トマトのうま味がギュッと凝縮された「ドライトマト」。料理に入れるだけで、ぐんとおしゃれで本格的な味わいが楽しめます。市販のものはちょっと高くて、少し抵抗があるという方は手作りしてみてはいかがでしょうか?
天日干しドライトマトの作り方
【材料】
・ミニトマト 1パック(15~20粒)
・塩 少々
・ざる
・キッチンペーパー
【作り方】
1、ミニトマトのヘタを取り除き、流水で洗います。水気をしっかり切って、半分にカットします。
写真の上2つのトマトのように、カット面に果肉があると水分が抜け、乾燥しやすくなります。ヘタ部分を上にして横半分に切るのがオススメです。
2、キッチンペーパーを敷き、ミニトマトのカット面を下にして置き、水分を15~20分ほど切ります。水分が多いと乾燥するまでに時間がかかってしまうので、このひと手間が重要です。湿度があると不要なカビが生えやすくなるので要注意。
3、ミニトマトをざるにのせ、塩少々をふり、天日で4~5日干します。塩をふると水分が出て、さらに乾燥しやすくなります。経過を見ながらお好みの乾き具合になるまで乾かします。
~2~3日経過~
まだ水分があり、果肉が目立ちます。さらに数日干していきます。
~5日経過~
~1週間経過~
約4~6日ほどで水分がなくなり、固くなります。固くなり過ぎると保存はしやすいですが、料理に利用するなら4~5日ほどのセミドライでも十分美味しくいただけます。さらにオイル漬けで保存する場合は5日前後で水分が適度に抜けた状態の方がジューシーな仕上がりになります。
4、セミドライトマトは料理に使いやすいようにオイルに漬けて保存します。今回は、オリーブオイルのみに漬けたものと、オリーブオイルとにんにく・ハーブ(乾燥オレガノ)を一緒に入れたものの2種を作りました。
オイル漬けにすると、パンにのせたりパスタに使ったりととても便利ですよ! 保存する場合は、トマトが完全に隠れるまでオイルに浸してください。
ドライトマトを使った簡単レシピ3品
ドライトマトが出来上がったら、早速料理に使いましょう! 今回は出来立てのドライトマトと、オイル漬けにしたドライトマトを使ったレシピを3品ご紹介します。
ドライトマトとしらすの冷奴
オイル漬けにしたジューシーなドライトマトとしらすの塩気でオシャレな冷奴のできあがり。爽やかなしその香りがアクセント!
【材料(2人分)】
・豆腐 2人分
・オイル漬けドライトマト 35g
・ドライトマトに漬けたオリーブオイル 大さじ1
・釜揚げしらす 15g
・醤油 小さじ1/2
・しそ 3枚
・白ごま 少量
くわしいレシピはこちら
●『ドライトマトとしらすの冷奴』
ドライトマトと真鯛の白ワイン煮
真鯛とにんにく、ドライトマトを火にかけます。味つけは白ワインで上品に。淡泊な味わいの魚でもドライトマトを加えることでうま味が増します。
【材料(2人分)】
・真鯛切り身 2切れ
・ドライトマト 35g
・にんにく 1片
・塩 小さじ1/3
・オリーブオイル 大さじ1
・白ワイン 50ml
・フレッシュハーブ(セージ・タイム) 適量
・こしょう 少々
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●『ドライトマトと真鯛の白ワイン煮』
ドライトマトとツナのカッペリーニ風そうめん
そうめんの洋風アレンジ! 茹でたそうめんと混ぜるだけの簡単レシピです。うま味と甘みが詰まったドライトマトをプラスすることで、フレッシュトマトとはまた違った味わいを楽しめます。
【材料(2人分)】
・そうめん 180g
A オイル漬けドライトマト 50g
A ツナ 1缶
A ブラックオリーブ(スライス) 7~8粒分
A 市販のそうめんつゆ 180ml
・オリーブオイル 小さじ2
・こしょう 少々
・バジルの葉 3~4枚
くわしいレシピはこちら
●『ドライトマトとツナのカッペリーニ風そうめん』
これから始まる長い夏休みに子どもたちと観察しながら作るのも楽しそうですね。時間をかけて作った自家製ドライトマトはいつもの料理を一層美味しくしてくれるはず! たくさん作ってストックしておくのもおすすめです。ぜひピカ―ンと晴れた日に試してみてくださいね。
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