体を滋養し、元気をチャージする参鶏湯。薬膳では気を徹底的に補う効能があります。 仕事が忙しい時、気をつかう新学期、夏バテの時、季節の変わり目、風邪が流行する秋冬などにおすすめ。煮込むだけなので、手間いらずです。
毛人参や棗がなくても作れます。栗は市販の甘栗でもOKです。
栗は一晩水に浸すか、小鍋にかぶるくらいの水と一緒に入れて沸騰したら1分くらい茹で粗熱がとれるまでそのまま置いて鬼皮と薄皮をむいてください。
毛人参はさっと水にくぐらせて汚れを落とし、鍋に水(700cc)と一緒に入れる。
鶏肉は骨に添って包丁を入れて開く。(加熱時間の短縮と、うまみをスープに移すため。)
鶏肉を鍋に加えて、沸騰したら弱火にして、アクをとる。
栗は鬼皮と薄皮をむく。松の実はさっと水にくぐらせ汚れを落とす。もち米はといで水に浸す。松の実は根元の黒い部分を取除く。しょうがは2~3ミリにスライスする。にんにくは皮をむく。
鍋のアクがとれたら④を加えて、弱火で30~40分煮る。
塩を加えて味を調える。
お好みで、針生姜、小ねぎ、こしょう、山椒を添える。
143788
2024/11/09 10:00
お天気ママ
季節の食養生研究家 ・国際中医薬膳師 ・気象予報士 ・健康気象アドバイザー 2児の母 薬膳教室「ベジフルキッチン」主宰 薬膳親子コミュニティー「季節の心と体をはぐくむ会」主宰 漢方の知恵を食事にいかした薬膳と、 季節や天気による体調変化を研究する生気象学をもとに、 日本の季節の食養生を提案する。 民間気象会社での勤務時代に従事した『ウェザー・マーチャンダイジング(気象情報を利用した販売促進)』業務をきっかけに、人の体や味覚が季節や天気によって変わることを知り、季節変化や天気変化に対応した食養生に興味を持つ。その後、北京中医薬大学日本校において薬膳を学び、現在は日本の気候にあわせた季節の食養生の提案をおもに行う。執筆、レシピ提供、コンテンツ作成のほか、自宅での料理教室や親子参加型の薬膳コミュニティー「季節の心と体をはぐくむ会」を主宰する。