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    • 公開日2021/11/29
    • 更新日2021/11/29

    本当に美味しいバーニャカウダソース|何度も作りたい定番レシピVol.238

    カフェやレストランでも人気のあるバーニャカウダ。にんにくやアンチョビ、オリーブオイルで作ったアツアツのソースに野菜をディップして食べる料理です。お店で食べるイメージが強いかもしれませんが、家庭でも簡単に作ることができますよ。おしゃれな見た目でホームパーティーにもぴったりなバーニャカウダの作り方を詳しくご紹介します。Nadiaで人気の料理研究家が自信を持っておすすめする定番レシピシリーズです。

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    本当に美味しいバーニャカウダソース|何度も作りたい定番レシピVol.238

     

    おもてなしにも!野菜がたっぷり食べられる「バーニャカウダ」

    バーニャカウダとは、にんにくやアンチョビ、オリーブオイルなどで作るソースに野菜をディップして食べる料理。イタリア北部にあるピエモンテという地方で寒い季節に食べられている郷土料理です。

    イタリア語で、「バーニャ」はソース、「カウダ」は熱いという意味があります。熱いソースと名前がついているように、本場ではバーニャカウダ専用の小鍋をテーブルの上に置いて、ソースを温めながら野菜をディップして食べます。

     

    バーニャカウダにおすすめの野菜

    バーニャカウダによく合う野菜は、きゅうりやパプリカ、ラディッシュ、ミニトマト、かぶ、にんじん、ブロッコリー、カリフラワー、アスパラガス、ヤングコーン、オクラ、じゃがいも、キャベツ、チコリなどです。

    生で食べられる野菜はそのまま食べやすい大きさにカットし、ブロッコリーやじゃがいもなど生で食べられない野菜はゆでる、蒸すなどして火を通しておきます。きゅうりやにんじんなどは細長くカットするとソースをつけやすくなりますよ。

    基本的には野菜をディップする料理ですが、きのこ類や肉、魚、パンとも相性がいいので、焼いたきのこやお肉、お魚、フランスパンなどをつけて食べても美味しいです。

    野菜は4〜5種類以上用意すると見た目にも華やかになりますよ。みんなでわいわいとテーブルを囲みながら食べられるので、おもてなしやホームパーティーにもぴったりです。

     

    にんにくが効いてる!バーニャカウダソース

    バーニャカウダの基本の材料は、にんにく、アンチョビ、オリーブオイルですが、地方によっては生クリームやバターなどを加えるものやにんにくを牛乳で煮てピューレ状にするものもあり、作り方もさまざまです。

    今回は、にんにく、アンチョビ、オリーブオイルで作るシンプルなレシピをご紹介します。バーニャカウダソースを美味しく作るポイントは、にんにくを下ゆでして臭みを取り除くことです。この工程が一番時間のかかるところですが、丁寧に行うことでにんにくの臭みが抜けてうま味のある美味しいソースになりますよ。

     

    基本のバーニャカウダソースの作り方

     

    【材料(2人分)】

    にんにく 50g
    アンチョビ(フィレ) 20g
    オリーブオイル 70ml
    牛乳 100ml
    水 100ml
    お好みの野菜 適量

     

    【作り方】

    1.野菜は食べやすい大きさに切って皿に盛り付ける。根菜類など生で食べられない野菜は加熱する。

    【ポイント】
    野菜はお好みですが、今回はきゅうり、パプリカ、ミニトマト、チコリ、にんじん、ブロッコリー、さつまいもを用意しました。
    きゅうり、パプリカ、ミニトマト、チコリは生で、にんじんとブロッコリーは塩ゆで、さつまいもは蒸しています。

    2.にんにくは皮をむいて半分に切り、芽を取り除く。

    【ポイント】
    ・にんにく50gは7〜8片くらいです。
    ・にんにくの芽はえぐみの原因になるので丁寧に取り除きましょう。

    3.小鍋に2を入れて牛乳50ml、水50mlを注ぐ。中火にかけて、沸騰したらザルにあげて牛乳と水を捨てる。

    【ポイント】
    ・にんにくを牛乳でゆでることで臭みを取り除くことができます。しっかりとにんにくの臭みを取りたい場合はもう1回同じ作業を繰り返します。
    ・鍋は13〜14cm程度のものが使いやすいです。鍋の大きさに合わせて、にんにくがひたひたになるくらいに牛乳と水の量を調整してください。

    4.鍋ににんにくを戻し入れて、残りの牛乳、水を加えて中火にかける。沸騰したら弱火で約15分煮る。にんにくがやわらかくなれば、ザルにあげて牛乳と水を捨てる。

    【ポイント】
    ・牛乳と水の分量は鍋の大きさに合わせて、にんにくがひたひたになるくらいに調整してください。
    ・にんにくに竹串がスッと通るくらいまで加熱します。

    5.にんにくを包丁の腹でつぶしてペースト状になるまでたたく。アンチョビも細かく刻む。

    【ポイント】
    にんにくはボウルに入れてスプーンやフォークでつぶしても大丈夫です。

    6.5を小鍋に入れて混ぜ合わせ、オリーブオイルを少しずつ加えてその都度混ぜ合わせる。

    【ポイント】
    オリーブオイルはエキストラバージンオリーブオイルを使用するのがおすすめです。

    7.混ぜながら中弱火にかけて温める。

    【ポイント】
    鍋肌がふつふつとしてくるくらいを目安に加熱します。

    8.器に盛り、1の野菜をつけながら食べる。

    【ポイント】
    ・バーニャカウダポットがある場合は、容器に入れて温めながらお召し上がりください。
    ・普通の器に盛り付ける場合は、ココットなど保温性の高いものがおすすめです。

    ソースはソテーしたお肉のソースやパスタソースとしても活用できるので、少し多めに作っておくのもおすすめです。

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    基本のバーニャカウダ


    にんにくのうま味とアンチョビの塩気が美味しいバーニャカウダは、前菜にもお酒のおつまみにもなります。にんにく、アンチョビ、オリーブオイルだけで作ることができるソースなので、家庭でも簡単に作ることができますよ。カラフルな野菜を何種類かそろえれば、ホームパーティーにもぴったり! ぜひ、旬の野菜やお好みの野菜で手作りのバーニャカウダを味わってみてくださいね。


    これまでにご紹介した【何度も作りたい定番レシピ】はこちら


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    このコラムを書いたArtist

    松井さゆり
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    松井さゆり

    • 野菜ソムリエ
    • フードコーディネーター

    フードコーディネーター/料理家/ いつもの食卓に+Oneのアイデアを!料理の基本を大切に。添加物はなるべく使わない身体にやさしい食事がモットー。旬の野菜をたっぷり使用した毎日のごはんやおうちで簡単に作れるスイーツレシピをご紹介しています。 ◆レシピ開発 ◆コラム執筆 ◆フードスタイリング ◆料理教室 ♦経歴♦ 大阪出身 レコールバンタンフードコーディネーターコース卒業 *イタリアンレストランにてキッチンスタッフ・ホールスタッフとして勤務 *フードコーディネーター事務所に勤務・企業様のメニュー考案、撮影などに携わる *料理教室講師 ♦資格♦ *FCAJフードコーディネーター2級(食の商品開発) *だしソムリエ *発酵食エキスパート *jr野菜ソムリエ *JSAアイシングクッキー認定講師 *食品衛生責任者 ◆受賞歴◆ *2018年 Nadia【コラム賞】受賞 *2019年 レシピブログ「フーディストアワード2019」ホットケーキミックス部門【レシピ賞】受賞 *2020年 E・レシピ【秋のキノコレシピコンテスト】優秀賞受賞

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