• 公開日2025/06/12
  • 更新日2025/06/12

ヤミーさんに教わる!あの調味料のとっておきの使い方Vol.40|「にんにく」でガツンと食欲倍増!料理を美味しくする名脇役

世界を旅する料理研究家として、雑誌やテレビを中心に活躍している、Nadia Artistのヤミーさん。主宰する料理教室「Yummy's Cooking Studio」では、世界の料理を気軽に学べると人気です! そんなヤミーさんに世界中の調味料のとっておきの使い方を教えてもらうこの連載。第40回は「にんにく」。ぜひチェックしてみてくださいね。

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ヤミーさんに教わる!あの調味料のとっておきの使い方Vol.40|「にんにく」でガツンと食欲倍増!料理を美味しくする名脇役

 

縁の下の力持ち!「にんにく」の魅力

にんにくは、料理の風味付けに欠かせない食材ですね。

にんにくそのものを食べることもありますが、肉の臭み消しや料理の味を良くするなど、香辛料としての役割が大きい野菜です。にんにくが入るのと入らないとでは料理のパンチが違うと感じることもありますよね。

独特の強い風味は、食欲を刺激し、美味しさをアップさせる効果があり、料理には欠かせない縁の下の力持ちだと思っています。

原産地は中央アジアやインドといわれています(正確な地域は明らかになっていません)。食材としての利用の歴史は古く、エジプトでは紀元前から栽培されていたそうで、今では世界中で栽培され、香味野菜として使われています。

ご存じの通り、中華や韓国、インドなどのアジア料理だけでなく、イタリアやスペインといったヨーロッパ、アメリカでも多用されています。

 

日本の食卓でも大活躍のにんにく

日本では、近代まであまり料理ににんにくを使用していませんでした。

肉食や油を多用しない食文化だったこともあり、匂いが独特で刺激が強いにんにくに良い印象はなかったようで、主に薬効を期待して利用されていたようです。そういえば和食にはあまり登場しませんね。

いつから日本でにんにくが使われるようになったかというと、食卓が西洋化したり家庭料理に中華が浸透してから。ここ50年くらいのことになります。

今ではパスタや炒め物は家庭料理の定番になっていますが、にんにくがなければ、いまいち味気ないものになりますよね。人気の韓国料理やタイ料理、スパイスカレーにいたっては、作ることがかなり難しくなります。

この50年で日本でもにんにくが一般的になったのは、これらの料理を家庭でも食べるようになったからといえるでしょう。この日本の変化を見れば、にんにくが世界中の料理にとって、どれだけ重要な役割をしているかがうかがえると思います。

いろいろな国の料理を作っていると、にんにくを使わないことがありません。にんにくは名脇役として、ほんのひとかけらで料理の味を左右する存在です。

 

料理に合わせて選ぶ!にんにくの切り方ガイド

にんにくは強い香りが特徴ですが、実は香りのもとになるにんにくの成分「アリイン」は無臭。無臭の「アリイン」が空気に触れると「アリシン」という臭いを出す成分に変化します。空気に触れなければ無臭なので、刻んだりすりおろすことであのにんにくの香りになるということです。

にんにくの切り方での違い

左から右に向かって風味が強くなっていきます。

しっかり空気に触れるすりおろしやみじん切りは香りが強く、ごろごろ切りや丸ごとつぶすだけだと空気に触れる部分が少ないため香りがマイルド、ということになります。

レシピによっていろいろな切り方があるのはそういう意図もあるので、どのくらいにんにくの風味をつけたいかで切り方を変えると良いですね。

また、「アリシン」は加熱に弱い物質ですが、油と一緒に調理すると分解されにくくなるそうです。調理の際、にんにくを炒めてから使うことが多いと思いますが、理にかなっているということです。

料理に合わせて、切り方や使い方を工夫してくださいね。

 

にんにくを使ったとっておきのレシピ

 

フライパンひとつでシンプルだけど美味しい!ヤミー式ペペロンチーノ

フライパンひとつでシンプル美味しい「ペペロンチーノ」https://oceans-nadia.com/user/14317/recipe/504299

にんにくの美味しさが最大限に発揮されるパスタといえばこちら。にんにく、オリーブオイル、唐辛子というシンプルゆえに実は味が決まりにくい料理でもあります。ヤミー式はちょっと変わった作り方をしますが、美味しく仕上がる方法ですよ。

●詳しいレシピはこちら
フライパンひとつでシンプルおいしい「ペペロンチーノ」

 

にんにくの香りが食欲をそそる!豚肉とキャベツのピリ辛味噌炒め

豚肉とキャベツのピリ辛みそ炒めhttps://oceans-nadia.com/user/14317/recipe/458286

中華の炒め物ににんにくは欠かせません! にんにくを入れると料理の味が引き締まり、うま味を感じられます。ビタミンB1の多い豚肉との組み合わせは疲労回復にもぴったりです。こちらはじんわり香るにんにくと豆板醤が効いた、ご飯がすすむおかず。野菜を先に焼き、水分を飛ばしてからとろみのついたたれで炒め合わせることで、シャキシャキの食感がしっかり残りますよ。

●詳しいレシピはこちら
仕上がり回鍋肉「豚肉とキャベツのピリ辛みそ炒め」

 

10分でできあがり!アンチョビバタートースト

シンプルうまい!『アンチョビバタートースト』https://oceans-nadia.com/user/14317/recipe/460185

にんにくをバゲットにこすりつけるだけで、香りがふわっと広がるお手軽おつまみです。バターとアンチョビペーストが相まって、グッと食欲をそそる深い味わいになります。調理時間はわずか10分で、トースターで焼くだけ。焼き上がりの香ばしさと、粗びき黒こしょうのピリッとしたアクセントが効いていて、にんにくの存在感をしっかり感じられますよ。

●詳しいレシピはこちら
シンプルうまい!『アンチョビバタートースト』

 

香りとうま味が引き立つ!3種のきのこのアヒージョ

ちょっとひと味違う!3種のきのこのアヒージョhttps://oceans-nadia.com/user/14317/recipe/353067

アヒージョは、オリーブオイルとニンニクで食材を煮るスペイン料理。スペインでは“にんにく風味”を意味する言葉で、にんにくで美味しくなった具材とソースを楽しむ料理です。オリーブオイルでにんにくを温め、きのこにゆっくり香りを移すことで、深みとコクが生まれます。ブラウンマッシュルーム、まいたけ、しめじの3種ミックスで、食感と風味に変化をつけました。手軽で奥深い、香り豊かなおつまみです。

●詳しいレシピはこちら
ちょっとひと味違う!3種のきのこのアヒージョ

古代エジプトでは、ピラミッド建設の労働者がスタミナ源としてにんにくを食べていたという話は有名ですね。「スタミナ料理」と聞くと、にんにく料理を思い浮かべる方が多いと思います。

ですが、実はその効果は科学的には実証されていません。にんにくをたくさん食べれば「スタミナがつく」ということはなく、むしろ過剰に摂ると胃腸の負担になります。

ではスタミナはつかないのか、というとそうではなく、簡単にまとめると、にんにくの成分が「食欲増進」につながり、エネルギー生産に使われるビタミンB1の「吸収効率を良くする」ことによって、スタミナ効果・疲労回復効果が期待できるようになります。

つまり、にんにくをたくさん使うのではなく、ビタミンB1を多く含む豚肉などと組み合わせ、しっかりと食事を摂ることがスタミナアップにつながるのです。

今年も暑い夏になりそうなので、にんにくを上手にとり入れて、元気に乗り越えたいですね。

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