干し野菜とは?
「干し野菜」は聞いたことがあるけど、実際にはまだやったことがない、という方いませんか? どうやって干すの?干した後はどうするの?と、ちょっとハードルが高いと感じている方もいるかもしれませんね。
干し野菜は特別な知識や道具は全く必要なく、本当にとっても簡単に作れます。野菜を切って、昼の間、風通しの良い日陰に放置しておくだけ、でOK! 野菜によっては天日干しの方が栄養効果がUPするものがあったり、冬場は日陰ではなかなか干せないので天日干しした方がいい、という場合もあるのですが、今回は、初心者でもすぐに作れる風通しの良い日陰に放置する「ちょい干し」にぴったりな野菜とレシピを紹介します。
野菜を干すと、こんな嬉しいことが!
昼の間にちょい干しすると、野菜の水分がほどよく飛んでかさが減ります。そうすると
→歯ごたえがよくなる
→少量でも食物繊維やカルシウムなどをたっぷりと摂取できる
→干すことで素材の味が凝縮され、調味料が少量ですむ
などの嬉しい効果が。
ちょい干し野菜と漬物のレシピ
キューちゃん風あっさり漬物【大葉】レモンきゅうり
きゅうりは洗ってから1cmほどの輪切りにして、カゴやザルなどに広げて干します。専用の干し網がなくても大丈夫。家にあるもので代用してしまいましょう。
干したあとは、この通りほどよくきゅうりの水分が抜けています。そこにレモンや大葉などの香りのあるものと漬け汁(このレシピの場合は浅漬けの素を水で薄めたもの)にひと晩漬けてます。翌日には、さっぱりあっさりの漬物の完成です。
ちょい干ししたことで水分が抜けているので、市販の浅漬けの素をそのままの濃さで使うと濃くなりすぎます。ご注意ください。
くわしいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/11064/recipe/165729
干し玉ねぎの甘酸っぱいお漬物
玉ねぎを干す場合は、新玉ねぎか、もしくは甘みの強い品種を選んでください。干すと甘みや旨みがぎゅっと凝縮されますが、辛みや苦味ももちろん残ります。
玉ねぎも、きゅうりと同じように、なるべく重ならないように広げて干します。
そのあとはポリ袋に少量の漬け汁を入れて、干し玉ねぎを加えて馴染ませます。このまま冷蔵庫に入れて、ときどき上下を返すようにして一晩漬けておきます。
くわしいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/11064/recipe/169133
めんつゆで作る簡単【白菜の浅漬け】
白菜は水分の多い野菜なので、干すと特にかさが減ります。なので、多めに干しましょう。重ならないように広げるのがベストですが、重なってしまう場合は、上下を返すようにして まんべんなく水分が抜けるように調整してください。
(この白菜を干した季節は冬だったので、天日に干しています。気温が高い場合は陰干しにしてください)
より美味しく楽しむために、漬物にするときにゆず皮・昆布・鷹の爪などを加えるのもいいですよ。漬け汁は、めんつゆを薄めたものを使っています。漬け汁は濃くないほどよい薄さに調整してくださいね。
漬け汁にうまく浸からない場合は、重石をしますが、漬物石がなくても大丈夫。大きさの違うボウルに水をはったりして、あるものをうまく使いましょう。
くわしいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/11064/recipe/147597
ちょい干しで野菜をもっと美味しく楽しく味わおう
いかがでしたか。
昼の間に軽く干し、夕方取り込んで漬け汁につけておき、翌日にいただく。
作ってすぐに食べられるレシピではありませんが、干すのも、漬け汁につけるのも手間はかからず置いておけば自然と美味しくなるちょい干し漬物。楽ちんで簡単な一品を、ぜひお試しくださいね。
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