10月に入り、日中は暖かくても、朝晩は肌寒く感じる日も増えてきました。そんな日は、あんかけ料理はいかがでしょうか? とろみを付けることで料理自体が冷めにくく、食べると体の中からポカポカになりますよ。
今回は野菜やお肉のおかず系からごはんものまで、おすすめあんかけ料理をご紹介します。
失敗しないとろみ付けの3大ポイント
あんかけ料理は、水溶き片栗粉がダマになったり、うまくとろみが付けられなくて苦手と感じている方も多いかもしれません。レシピをご紹介する前に、上手にとろみを付けるポイントを簡単にご説明します。
①料理の初めに水溶き片栗粉を用意しておく
片栗粉と水の割合はそれぞれ同量か、または片栗粉1:水2にしておくと失敗がありません。
始めに用意して、片栗粉と水をしっかりとなじませておくことでダマになりにくく、均一にとろみを付けることができます。
②加える際は火を弱めて、少しずつ回しかける
煮汁が沸騰したら火を弱め、用意しておいた水溶き片栗粉を少しずつ回しかけます。レシピに表記されている分量を一気に加えてしまうと、とろみが強すぎたりダマになったりするので、様子を見ながら加えましょう。
③加えたら1分以上加熱する
とろみが付いたらすぐに火を止めるのではなく、1分以上加熱してください。こうすると具材がしっかりとコーティングされて、つやつやできれいなとろみが付きます。
ポイントを押さえたところで、早速レシピをご紹介します!
野菜のおかず
ダイエット中にもおすすめ!「もやしと春雨の中華あんかけ」
もやしなどの野菜と春雨がたっぷり入ったヘルシーなおかずです。
野菜と春雨だけでは物足りないと思うかもしれませんが、ニンニクの風味とオイスターソースのコクが効いていて旨味たっぷりですし、とろみを付けることによって食べ応えもアップします。冷蔵庫の残り野菜でできるので、身体にも家計にも優しい一品です。ダイエット中の方にもおすすめ!
くわしいレシピはこちら
●『もやしと春雨の中華あんかけ』
じゅわっとジューシー!「揚げ車麩の野菜あんかけ」
水で戻して下味を付けた車麩を油で揚げ、野菜たっぷりの和風のあんをかけました。
車麩をひと口かじると、揚げだし豆腐のようにじゅわっとジューシーな食感が楽しめます。あんかけに入れる野菜は基本的になんでもOKですが、秋の味覚でもあるきのこ類やレンコンなどの根菜類がおすすめです。
根菜類には身体を温める効果もあるので、あんかけとの相乗効果で身体がポカポカになりますよ。
くわしいレシピはこちら
●『揚げ車麩の野菜あんかけ』
お肉のおかず
マイルドな酸味でお子様にも!「ふわふわ鶏団子の甘酢あんかけ」
豆腐を加えたふわふわの鶏団子に、子どもが好きなトマトケチャップベースの甘酸っぱいあんをかけました。
子どもが食べやすいようにマイルドな酸味に仕上げてあります。とろみを付けることによって、小さな子どもでも食べやすくなります。
くわしいレシピはこちら
●『ふわふわ鶏団子の甘酢あんかけ』
大人向け!酸味の効いた「鶏むね肉と長ネギの甘酢あん炒め」
こちらは大人向けに酸味を効かせた鶏肉の甘酢あん炒めです。
パサつきがちな鶏むね肉は下味を付けて片栗粉をまぶすことによってジューシーに仕上がります。ニンジンや長ネギを加えて、栄養バランスも良く、ごはんが進むおかずに仕上げました。
くわしいレシピはこちら
●『鶏むね肉と長ネギの甘酢あん炒め』
魚のおかず
ほっとする優しい味「揚げ鱈と里芋のきのこあんかけ」
これから秋冬に向けて旬を迎える鱈と里芋を油で揚げて、きのこのあんをかけました。
揚げることによって淡白な鱈にもコクが出ますし、ねっとりした里芋はホクホクした食感に仕上がります。和風のあんともよく絡んで、ほっと和むような優しい味わいの一品です。
くわしいレシピはこちら
●『揚げ鱈と里芋のきのこあんかけ』
ごはんもの
とろとろカニあんが絶品!「カニあんかけチャーハン」
カニ缶を使って手軽に作れるあんかけチャーハンです。
いつものチャーハンもあんかけにすると少し贅沢な感じがしませんか? あんかけに溶き卵を加えるのでチャーハン自体は醤油でシンプルに味付けしています。とろっとマイルドなカニあんがチャーハンに絡んで絶妙な美味しさですよ。
くわしいレシピはこちら
●『カニあんかけチャーハン』
思い立ったらすぐできる!「ニラ玉あんかけ丼」
少ない材料で思い立ったらすぐに作れる手軽さが嬉しいあんかけ丼です。
ごはんのうえにトロトロの卵とニラ入りのあんをかけました。ニラは冬に旬を迎える栄養満点の緑黄色野菜です。さっぱりとした塩味のあんかけなので、食欲がない時や、少し風邪気味かな? と感じる時におすすめです。
くわしいレシピはこちら
●『ニラ玉あんかけ丼』
いかがでしたか?
あんかけにすると、冷めにくいだけでなく、野菜やお肉もつやつやに仕上がり、ごちそう感がアップする気がしませんか?
また、あんかけの味付けも、和風だけでなく中華風や甘酢あんにして変化を付けると、アレンジの幅も広がって飽きずに食べられます。
これから一層秋が深まっていくと、あんかけ料理の出番も増えると思います。是非参考にしてみてくださいね。
関連コラム
●おうちでできる本格あんかけかた焼きそばの作り方
●プリプリ感アップ!えびの下ごしらえのコツ
●【鶏むね肉をパサパサにしない】コツは下味と火加減にあり!