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    • 公開日2022/01/09
    • 更新日2022/01/09

    おねこさんと一緒にフードロス対策|Vol.3~肉と魚を食べきる保存方法~

    呑兵衛料理家として、お酒もご飯もすすむおつまみレシピが得意なNadia Artistのおねこさん。そんなおねこさんは、なんと2年半以上連続食品の廃棄ゼロ! この連載では、そんなおねこさんと一緒に美味しくフードロス対策をしていきます。第3回は、肉と魚を食べきるための保存方法を教えていただきましょう! 冷凍保存するための2つのポイントをチェックして、おねこさんと一緒にフードロス対策してみませんか?

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    第3回は肉と魚の保存方法について

    フードロス対策の連載も3回目となりました。第1回は「冷蔵庫整理」、第2回は「無駄買いをなくすポイント」、第3回となる今回は、「肉、魚の保存方法」をご紹介させていただきます。適切な保存をすると、食材を傷ませてしまう可能性はぐんと減ります。食材の廃棄がなくなれば環境に優しいことはもちろん、買ったのに使わなかった「もったいない無駄遣い」もなくせて一石二鳥です。ぜひ一緒に取り組んでいきましょう♪

     

    買い出し後の保存ポイントとは?

    まずはこの週の買い出し食材から。肉、魚は冷凍保存し、2週間程度で使いきる想定で購入します。野菜や納豆、豆腐などの日配品は必要があれば追加することもありますが、基本的には、週末に向けて冷蔵庫内を空っぽにすることを目指して1週間を過ごします。それでは、買い出し後の肉と魚の保存方法をチェックしていきましょう! 

     

    ステップ(1)下ごしらえをする

    私は、買い物から帰ってきたら野菜から片付けて肉、魚を下ごしらえします。まず、豚ロース薄切り肉はとんかつにします。肉の下処理からパン粉つけまでして、あとは解凍して揚げるだけの状態に。1枚ずつラップで包み、ジッパー付き保存袋に入れて保存すると、食べたい分だけ解凍できて便利ですよ。

    このほかに、鶏もも肉はフライドチキン風に下味と衣をつけ、一度で食べきれる枚数ごとにラップで包み、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍します。鶏ひき肉は鶏団子とつくねに。真だらは切り身にして、下味をつけて冷凍します。

     

    ステップ(2)食べきれる量ごとに小分けして保存!

    冷凍保存する際のポイントは、使いきれる分量に小分けして冷凍すること。買ってきたパックのまま冷凍すると、丸ごと凍って全部を解凍しなくてはいけないですよね。私はそれでよく食材を傷ませていたんです。小分けするひと手間は、フードロス削減に大きな効果があると実感しています。

    こちらは冷凍庫内の在庫食材です。すべてを下味冷凍しなくても、使いやすい量でラップで包んで保存しておけば、その日の気分に合わせた調理ができますよ。比較的気分屋の私は、自由度が高いので味付けなしで冷凍することも多いです…(笑)。

     

    ステップ(3)保存しやすいように平らにする

    買い出し分の食材で仕込みが終わったものから冷凍庫に入れていきます。もともと冷凍庫内にあった在庫食材もあるので、形が崩れないように、平らにおくのもポイントです。冷凍庫の"瞬間冷凍"できるスペースか、バットやアルミホイルの上におくようにすると、短時間で凍るので鮮度がキープできて理想的ですよ。

     

    おねこさんの肉&魚の下味冷凍を使ったレシピ

    今回は、肉&魚の下味冷凍食材を使用したレシピをご紹介させていただきます。下ごしらえから保存・解凍方法まで工程に記載していますので、ぜひそれぞれのレシピページでご確認くださいね。

     

    噛んだ瞬間サクサク♪自慢のロースかつ

    お肉は麺棒で叩き、繊維を断ち切ってやわらかい食感に。筋切りすることでぴんとまっすぐ仕上がります。衣は剥がれづらく、噛んだ瞬間サックサク♪ こちらのレシピで、とんかつを得意料理にしてください!

    【主な材料】
    豚ロース肉
    生パン粉

    ●詳しいレシピはこちら
    サクサク!まっすぐ!衣がはがれない!【自慢のロースかつ】

     

    お酒のおつまみにも!照り焼き鶏つくね

    混ぜ合わせた根菜のシャキシャキ食感が美味しい、鶏つくねの照り焼きです。身近な調味料だけで作れて、食欲そそる照り照りの仕上がりになります。

    【主な材料】
    鶏ひき肉
    根菜(みじん切り)
    きのこ(みじん切り)
    マヨネーズ

    ●詳しいレシピはこちら
    ごはんもお酒もすすむ!【照り焼き鶏つくね】(下味冷凍)

     

    製氷皿で冷凍保存!鶏団子鍋

    鶏団子は鶏つくねと同じ肉だねを使用します。製氷皿で冷凍保存していました♪ 食べる当日に簡単なスープを作り、野菜と鶏団子は凍ったまま入れてOK! 凍らせた野菜は味染みも良く、やわらかくなるのも早いので時短したい日にうってつけです。

    【主な材料】
    鶏ひき肉
    根菜(みじん切り)
    きのこ(みじん切り)
    豆腐
    鶏がらスープの素

    ●詳しいレシピはこちら
    事前の下味冷凍で楽!時短!味しみしみ♡【鶏団子鍋】

     

    どの調理器具でも簡単に!たらの味噌漬け

    臭み取りには砂糖を使い、酒と合わせた水の中で丁寧にすすぎます。このひと手間で、真だらはぐっと美味しくなります。フライパン、魚焼きグリル、トースターなど、お持ちの調理器具で簡単にお作りいただけますよ。

    【主な材料】
    真だら

    砂糖
    白味噌

    ●詳しいレシピはこちら
    旨味がぎゅっと詰まった【鱈の味噌漬け】下味冷凍

     

    パリッと肉汁もジューシー♪揚げチキン

    鶏もも肉を4分割にし、下味をつけて衣をまぶしたら冷凍保存OK。解凍したら、3~4分揚げるだけです。すごく簡単なのに、表面パリッと肉汁じゅわり♪ ストックしておきたい美味しさです。

    【主な材料】
    鶏もも肉
    おろししょうが
    鶏がらスープの素

    ●詳しいレシピはこちら
    溢れる肉汁に気を付けて!【パリッとじゅわっと揚げチキン】


    使いやすいように下味冷凍、小分け冷凍をすることで家事は格段にラクになります。傷んでしまって廃棄せざるを得ない事態や無駄買いも減るので、はじめてみると、意外とすぐに爽快感や達成感が得られて楽しいですよ♪ ぜひ、一緒にフードロス対策に取り組んでみませんか。

     

    これまでの連載はこちら!

     

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    おねこ

    呑兵衛料理家。豊富な食材に魅了され、北海道永住を決めた生粋の食道楽。 北海道在住20年。 春は山菜採り、夏はキャンプ、秋はきのこ狩り、冬はスキー。北海道各地の旬の食材と美食を追いかけ、弾丸長距離移動もするアクティブ派。 「夜が楽しければきっと明日はもっと楽しい!」をモットーに、夜を盛り上げるおつまみレシピとごはんがすすむおかずをメインにレシピ開発。 ●著書:ごはんもお酒もすすむ!絶品おねこ食堂(宝島社) ●コラム連載:「おねこさんと一緒にフードロス対策」

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