わります。 もし途中で「パチパチ」と音が鳴る場合は、水が無くなって焦げ始めのサイン。1/2合程度の差し水をして底から混ぜて下さい。
水加減が”ひたひた”状態になったら2回目の水(びっくり水)を注ぎます。 玄米の1.0~1.2倍の水を注ぎ、しゃもじで軽く混ぜて下さい。 混ぜたら蓋をし、火加減は引き続き強火。 ※やわらかく炊き上げたいほど水を多く加える。
再沸騰したら弱火に落とし、15~20分炊く。 ※少し吹くときは、蓋の隙間にキッチンペーパー等を差し込むと良いです。
小さく「パチパチ」と音がし、点々と空いた穴から水が噴き出さなくなったら炊き上がり。 蓋をしたまま10分蒸らし、底から混ぜれば出来上がり♪ ※オコゲが欲しい場合は、最後に30秒ほど火を強めて下さい。
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西井千里(ち~sun)
料理家
【兼業料理家/食生活アドバイザー】 都内で美容サロンを営み12年目を迎えた食いしん坊。 「優しく楽しく親切なレシピ」をモットーとします。 材料も調味料も手軽なものを使い合理的に整えるのが得意です。 簡単~本格的まで、古今東西の ”美味しい” をご提案。