なんとなく知ってるけど…「コンフィ」ってどんなお料理?
コンフィとは、油の中で低温調理する調理法のこと。冷凍技術のない時代に、南西フランスを中心としたヨーロッパや中東で、肉を保存する手段として始められました。素材(主にアヒルや七面鳥などのお肉)に塩とハーブをまぶし、低温の油で時間をかけてゆっくり火を通します。
利点は保存性だけではありません。香り、うま味、水分を閉じ込めながら火を通すため、驚くほどしっとりやわらかに仕上がるんです。
コンフィはもともと保存性を高めるために生まれた調理法。油に漬け込んでおけば10日ほど日持ちしてくれるので、おもてなしやホームパーティーの事前仕込み、作り置きにも重宝します。
まずは基本のコンフィから。少量の調味料で作れちゃう、3ステップレシピを牛肩ロースで作ってみましょう。同じ作り方で、骨付き鶏もも肉やスペアリブ、牡蠣などでも作れます。
さらに、残ったコンフィのアレンジや、味付けや素材を変えたコンフィも併せてご紹介します。
素材のうま味を最大限に!おつまみにぴったりのおしゃれコンフィ4選
超絶やわらか!3ステップでできる牛肩ロースのコンフィ
耐熱の保存袋を使って、少量の調味料で作れちゃうアイデアコンフィです。ここぞ、という時に自信をもっておもてなしに使えますよ♪ 野菜やマッシュポテトを付け合わせにしていただいても美味しいですし、スライスしたパンにのせてパンピンチョスにするのもおすすめです。
【主な材料】
牛肉(肩ロース)
オリーブオイル
ローズマリー
砂糖
塩
●詳しいレシピはこちら
『3ステップで絶品!牛肩ロースのコンフィ』
大葉入りサルサソースで風味豊かに!手羽先のカチャトーラ風コンフィ
アンチョビとにんにくで香りづけしたオイルで、ことことコンフィした一品。チキンカチャトーラ風に、トマトのサルサソースでいただきます。お手頃な手羽先ですが、オイルのうま味とコク、ソースの香りで、見た目も味わいもおしゃれに格上げされておもてなしにぴったりです。
【主な材料】
手羽先
オリーブオイル
アンチョビ
にんにく
トマト
玉ねぎ
大葉
●詳しいレシピはこちら
『3ステップで絶品!手羽先のカチャトーラ風コンフィ』
ごちそうになる自家製ツナ!焦がしにんにく香るまぐろコンフィ
特売でびんちょうまぐろの柵が手に入ったら、ぜひ試してほしいのがこちら。自宅で作る、ごちそうツナです。うま味が詰まってしっとりとした美味しさと、インパクト抜群なビジュアルに圧倒されますよ。そのままいただくのはもちろん、パンと玉ねぎたっぷりのソースと合わせたピンチョスや、ごろごろと贅沢にカットしてサラダにするのもおすすめ。
【主な材料】
びんちょうまぐろ(柵)
オリーブオイル
にんにく
オレガノ(乾燥)
●詳しいレシピはこちら
『焦がしニンニクとオレガノ香る、まぐろコンフィ(自家製ツナ)』
オイルまで美味しい♪さんまとレモンのアヒージョ
お国は違うけど、調理法を考えればこれもコンフィじゃないか! ということで、スペイン料理のアヒージョです。こちらは保存袋を使わず、ブツ切りにしたさんまを直接オイルに入れてじっくりコトコト煮ていきます。小骨も一緒に食べられますし、うま味が溶けこんだオイルも、パンにつけたりパスタにからめたりすると絶品です♪
【主な材料】
さんま
オリーブオイル
レモン
にんにく
唐辛子
●詳しいレシピはこちら
『サンマとレモンのアヒージョ』
難しい工程は一切なし! 時間が調理してくれると言っても過言ではないコンフィは、初心者さんでもレストラン級の仕上がりを目指せます。正直、この美味しさは褒められ系です! ストックしておけば、急な来客や、BBQなどのアウトドア、何かと慌ただしいパーティーシーンでも大活躍してくれます。お好みの食材でぜひ試してみてくださいね!
●こちらのコラムもチェックしてみてくださいね。
バルの雰囲気が楽しめる!具材いろいろ「アヒージョ」の人気レシピ15選
驚くほどしっとり!低温調理で鶏むねをおいしく!