子どものころから苦手だったバナナを、最近美味しいと思えるようになってきて突如バナナスイーツにハマり出しました。しっかりバナナの香りや味が出るようにアーモンドクリームにもバナナを混ぜこんでいます。夏場に食べたいタルトとして作ったので、ココナッツをまぶしトロピカルな味わいです。よく冷やしてバニラアイスを添えて食べるのが一番のおすすめです! 材料、手順が多いので【上級】としましたが、難しい作業はほとんどありません。
余ったタルト生地は型抜きクッキーとしておやつに♪ また、クランブルは作りやすい分量なので、余りますがマフィンに使ったり別のタルトを作るときにも使えるので冷凍保存しておくと便利です。 工程内にも書きましたが、クッキー生地の牛乳は卵黄や全卵に置き換え可能です。食感が変わりますので、詳しくは工程3を参照してください。 バナナは柔らかくなってしまったものよりまだ少し固めの物を使うのがおすすめです。
A バター(食塩不使用)50g、砂糖30g、牛乳10g、薄力粉100g(前日または2時間以上前)*タルト土台となるクッキー生地を作る* バター(食塩不使用)をボールに入れ、電子レンジ300w30秒程度加熱して十分柔らかくする。溶かしてしまわない様に注意する。
砂糖を加え擦り混ぜる。砂糖の種類はグラニュー糖、きび砂糖、てんさい糖などなんでも良い。ざらつきのないきれいな見た目になるのは粉糖。
牛乳を少しずつ加えよく混ぜる。 冷たいまま加えたり、一度に加えるとなかなかなめらかに混ざらないので注意。 ここでは卵が中途半端に余るのを防ぐため牛乳を使用していますが、卵黄や全卵に置き換えることができます。 (アーモンドクリームには全卵を使うので余った全卵をアーモンドクリームの方に回すといいかもしれません) 卵黄は柔らかくホロっとした食感になりやすく、牛乳はカリッと固めの食感になりやすいです。全卵はその中間
薄力粉をふるい入れてゴムベラでしっかり混ぜる。
全体がしっとりしてムラなくなめらかになるまで混ぜたらラップでピッタリと包んで一晩(最低でも2時間)冷蔵庫で休ませる。
B バター(食塩不使用)30g、砂糖30g、アーモンドパウダー30g、薄力粉38g *クランブルを作る* バター(食塩不使用)をボールに入れ電子レンジ300wで20~30秒ほど加熱し、十分柔らかくする。溶かしてしまわないように注意。 砂糖、アーモンドパウダー、薄力粉を入れて混ぜる。
ポロポロとそぼろ状になったら使うまで冷蔵庫に入れておく。
C バター(食塩不使用)30g、砂糖30g、全卵25g、バナナ30g、アーモンドパウダー30g、薄力粉5g *アーモンドクリームを作る* バター(食塩不使用)を電子レンジ300wで20~30秒ほど加熱し柔らかくし、砂糖を加えて擦り混ぜる。
溶いた卵を少しずつ加えよく混ぜる。
バナナを入れてつぶし、混ぜる。
アーモンドパウダー、薄力粉を加えて混ぜる。 使うまで冷蔵庫で休ませる。
直径22cm程度まで伸ばしたら15cmのタルト型の上にふんわりと載せ、生地を緩ませてまずは軽く敷き込む。
角の部分の生地を折るようにしてしっかりと角を出す。
ぐるり一周角を作ったら、生地を立てて側面に張り付けるように1本1本スジを押さえる。
もう一度側面の生地を、少し上へ持ち上げるような気持ちで押さえる。
ラップをして30分冷蔵庫で冷やす。 この間にオーブンを170℃に予熱する。
タルト土台が冷めたら冷やしておいたアーモンドクリームをゴムベラでほぐして柔らかくし、タルト台に入れる。
バナナを1cm幅程度に切り、アーモンドクリームの上に並べる。(バナナの表面に軽くレモン果汁を塗っておくと変色を防げます)
クランブル30g程度を載せる。 ココナッツロングを載せる。
170℃のオーブンで45分ほど焼き上げる。 最後に刻んだピスタチオを散らす。 冷やして食べると美味しいよ♪
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hoppe
料理研究家
六車樹里(むぐるまじゅり) ひらかた独歩ふぁーむ、広報(SNS周りや旬のレシピ担当) 大阪府出身、在住 2歳年上の主人と、男子3人の5人家族 看護師を経て、お菓子、パンのレシピやコラム作成を数年したころ自己免疫の肝臓疾患を発症するとともに精神的にも底の状態が1年以上続き家からほとんど出られない状態に。 大好きだったお菓子やパンを作ることも苦痛になりレシピサイトはおろかパソコンを開くことすらつらく、人と会うことも外出も避ける日々・・・ そんな中、市の広報に掲載された地域活性化を目指して奮闘する農家の記事を読み、農業を通じた地域活性化の取り組みに興味が沸き、農業への関心が高まりつつあった矢先、偶然先の農家さんの食育に関する講演のチラシを手にすることに。 気にはなったものの当時は精神的に外出が難しい状態で、何とか配信期限ぎりぎりに、講演を記録した動画を見ることができる。 その中で話されていた「自分が農業を続けることで、その風景を守っていきたい」という想いに感銘を受ける。 さらにその方の作る野菜の持つ力強さや味わいの濃さ、甘み、食感すべて、人生で一番と言い切れるほどの美味しさにただただ感動。 すぐにこの農家さんに連絡を取り、翌月からその農家さんの元で働くことに。 畑で働くようになって、みるみるメンタルが改善。自分でも驚くほどに毎日が楽しく生き生きと過ごせるように。 あれほど苦痛だったお菓子を作ること、レシピを作ることも仕事として再開、野菜そのものの持つ旨味や食感を生かしたレシピを考案し消費者の方に向けて発信中。 遠くから運ばれてくる有名どころの野菜より、鮮度が大切な野菜の地産地消のメリットは大きいことを日々実感するとともに、地域で採れたばかりの野菜の魅力を知ってもらいたいと奮闘中です。