これ1品でなんだか幸せな空気に変えてくれる、不思議な力を持つお料理。憧れのローストチキンをフライパンで作っちゃおう!
鶏肉に塩をふってからの待ち時間で、仕上がりの質感が変わります。今回のように短時間にすると柔らかジューシーに、一晩置くとしっとり鶏ハムのような味わいに。 オーブンで焼く場合は上段にセット(皮が上向きの状態)し、200~230℃で30分を目安にしてください。
ニンニク・アンチョビは粗みじんに。 ローズマリーは太い茎をはずし、葉を粗みじんに刻みます。
鶏肉は数時間前に冷蔵庫から出し、常温にしておきます。 骨に沿って皮を切り開き、骨まわりの肉にも切り込みを入れ、骨がむき出しになっている状態に。 A 塩小さじ1/2、粗挽き黒コショウ少々をふります。
ニンニク・アンチョビ・ローズマリーを散らして軽く抑え、オリーブオイルをひいたフライパンへ。
中火で加熱し、スプーンでオイルをすくって骨にかける、これを繰り返しながら10分ほど焼きます。 骨を温めることで、一番火が入りにくい骨周りの肉に効率よく熱がまわります。 また、油をかけながら焼くことで、鶏肉表面の水分の蒸発を防ぎ、ジューシーに焼きあがります。
一度裏返し、白ワインを加えます。 身側を焼くのは1~2分程度。軽く押して、血が出てこないようならOK 器に盛り、残ったオイルをかけて出来上がり。
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加瀬 まなみ
スペイン料理研究家
埼玉県熊谷市出身。両親在住時スペインにて家庭料理を学び、スペイン料理を中心に料理研究家として活動。メディア・イベント出演、出張シェフ、撮影監修、料理教室、レシピ開発のほか、All Aboutスペイングルメガイド、ippinキュレーターなど執筆活動も行う。 全国タパス選手権 2023年 優勝 審査員最高得点賞 受賞 著書:フライパンひとつでできる絶品パエリア(TATSUMI MOOK)、5分でできた!シリーズ 全7冊(角川SSC)、2stepレシピお米でつくるたのしいごはん(東京地図出版)、月刊いちばんやさしいスペイン料理(miilマガジン)ほか