甘くみずみずしい白菜を、酒と柚子こしょうだけでクタクタになるまで蒸し煮にしました。材料を入れたら火にかけるだけ。旨みのあるベーコンも入った、ご飯によく合う簡単おかずです。
◆お鍋や食材の状態によって、途中で水分がなくなって焦げ付きそうになる場合は適宜酒を足して下さい。(ただし水分が少なくなっても、ある所からまた白菜の水分がじんわり出てきますので様子をみながらどうぞ。) ◆かんきつ類は、季節によって手に入りやすいものを。すだちやかぼす、柚子などでもいいですし、なければレモン汁でもOKです。
白菜はそぎ切りにする。ベーコンは食べやすく切る。
蓋のぴっちり閉まる鍋に白菜を立てるように並べ、 間にベーコンを挟むようにして入れる。
よく混ぜ溶いたA 酒大さじ2、柚子こしょう小さじ1/2をまわしかけ、蓋をして中火にかける。煮立ったら中弱火にし、そのまま時々全体をざっと混ぜながら10~12分程度蒸し煮にする。
白菜がクタっとなったら煮汁ごと皿に盛る。 大根おろしと、お好みで後のせの柚子こしょう、さらにかんきつ類の搾り汁をかけて全体を混ぜていただきます。
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庭乃桃
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士。 大学院でヨーロッパの歴史・文化を専攻し、現地へ留学。結婚をはさんで数年を過ごすなか、生活のベースとしての「食」の大切さを改めて感じて食の道へ。その土地ごとの暮らし・風土からうまれる料理や食のありかたを学ぶ。 現在は、料理家として企業向けレシピの開発やスタイリング・撮影を手がけるほか、食に関する書籍・コラムの執筆や翻訳、講演など多方面で活動中。 2020年、欧州連合(EU)の食品・飲料プロモーション「パーフェクトマッチ・キャンペーン」で、EU食材×日本食材のマッチングによる季節のオリジナルレシピを開発・監修。広尾のヨーロッパハウス(駐日欧州連合代表部)、国内最大の”食”の見本市・ファベックス関西ほか会場で、同キャンペーンの基調講演をおこなった。